レビュー

「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」レビュー

『ガンダムビルドメタバース』から真紅のメイジン・カワグチ機がロールアウト!

【HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2024年8月3日

価格:2,750円

ジャンル:プラモデル

サイズ:全高約200mm

 自分の制作したガンプラを他のユーザーと戦わせる。ガンプラを楽しむ者として誰しもが一度は想像したことがあるのではないでしょうか。その夢のような世界を描いたガンダム作品として2023年より『ガンダムビルドメタバース』が配信されました。劇中にて伝説的は存在の「メイジン・カワグチ」の称号を引き継ぐ三代目メイジン・カワグチの愛機が発売されます。本記事では2024年8月に発売される最新ガンプラ「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」を紹介します。

三代目メイジン・カワグチがカスタムする新しいガンダムバルバトスルプス

 今回紹介する「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」は『ガンダムビルドメタバース』内にて三代目メイジン・カワグチがカスタマイズしたガンプラとなります。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場した「ガンダムバルバトスルプス」をベースに、真紅のカラーリングと追加装備のアメイジングブースター天式でシルエットが大きく変貌しました。三代目メイジン・カワグチの手によって更なる獣性を得たデザインとなっています。

 「ガンダムビルドシリーズ」に登場するガンプラはこれまでにも数多くのキットが発売されてきました。これらキットは元となったガンプラやデザインの特徴を活かし様々なプラモデルブランドで発売されています。今回紹介する「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」は2016年10月発売の「HG 1/144 ガンダムバルバトスルプス」をベースにカスタマイズされたキットです。3月20日に発売した「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス[メタリック](LINKL PLANET CD同梱版)」のノーマルカラー版となります。

3月20日より発売中の「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス[メタリック](LINKL PLANET CD同梱版)」

大型バックパックを装備し、より獣性を強化したガンダムバルバトスルプス

 それではキットを組み立てます。本キットはHGシリーズのキットということもあり、少ないパーツ数で高いプロポーションと可動を両立したキットとなっています。まずはキットを構成するランナーから見ていきます。「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」を構成するランナーは、色プラランナーが1枚、グレーのランナーが3枚、レッドのランナーが3枚、ホワイトのランナーが2枚、ブルーのランナーが1枚、ポリキャップのランナーが1枚、色分け用シールが1枚付属します。また、クリアパーツの専用スタンドが付属します。

「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」パッケージ
「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」を構成するランナー。7枚のランナーが新規造形ランナーとなります。

アンテナパーツが大型化された頭部パーツ

 頭部は全10パーツにて構成されており、ツインアイはシールによる色分けとなっています。また、改造元となったガンダムバルバトスルプスからアンテナパーツの形状が大型に変更されています。

組み立て前の頭部。全10パーツにて構成されています。
組み立てが完了した頭部。ツインアイはシールによる色分けです。

『鉄血のオルフェンズ』のMSの特徴ともいえるフレームが露出する胴体部

 胴体部分は全14パーツにて構成されており、襟部分以外はガンダムバルバトスルプスから流用となっています。また、内部フレームは従来のガンダム・フレームが露出するデザインとなっているため、胴体部が細身となっています。

組み立て前の胴体部。全14パーツにて構成されています。
組み立てが完了した胴体部。腹部は内部フレームが露出しています。

肩アーマーの形状が変更された腕部

 腕部は交換用ハンドパーツを含め全22パーツにて構成されており、ガンダムバルバトスルプスからは肩アーマーの形状が変更となっています。また、交換用ハンドパーツは武器持ち手と角度付き武器持ち手が付属します。なお、左腕も右腕と対称形状となっています。

組み立て前の腕部。交換用ハンドパーツを含め22パーツにて構成されています。
組み立てが完了した腕部。交換用ハンドパーツは武器持ち手と角度付き武器持ち手が付属します。

成型色変更により再現された下半身

 腰部は全9パーツにて構成されており、ガンダムバルバトスルプスからは成型色のみの変更となっています。また、フロントアーマーは左右で一体化されていますが、分割することで左右独立可動が可能な構造となっています。

組み立て前の腰部。全9パーツにて構成されています。
組み立てが完了した腰部。フロントアーマーは左右一体成型となります。

 サイドアーマーは全4パーツ構成となっており、ガンダムバルバトスルプスからは成型色のみの変更となっています。また、形状は左右対称となっています。

組み立て前のサイドアーマー。全4パーツにて構成されています。
組み立てが完了したサイドアーマー。左右対称形状となっています。

 足部は全7パーツにて構成されており、ガンダムバルバトスルプスの特徴となる高いヒール形状を再現しています。パーツ構成はガンダムバルバトスルプスと同じ構成となっており、成型色のみの変更となっています。

組み立て前の足部。全7パーツにて構成されています。
組み立てが完了した足部。特徴となる高いヒール形状を再現しています。

 脚部は全14パーツにて構成されており、ガンダムバルバトスルプスからは成型色のみの変更となっています。なお、膝部分のモールドはシールによる色分けとなっています。

組み立て前の脚部。全14パーツにて構成されています。
組み立てが完了した脚部。膝部分のモールドはシールによる色分けとなっています。

 バックパックは全2パーツにて構成されており、ガンダムバルバトスルプスからは小型化した形状となっています。また、スラスターノズルは特徴的な角型からオーソドックスな丸型となっており、可動もオミットされています。

組み立て前のバックパック。全2パーツにて構成されています。
組み立てが完了したバックパック。スラスターノズルは丸型に変更されています。

 これにてガンダムアメイジングバルバトスルプス本体を構成するパーツは全て完成です。合体させて本体を完成させましょう。

一体化前のガンダムアメイジングバルバトスルプス。頭部、腕部、腰部の接続はボールジョイント。脚部、足部、バックパックは軸接続。サイドアーマーはCジョイントによる接続となります。
一体化が完了したガンダムアメイジングバルバトスルプス。レッドをメインカラーとした配色となっています。