レビュー
「METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX-0 フルクロス」(2次発送分)レビュー
2022年8月17日 00:00
圧倒的存在感とマントの下に隠されたギミックが魅力の「フルクロス」を装着
ここからは「クロスボーン・ガンダム X-0 フルクロス」を紹介していく。
「フルクロス」の装甲は正面装甲の付け替えと肩部アーマーに覆いかぶせる形で装着する。
メタリックシルバーに赤いラインの入った重厚感あるビジュアルと圧倒的存在感を放つ「クロスボーン・ガンダム X-0 フルクロス」。
対ビームコーティングが施された劇中の艶のある印象が再現され、光を反射した色合いも美しい。
可動は各装甲プレートごとに可動でき、柔軟に対応。さらに、「METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX1 フルクロス」から進化して、両肩の装甲は大きく前面へと開く動きが追加されている。
「METAL BUILD」の新解釈によって大きく可動するフルクロスは、新たなシルエットを創造し、その姿は圧巻の一言。
大きく開いたフルクロスはまさに威嚇する獅子のごとく、強大なインパクトを放つ。内部の塗装もきめ細やかにされ、赤い色や機械的な色合いが混ざりより迫力が増している。
そして、マントの内部に忍ばされた新機構バインダーアームは、各種武装の装着が可能。ギミック満載の「クロスボーン・ガンダム」らしい新機構となっており、武器を隠しつつ、戦闘時には展開。ケレン味あるアクションなど想像力を掻き立てるギミックとなっている。
プレート状の装甲で動きが取りにくそうな印象だが、「フルクロス」ならではのダイナミックなアクションが可能となっている。
「クジャク」のような巨大な武装を取りまわすこともでき、バインダーアームによるケレン味あるアクションと多彩なポージングと遊びが詰まっている。
さらに、劇中でも見せた装甲パージも再現可能で前面の装甲を取り外せばより自由に腕部を振るう「クロスボーン・ガンダム X-0」の近接戦闘特化の持ち味を活かすことができる。
劇中の活躍を表現できる豊富なオプションの数々と「METAL BUILD」シリーズのデザインアレンジが見事に融合した「METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX-0 フルクロス」。
「クロスボーン・ガンダム X-1」からの武装とスタイルを受け継ぎつつ、それらノウハウを集結させた新たな武装とギミックによって「クロスボーン・ガンダム X-0」の個性を形作っている。
ともすればバリエーション機の一つという解釈もできるが、触ってみてそれぞれ同系統でありながら様々な試みが施され、新鮮さが損なわれない。劇中でも試験的な機体として武装やギミックなど新機軸のものが搭載され、「METAL BUILD」シリーズでも劇中再現だけではない立体物として表現の新機軸が常に盛り込まれている。
シリーズを触っている人ほど「クロスボーン・ガンダム」シリーズの可能性の広がりを感じ、さらに発展できるのではないかと期待感が膨らむ商品だった。
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