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音楽で遊ぶボードゲーム「HITSTER」11月に発売!Spotifyと連携し、スマホから流れる音楽の年代を予測【#東京おもちゃショー】

【東京おもちゃショー2025】
開催期間
ビジネスデー:8月28日、29日
パブリックデー:8月30日、31日
会場:東京ビッグサイト 東京都江東区有明3-11-1
入場料
高校生以上:2,000円
中学生以下:無料

 「東京おもちゃショー 2025」のジーピーのブースに、一風変わったボードゲームが展示され、来場者が足を止めていた。同社が11月に発売する最新ボードゲーム「HITSTER(ヒットスター)」だ。

「HITSTER(ヒットスター)」。11月発売予定。価格は3,960円

 このゲームはもともとオランダのおもちゃメーカーJumbo Gamesが発売し、300万個以上の売上げを記録した商品を、公式ライセンスのもとに日本版にローカライズしたものだ。

 ボードゲームと音楽という組み合わせはピンとこないかもしれないが、そこはちゃんと考えられている。商品には308枚の「ミュージックカード」が入っていて、表側には国内でヒットした楽曲のタイトルとアーティスト、そしてリリース年が書かれている。裏側にはQRコードがプリントされているのもポイントとなる。

ゲームの主役となるミュージックカード。昭和一桁の頃から現在までの和洋の楽曲がチョイスされ、裏にはQRコードが入っている

 プレイ人数は2人~10人。参加者はそれぞれカードを1枚引いて表側にして手元に置いておく。次に場から引いたカードにあるQRコードを専用のアプリで読み取ると楽曲が流れるので、その曲がリリースされた年を予測して、手元にあるカードの左右に時系列順に置く。カードを表に向けて時系列が正しければそのカードをもらえ、間違っていたら捨てなければならない。これを繰り返して、正しい時系列に並べたカードが10枚集まれば勝利となるのだ。

ミュージックカードを1枚引いて手元に置いてスタート
裏返された場のカードから1枚引いて、QRを読み込ませると音楽が流れる
手元のカードの曲よりも古ければ左に、新しければ右に置いてカードをめくる。正解できたらそのカードをもらえ、並べておく
このように正しい時系列で並べて10枚集まれば勝利に。枚数が増えていくほど年代が細分化され難しくなっていく

 ゲーム用のアプリはスマートフォンやタブレットを使う形で、楽曲はSpotifyとの契約により公式のものが流れるようになっている。オリジナルの楽曲が流れることでゲームが盛り上がるのは間違いなく、“年代を予測する”という独自のルールもイントロクイズなどと違って新鮮な感覚だ。ジーピーの担当者は、ゲームの結果よりも遊ぶ課程を楽しむ内容で設計されていることを強調していた。

「HITSTER」専用のゲームアプリ。Spotifyと連携し、QRを読み込むと自動的に楽曲が流れる。サブスクの契約などは必要ない

 もう一つ、同社の担当者が推していた新商品が「仮面ライダーショーギ」だ。これは同社が発売しているミニ将棋「どうぶつしょうぎ」の仮面ライダー版で、コマが仮面ライダーの写真を使ったアクリルスタンドになっている。コマの動きは「どうぶつしょうぎ」と同じで、動ける方向はスタンドにプリントされている。仮面ライダーが描かれたパネルは最新の「仮面ライダーゼッツ」も含め12種類が用意され、それぞれは交換が可能なので、好きなライダーで将棋が楽しめるというわけである。

「仮面ライダーショーギ」。9月20日発売。価格は2,400円
台座にはルールに則った動きが書かれている。ライダーのパネルは昭和・平成・令和で4人ずつ用意されていて、交換が可能だ
将棋盤はこのように背景として飾ることができる

 将棋盤はライダーの戦闘シーンをイメージした写真でL字に立てることでディスプレイベースの背景として飾ることができるなど、実によく考えられている。こちらは9月20日発売で、価格は2,400円となっている。