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「ライトニングニッパー」が一般発売決定!押し込んでパーツを開ける「アメイジングパーツオープナー」も使いやすい、ゴッドハンドの最新ツールをレポート【#静岡ホビーショー】
2025年5月16日 19:17
- 【第63回 静岡ホビーショー】
- 会期
- 業者招待日:5月14・15日
- 小中高校生招待日:5月16日
- 一般公開日:5月17・18日
- 会場:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1-10)
- 入場料:無料
- ※入場には事前登録が必要
開催中の「第63回 静岡ホビーショー」のゴッドハンドブースには、同社の最新の模型用ツールが出展され、その体験コーナーも用意されている。人気の「アルティメットニッパー」よりさらに高性能な「ライトニングニッパー」や、スナップキットの分解などに便利な「アメイジングパーツオープナー」などの新製品を試してきたので本稿にてレポートをお届けしよう。
多くの模型ファンに愛される「アルティメットニッパー」を超える切れ味を誇る「ライトニングニッパー」がこの7月に一般店頭にて発売される。これまではゴッドハンドの直販サイトでしか販売されていなかったが、生産体制がようやく整い、一般店頭でも購入できるようになるのだ。
アルティメットニッパーの「究極」を超える切れ味を持つ極薄刃の片刃ニッパーで、切断能力はΦ1.5mmとゲートカットに特化している。これ以上の太さには対応しておらず、透明や半透明のプラの切断もNGという制限がある。それでも、ほとんど力を入れずに綺麗に切れるのは特筆すべき性能で、アルティメットニッパーの切れ味に満足できない経験者に向けた新製品だ。
「アメイジングパーツオープナー」は、近年各社から発売されているスナップキットのパーツを外すためのツールだ。他社のパーツオプナーとは使い勝手が異なり、刃の片側が山型に厚くなっていて、パーツの隙間に差し込んでこじ開けるのではなく、差し込んで押し込むことで隙間が開いていく構造になっている。刃の幅が細いのもポイントで、パーツ裏の狭い部分に差し込んで、傷が目立たないところを開ける使い方もできる。弊誌の動画記事でその様子を撮影しているので、そちらもご覧いただきたい
そしてもう一つは「リジオペンチ」と「リジオ先曲ペンチ」だ。これまで販売していた同名の先細ペンチの「綾目なし」タイプで、先端のくわえ部分の凹凸がなくなり、対象を傷つけることなくしっかり掴むことができる。先がかなり細く作られているので、かなり小さなパーツにも対応し、作業を行える優れものだ。プラに限らず、エッチングパーツや電子部品の曲げ作業にも使うことができる。ちなみに「リジオペンチ」とはリードペンチとラジオペンチを融合した名前とのことだ。
ゴッドハンドは模型趣味の社員が多く、自分達が欲しいツールを開発して商品化している。かゆいところに手が届くちょっとニッチなツールが多いのもそれが理由なのだろう。またそれぞれが隙なくしっかり作り込まれているところには、同社の所在地である新潟県燕市の職人魂が感じられる。会場に展示された「体験可能」と書かれたツールは、スタッフの説明を受けながら体験できるので、一般公開日に行く人は様々なツールを試してみてほしい。
(C)GodHand