レビュー

「30MS SIS-Tc20g ツキルナ=ディアース」レビュー

イノセンテフォーム

イノセンテフォームの組み立て

 続いてはイノセンテフォーム装備の組み立て。各種武装は別途手足を組み立てて交換する形となっている。両腕と両肩にアーマー、脚に刃の武装があり、フル装備時はかなりボリューミーだ。

 背面には巨大なスタビライザーが装備されているのが大きな特徴。これもまたウサギの耳のような形をしていて、イノセンテフォームのシルエットを構築するうえで重要な存在となっている。かなり大きいので、派手なポーズを付けるときはバランスが崩れることもあるので、別売りのアクションベースは用意しておきたい。

カチューシャを組み立てて、頭部のスリットに取り付ける
腕アーマーの組み立て。左右2つ作る
アーマー装備用の腕を組み立て。装備するときは腕ごと差し替える
肩アーマーの組み立て。装備するときは上腕のリングごと交換する
イノセンテフォーム脚部の組み立て。成形色はゴールドがメイン
各種パーツを取り付けていく。脚部もやはり差し替える形
背面のスタビライザーの組み立て。ゴールドのパーツは内側に収納する仕組み
左右を組み立てて、ジョイントで接続して完成
ツキルナ=ディアース イノセンテフォーム。跳躍補助のための推進装備を身に着けたスタイル
腰のスタビライザーは大きなリボンにも見える

 傑作なのはその武器で、月のウサギにちなんで、なんと餅つきの杵をモチーフとしている。これが意外に画になる武器で、ハンマーのような力強いアクションポーズを楽しんでみたいところ。また変形させることで槍のスタイルにもなり、杵のときはまた違うポーズが決められる。

武器の組み立て。先端には変形のギミックがある
柄を取り外し、上方向に向けた杵の先端に取り付ければOK

ノーマルモードとイノセンテフォームのギャップが魅力。付属のパーツを上手く使って、好みのスタイルに仕上げよう

 30MSシリーズならではのカスタマイズももちろん楽しめる。ボディカラーはAなので、該当カラーのボディパーツがマッチする。ブラック&ゴールドという配色はこれまでのパーツにはなかったもパターンで、色的に合わせにくいこともあるが、キットにも余剰パーツがいくつか入っているので、それを使ってコーディネートしてみるのもいいだろう。もちろん「30MM」シリーズとの互換もあり、専用のジョイントパーツも付属している。

杵を持ったスタイル。両手で持たせるとポージングが窮屈になるのので、片手で持たせてもう一方は沿えるのがいいかも
槍スタイルでのアクション。イメージがかなり変わる
交換用のスカートパーツ。ポーズを取らせるときは右を使うといい
付属のジョイントパーツ。30MMなどのパーツに対応している
「30MM カスタマイズウェポンズ(ガトリングユニット)」を持たせてみた。武器も武装とマッチしている
リリネル&ララネルと同等のパーツが複数付属している。好みで交換してみるのもいいだろう
もちろんカスタマイズもOK。こちらは3月発売の「オプションヘアスタイルパーツVol.9 ショートヘア3[ピンク2]」と、発売中の「オプションボディパーツ タイプS05[カラーA]」、「オプションハンドパーツ [ホワイト/ブラック]」を使った例

 このツキルナは、リリネルとララネルの正統進化系というイメージで、2人のお姉さん的なスタイルが魅力で、ぜひ3人揃えてみたいところ。またイノセンテフォームのカラーやシルエット、そして不敵な笑顔のフェイスは個人的にかなり好みで、ポーズを付けるのも楽しかった。

 30MSはシリーズ3年目を迎え、シスター達も個性的なメンツが揃い、カスタマイズパーツも充実している。好みのシスターを1体持っていれば単体でも遊べて、その後のカスタマイズも思いのままだ。今回レビューしたツキルナが好みのタイプなら迷わず手に取って、ガールズプラモとしての完成度とカスタマイズの楽しさを味わっていただきたい。