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自衛隊訓練用の銃を手にできる「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」、リコイルが楽しめる「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」の注目ポイントは?【#静岡ホビーショー】

【ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃】
近日発売予定
価格:154,000円
【電動ガンエボルトRS FPR MK 4】
5月27日発売予定
価格:132,000円

 第64回 静岡ホビーショーの東京マルイの大きな目玉はなんと言っても「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」だろう。近日発売予定で、価格は154,000円。東京マルイは「東京マルイフェスティバル 2024」で、東京マルイが提供しているという自衛隊訓練用の「20式5.56mm小銃 ラバーガン」が展示されてから、「東京マルイが20式小銃を商品化するのか?」とファンの間で期待が高まっていたのだ。

 今回の「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」は、あくまでも「東京マルイが自衛隊で使用されている20式小銃を商品化した」というところではあるが、「自衛隊での訓練で使用されたものに匹敵する精度を持つガスガンが手にできる」ということだ。ガスガンは発射機構にこだわることで実銃の構造に近い表現が可能だ。実際にはガスでBB弾を発射するため、薬室内で火薬を爆発させ弾丸を発射する実銃とは異なるのだが、ガス圧で作動するメカ表現などでリアルに近づける。ユーザーが望んだリアルな雰囲気のある商品なのだ。

会場で電撃的に発表された「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」。東京マルイが自衛隊に提供した訓練用銃に匹敵する精度を持つガスガンだ

 そして「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」も見逃せない。こちらは5月27日発売で、価格は132,000円。先行して販売されている「電動ガンエボルト M4A1カービン」ではあえて搭載されなかった「RS(リコイルショック)」が本機で実現する。最新のリポバッテリーを使い、電子制御で作動するリアルな外観やメカ表現を突き詰めた商品なのだ。今回はこの2つの商品の内部機構も公開された。担当者に聞いた注目ポイントを紹介したい。

「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」新時代のメカ、非常に精度の高い再現度、さらにリコイルショックをプラスした商品だ

自衛隊の訓練に求められる精度を実現した「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」

 「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」の最大の魅力はチャージングハンドルを引っ張り、マガジンを挿入して薬室に送り込む動作、弾詰まりが起こった際に薬莢を排出する動作、さらにはマガジンを抜いた後の確認のための動作など、自衛隊の訓練カリキュラムをその手で実現できるところだ。ハンドルを引き、はじくその動作がたまらなく楽しい。

実際の訓練でも行われるハンドル操作。20式ならではの要素だ
激しい操作に対応するため、ハンドルは鉄製になっている。7番の番号が割り振られた部品だ

 この動作のため、「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」はハンドルの基部に鉄を使用している。これはハンドルの形状を考え、耐久性を強めた素材を使用しているためだという。本商品は東京マルイのこれまでの技術と知見を活かしながら、自衛隊の訓練にも対応できるようなリアルさを実現した商品とのことだ。ちなみに刻印は商品では実銃に近づけているが、訓練用に納品したものははっきりと訓練用と書かれているとのこと。こういった細かい点で訓練用とは異なるところもある。

 訓練用でも使用されるような商品だからこそ実銃再現にはこだわっている。商品に封入されている大型の治具。六角形のボルトを動かすようになっているのは実銃同様のものだ。ハイダーや特殊なワッシャー、ピンなどにもこだわっている。

 さらに内部ボルトの形状。本商品を開発するにあたり、本物の「20式 5.56mm 小銃」を製作する豊和工業からは外観のデータを提供されているが、もちろん内部は実銃と異なる。それでも部品の形状をできるだけ寄せたボルトの形状はこだわりポイントだ。しかしこの形状のボルトだと従来の丸いシリンダーだとパワーが出ない。このため楕円の長いピストンを新たに設計したとのことだ。

比較的細い形状のボルトは楕円形のピストンでパワーを出している
ピンやガス圧を調整する機構などこだわりが詰まっている
アタレのセレクターや刻印など、細部をチェックするのが楽しい

 そして従来の技術を活用したポイントとしては、樹脂表現がある。「次世代電動ガンMP5 A5」を開発した時に得たナイロン樹脂を本商品で活用しており、塗装せずにしっかりした黒が出て、しかも高い耐久力を持っている。質感も良く、注目ポイントの1つ。レシーバーの押し出しによる金属成型も、これまでの技術で磨かれた部分だ。

 今回、目の前で空撃ちをしてもらい、自分でも銃を構え撃ってみたのだが、高い金属音のするかなりずしりとくる反動で、撃ちごたえで満足感があった。そしてモデルガンのように外観だけでなく、内部機構の表現までこだわっている。何より「自衛隊の銃」という"キャラクター性"がいい。価格はかなりのものだが、人気を得そうな商品だ。

【強いリコイル、実銃感たっぷりの操作! 東京マルイ「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」】

電子制御のメカボックスが生むキレのあるリコイル「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」

 「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」は電撃的に5月27日発売することが発表された、東京マルイの大きな看板と言える「電動ガン」の最新商品だ。1991年に東京マルイが生み出したバッテリー駆動でBB弾を発射する電動ガンは、それまでガスや空気を圧縮して弾を発射していたエアソフトガン業界に衝撃を与えた。特に長時間多くの弾を撃ち合うサバイバルゲームは、電動ガンと相性が良かった。

 東京マルイはさらにガスブローバックガンでしか表現できなかった「リコイル」を電動ガンで再現する「次世代電動ガン」を生み出した。東京マルイは昨今の電動ガンで活用されている「リポバッテリーと電子制御」を取り込み、さらに安全性を突き詰め、従来の電動ガンも進化させている。

 「電動ガンエボルト」シリーズはそこからさらに、「実銃の雰囲気をさらに推し進めた電動ガン」だ。より精密な実銃の姿を追い求めた外観、そして「テイクダウン」可能な内部機構。テイクダウンとは銃の分解作業のこと。実銃はテイクダウンで銃を分解、修理やメンテナンスを行う。火薬を燃焼させ弾丸を発射する銃は部品の損傷も激しい。このため実銃はテイクダウンしやすく作られており、分解と清掃といったメンテナンスが、「銃を使用するリアリティ」を演出する。これまでガスガンではできたこのテイクダウンを本格的に実現、電子トリガーによる切れのいい射撃感を実現した最新の電動ガンが「電動ガンエボルト」なのである。

「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」は最新のシステムにリコイル機構をプラスした新世代電動ガン
現代のユーザーに強く訴求する実銃表現にこだわった外観

 そして今回の「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」によって、エボルトはリコイルを獲得する。本商品は重りを動かす内部機構を新たに搭載、薬室を作動させるピストンの作動に合わせストック内の重りを動かし衝撃を感じさせる。実は内部機構の多くは共通で、薬室後部にセットされている「プッシュロッド」で重りを動かして、リコイルを感じさせるのだ。リコイルはいわば"演出"であり、この機構をつけると射撃がぶれる。リアルな銃を求めるが、電動ガンとしてスムーズな射撃を選ぶか、あえて演出を加えた感触を選ぶか、「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」はその選択を提示する商品なのだ。

 共有の部品を多く使いながら、ストックの設計はリコイルを生むため、ここに重りを入れる設計になっている。また、リコイルを生み出す付加によって、リコイルの内バージョンよりも消費電力が大きくなる。このため「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」のメカボックスはベアリング部品を増やした「フルベアリング仕様」となり、消費電力を抑えている。共用部品を多数持ちながら、内部で調整が行われているのだ。

左の16の番号をを振ってあるのがリコイルを生み出すウエイト
メカボックスはフルベアリング仕様
アッパーレシーバーとロアレシーバーがそれぞれ単体で販売予定

 今回、こちらも空撃ちさせてもらったが、「次世代電動ガン」とリコイルショックそのものは変わらなかったが、射撃のキレ。撃った時のシャープなりコイルの感触が違った。電子制御により瞬時に反応する内部機構が生むリコイルは、特に単発射撃で楽しいと感じた。

 そして本商品と共に、アッパーレシーバー部分と、本体部分のそれぞれが分離したパーツも登場する。ユーザーは望めば「電動ガンエボルト M4A1カービン」に、リコイルのある「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」のパーツを組み込めるようになる。今後のオプション展開にも期待できる、と言うわけだ。「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」と「電動ガンエボルト M4A1カービン」によって、新たな電動ガンの未来が切り開かれたこととなる。

【最新電動システムに、本物志向の外観、そしてリコイル! 「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」】

 「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」と「電動ガンエボルト」シリーズを見ることで、東京マルイの「ハイエンドでのトレンド」が見えてくる。"実銃再現"の精度を非常に上げているのだ。モデルガンさながらに、あるいはそれ以上に外観を実銃に近づけることを突き詰め、ハイエンドユーザーに向け魅力的な製品とする。

 一方で「プラス」シリーズのように、従来の製品に近い外観で内部を電子化することでシャープに、瞬時に作動する切れのいい射撃を実感できる商品も展開し、ユーザーにより広い幅を提示する。今回会場ではこの2つの商品で東京マルイの"ハイエンド"を目にすることができる。会場で是非チェックして欲しいし、今後の商品にも注目したい。