レビュー
マックスファクトリー「ライザリン・シュタウト」レビュー
上着を脱ぐとより開放的に! 見えない部分まで細かく造形された魅惑的なライザ
2023年3月2日 00:00
- 【ライザリン・シュタウト】
- メーカー:マックスファクトリー
- 発売日:2023年2月20日
- 価格:29,800円
- サイズ:全高 約165mm(台座含む)
- 素材:プラスチック
コーエーテクモゲームスが手がける錬金術RPG「ライザのアトリエ」から、主人公ライザリン・シュタウト(通称ライザ)のフィギュアが登場した。
第1作目のプレミアムBOXイラストをモチーフにしており、肩に止まった小鳥と戯れながら冒険への身支度を整えるライザを再現している。背景には鞄やランタン、水筒といった小物や石壁、絡まる蔦を配したヴィネット風に仕立て、上着を脱いだ状態も再現できるフィギュアとなる。
多数のメーカーから様々な衣装のライザが出ており、一部を除いてすべて揃えてきている筆者にとって、本製品も見逃せない造形であると感じたため購入した。
今回はマックスファクトリー製の「ライザリン・シュタウト」の魅力について、写真と共に語っていきたいと思う。
天真爛漫な性格のライザの魅力
本フィギュアは、プレイステーション4/Nintendo Switch/Steam用ゲーム「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」(コーエーテクモゲームス)の衣装がモチーフとなっており、白のキャミソールに赤のホットパンツと活動的な服装で、元気いっぱいの彼女を表現している。
デザインはイラストレーター・トリダモノ氏が担当しており、魅力的かつ個性的に描かれた彼女は、同氏が描くキャラクターの遺伝子をしっかりと受け継いでいる。
発売当時、太ももがふとましいと話題になった彼女だが、そんな身体に惹かれた者の1人が筆者だ。
そんな彼女の特徴を捉えた商品、マックスファクトリー製の「ライザリン・シュタウト」を詳しく見ていく。
内容物の確認
箱から取り出すと、フィギュア本体と専用台座、カバン、ランタン、水筒、小鳥、岩壁2種がブリスターに収まっている。同梱されている組み立て書通りに内容物を組み立てることで、小物に彩られた専用台座が完成する。
フィギュア本体であるライザは据え置きとなり、固定されていないため、台座の代わりとなる他のものとも組み合わせが可能となる。
またライザが着用している黄色い上着は着脱式となっており、手順書通りに手足を順番に外すことで、上着を脱いだ状態を表現することもできる。
小物や服装のしわまでも緻密に造形されたライザ
ここからはフィギュア本体を詳しく見ていく。
顔つきはどこか幼さを感じさせる表現となり、笑顔満面な表情と口元には八重歯かちらりと見え、可愛らしいの一言につきる。
足の表現も緻密であり、ソックスの上から履いているブーツのようなサンダルには、しわの表現や王冠の先端のような模様なども細かに造形されている。また足の先端を見ると、爪の一つ一つまでネイルグロスのようなものが塗られており、つま先が光り美しい脚を魅せつけている。
小物類も細かで、専用台座につけたカバンやランタン、水筒などの造形も細かだが、胸元に光る星のペンダント、上着を脱いだ際に腰につけているフラスコ、前かがみになって見えづらいが、前側に取り付けられた試験管などもしっかりと造形・彩色されている。
台座を含めて全体を見ると、旅支度の様子を再現した通りに、岩に生い茂る草の表現や、傍らのカバン・水筒・ランタンなどが今ここで一休みしていた様子を表している。またブーツを履き直すために、裾に手をかけているようすなども、今から活動再開しようとしている様を表現しており、岩壁などが背景となって、フィギュアとうまく溶け込んでいる。
幼い印象に反する豊満な身体
全体的な特徴を見てきたが、幼い顔つきに相反して豊満な身体をしている彼女の魅力はしっかりとフィギュアにも落とし込まれている。ここからは紳士向けの注目ポイントを紹介していく。
まずは胸元に注目。豊満な胸を見事に表現しており、吸い込まれそうになる谷間を表現しているほか、右足で押し上げられた胸の表現も細かくしっかりと表現されており、その大きさに圧巻される造形となっている。
胸ばかりではなく、彼女はおしりや太ももにも注目したいキャラクター。ホットパンツにより押し上げられたおしりは、上着を脱いだ状態にすることで後ろからしっかりと見ることができるうえ、ホットパンツに収まらず、少しはみ出した表現をしているところがよりムチムチさを表現している。
太ももは、正面から見てもふとましい様子が垣間見えるのだが、下からのアングルだとよりその太さがはっきり分かる。
総評
本製品は、小物類の造形もしかり、彼女の身体的特徴もしっかりと表現された見事と言わざるを得ないフィギュアであった。どうしても一般的に販売する商品の場合、一部表現が控えめになっていたりするものだが、本製品はそれを感じさせない造りであったと言える。
強いて欠点をあげるとすれば、やはり市場の原材料や人件費に伴う価格高騰による、フィギュアそのものの価格の高さがネックになるぐらいだと思う。
もし本製品の購入を悩んでいる人がいるのであれば、本稿が購入のきっかけになれれば良いと思う。それだけに満足いく商品である。
今後もライザのフィギュアは次々と出てくるが、魅力満載の彼女を各メーカーがどのように表現してくるのか楽しみで仕方がない。今後もライザのフィギュアが出た際にはレビューを行なっていきたいと思う。
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