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「Fate/Grand Order」のドラコーを質感にこだわり表現!【#ワンフェス】

陰影強めのバランスで美少女の魅力を追求するメディコス・エンタテインメント

【ワンダーフェスティバル2025[夏]】
開催日時:7月27日 10時~17時
開催場所:幕張メッセ 国際展示場 1~8ホール
(〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
入場料 当日券:4,000円

 今回、メディコス・エンタテインメントはジョジョフィギュアに加え、美少女フィギュアにも力を入れた出展を行っていた。メディコス・エンタテインメントは「ジョジョの奇妙な冒険」や「ベルセルク」、「ブラック・ラグーン」など硬派なキャラクターをモチーフとした商品が強いイメージがあるが、5月に発売した「『Fate/Grand Order』アサシン/カーマ(最終再臨)」が好評であり、美少女フィギュアのラインナップも強化していくとのことだ。

 そのメディコス一押しが「『Fate/Grand Order』ビースト/ソドムズビースト/ドラコー(第2再臨)」だ。8月に予約開始で、価格は24,200円。ドラコーはかわいらしい姿をしているが非常に強力な存在であり、イラストを元に立体化が行われている。

「『Fate/Grand Order』ビースト/ソドムズビースト/ドラコー(第2再臨))」。ゲームでのかなり強力なキャラクターをフィギュアで表現。かわいらしさの中に"力"を感じさせるデザインだ
フィギュアのモチーフとなったイラスト。この落ち着いた顔が基本で、フィギュアの「高笑い顔」は、オンライン販売の特典となる

 フィギュアの魅力としてはやはり大胆な衣装に包まれた肢体だろう。肋骨や腰骨が感じられるリアルな表現と少女のような体型とセクシーな衣装のギャップに強いキャラクター性を感じさせられる。造形に加え、塗装での陰影がそのスタイルを強調している。

 傲慢さも感じさせるその表情はメディコスオンライン限定パーツ。ノーマルはイラストの無表情なものとなる。無表情ながら力内包した力のすさまじさを感じさせる。ノーマル版も魅力的だが、笑みを浮かべた「高笑い顔パーツ」はキャラクター表現としてさらなるプレイバリューを加えている。

 右手と足を包む赤いドラゴンの甲冑は赤と金のコントラストが美しい。塗装により金属感が強められており、ドラコーの高い戦闘力を感じさせる。王冠や肩の飾り、手に持つ杯も金属の質感をはっきり表現しており、ドラコーの肌や髪、左手の絹に包まれた腕とはっきり対比が出ている。試作見本はレジンに塗装を行ったものということだが、杯から立ち上る煙の表現など、塗装と素材感で様々な質感を感じさせる工夫がなされている。

幼さを感じさせるボディ。肋骨や腰骨などもしっかり表現されている
右手の大きな手甲、金属の造形と塗装での表現が美しい
左手の華奢な腕を包む絹の長手袋と大きな聖杯、立ち上る煙といった素材の違いの表現に注目
足を包む鎧も塗装と造形に力が入っている
血の海を想起させる台座

 足元は血の海のような液体表現。これは「『Fate/Grand Order』アサシン/カーマ(最終再臨)」と並べたときの対比も考えているとのこと。カーマは青く、豊満なプロポーションでセクシーな雰囲気であるのに対し、ドラコーは内なる強大な力を少女の体から感じさせるという様々なポイントで対比構造にあるのも楽しい。

5月に発売となった「『Fate/Grand Order』アサシン/カーマ(最終再臨)」
台座も対照的だ

 メディコスはさらに「勝利の女神:NIKKE」や、「シノビマスター 閃乱カグラ」、「麻雀ファイトガール」といったゲームからのキャラクターをフィギュア化していく。今後さらに美少女フィギュアのラインナップを強化していく。

 メディコスのフィギュアのセールスポイントを広報担当に聞いてみたが、「肌の質感」を強みとして持っているという。「ジョジョ」のフィギュアでは作者の荒木飛呂彦氏のタッチをフィギュアで再現したような陰影の濃い塗装とそれを活かす造形でファンの心をつかんだが、そこから造形の強みとして、肌のグラデーションや陰影をあえて強めに表現することで、メリハリのある表現を得意としているとのこと。

 ドラコーは未成熟さを感じさせる体型ではあるが、ボディの表現に独特のリアリティーを持たせている。他のキャラクターはかなり凹凸がはっきりしており、これらをどう表現するのかも楽しみなところだ。メディコスの美少女フィギュアに注目してほしい。

【今後のラインナップ】
「勝利の女神:NIKKE マスト」
「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK 鴇 ビキニアーマーVer.」
「麻雀ファイトガール G-14 イヨ ローシャンテメイド 夏ver.衣装」
今後のラインナップも公開された