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トミーテックは「鉄コレポケット」第5弾発表! マイクロエースは「営団3000系」の最終サンプルを展示【#全日本模型ホビーショー】

【第64回 全日本模型ホビーショー】
開催期間:10月3日、4日
(業者招待日:10月2日)
会場:東京ビッグサイト 南3・4ホール
入場料
当日券:1,500円
前売り券:1,200円
※中学生以下は無料

 「第64回 全日本模型ホビーショー」のトミーテックブースでの最注目は、コンパクトな鉄道模型「鉄コレポケット」の最新作の発表だ。他にも海外の車両をモチーフとする「ワールド鉄道コレクション」、狭い線路を走る小型鉄道を扱う「ナローゲージ80」の新作など多彩な商品を展開している。

 マイクロエースブースは発表されていた「701系5000番代 田沢湖線 登場時 2両セット」、「701系5500番代 山形線 2両セット」の2製品の試作品も展示その他にも注目の新製品が多数並べられ、注目すべき点が多かった。気になったポイントを紹介したい。

トミーテックブース、「鉄ポケ」の次回作は東西新車両再び!

 鉄コレポケットの第5弾としてまず発表されていたのが「JR東日本E233系0番代(中央線)」とJR西日本227系0番代(Red Wing)だ。227系0番代はJR西日本が広島エリア向けに製造した直流近郊型電車。今回は第3弾までと同様に、東西の新車両を製品化することになる。車両の選択については、基本的に東西の新型車両を収録することをポイントとしており、E233系0番代では近年加わったグリーン車ももちろん製品化される。その他にもまだ未発表の車両があるそうなので、今後の情報に期待したい。

今回初公開された鉄コレポケット第5弾
E233系0番代。一番右が2階建てのグリーン車だ
Red Wingは無彩色のサンプル展示だった
先頭車前面と妻面(車両端)のサンプル。配線の違いもしっかりと再現されている

「ワールド鉄道コレクション」の新作を展示。「ナローゲージ80」の新作も発表

 鉄道コレクション(鉄コレ)の世界進出ブランドである「ワールド鉄道コレクション」からは、メルボルントラムW8形のサンプルが会場初公開で展示されていた。無彩色のサンプルだが、発売日や価格は未定ながらここまで出来上がってきた、ということだろう。

ワールド鉄道コレクション「メルボルントラムW8形」サンプル

 トミーテックは「ナローゲージ80」ブランドで架空の「猫山森林鉄道」を初めとしてシリーズを展開しているが、全日本模型ホビーショーでは新しく「ナローゲージ 木曽森林鉄道タイプ」シリーズを発表。レイアウト上を走らせて展示していた。小型ディーゼル機関車+客車(制御車)という組み合わせで遊べるようになっていて、木曽森林鉄道そのものを厳密に再現するというより、商品名通り「木曽森林鉄道タイプ」として、ナローゲージの山岳列車を気軽に楽しむためにまとめた製品と言えよう。

新規金型で製作される「木曽森林鉄道制御車」。制御車とは、運材列車を下り坂で安全に走らせるために、最後尾に連結してブレーキをかける車両のことだ
同時に計画されているディーゼル機関車と3両の運材車。奥に見えるのが客車だ

50周年記念パワーユニットのモックを展示

 2026年のゴールデンウィークに上野駅で開催されたトミックスブランド誕生50周年記念企画展示で発表されたパワーユニット(コントローラー)だが、これは1980年代前半に大ヒットした往年の名機「5001 ニューパワーユニット」の外観をそっくりそのまま復刻した記念製品だ。ブースでは3Dプリントによるモックアップサンプルが展示されていた。まだ「開発中」とのことで発売時期などは明らかになっていないが、外側の形までは見ることが可能だ。

トミックス50周年記念「新」パワーユニットの3Dプリントサンプル

マイクロエースブースでは期待の営団3000系最終サンプルを展示

 マイクロエースブースでは、従来と同じくこれから発売される新製品をショーケースにずらっと並べての紹介コーナーが設けられていた。

ケースに並べられた今後発売される製品群

 まず気になったのが、発表以来人気の「営団3000系」だ。発売が近づいており、展示品は最終製品とのことだった。シルバーの発色がとてもよく、マッコウクジラの異名を持つ3000系の姿をきっちりと再現していた。塗料も明るめのものを採用するなど、とても気を遣って調色したそうだ。

今年発売が予定されている「営団3000系 全車小窓編成 8両セット」。シルバーの発色がとてもよい
こちらは「営団3000系 登場時 2両セット」。ドア窓の大きさが異なる
営団3000系を払い下げて使用されていた長野電鉄の3500系
営団3000系前面。新しく型を起こして製作されている

標準軌となった田沢湖線と山形線(奥羽本線)

 発表されていた「701系5000番代 田沢湖線 登場時 2両セット」、「701系5500番代 山形線 2両セット」の2製品の試作品も展示されていた。1997年の秋田新幹線開業時に投入された姿で、屋根上抵抗器あり・機器更新前・原型スカートという登場時仕様だ。

 田沢湖線701系5000番代は旧製品A4960以来、約12年ぶりだが、今回は前面形状の改良やAU723クーラーの新規金型化も行われた。5500番代は今回注目の製品化で、5000番代とは異なるトイレ位置・窓配置を専用金型で作り分け、抵抗器のない屋根やAU723クーラーも再現した。こちらはシングルアームパンタ・強化スカート・床下ライトグレーという比較的新しい姿となっている。原型スカートも付属する。

田沢湖線と山形線、701系5000番代/5500番代の展示
そのサンプル。テストショットを簡易塗装したものだが、その雰囲気は伝わっている。5000番代と5500番代の細かな違いも新規金型で差異が分かるように作られているとのこと
左が旧製品の田沢湖線、右が新製品の701系100番代 仙台色・改良品。前面が改良されており、比較してみると新製品の方がシャープになっている

 このほか、伊豆急サハ1801や、人気のCタイプ機関車から電気機関車とディーゼル機関車のユーロライナー色(要はEF65 1000番代とDD51)も試作品が展示されていた。

 伊豆急サハ1801は、かなり変わった経歴を持つ100系の中間車だ。もともとは普通車ではなく、「ロイヤルボックス」という豪華グリーン車だった。ところが2100系「リゾート21」が観光列車の主役になると役割が変わり、1999年5月にグリーン車扱いをやめて普通車化。形式が「サロ1801」から「サハ1801」に変更された。ただし、豪華なロイヤルボックス時代の内装は基本的にそのままだった。外観だけ100系末期の一般車と同じ、薄黄緑+銀帯+水色の塗装になっている。

 マイクロエースからはA8172「MA'sチョイス 伊豆急サハ1801」として2026年に発売される予定だ。1両単品で価格は6,050円。

伊豆急サハ1801
Cタイプ電気機関車ユーロライナー色とディーゼル機関車ユーロライナー色

 マイクロエースのブースはいつも、他社と比べて静かに展示をしているイメージがある。しかし今後発売される新製品のサンプルや、新しく試作している製品などがこっそりと置かれているので、満遍なく見渡さないと見逃してしまうことが多い。一般公開日で訪ねたら、隅から隅まで眺めてみることをお勧めする。