レビュー

「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」レビュー

巨大な鳥をモチーフにした強化ユニット「アメイジングブースター天式」

 ここからは武装とアメイジングブースター天式を組み立てます。まず、武装はアメイジングメイスとガンダムバルバトスルプスに付属するソードメイスの2種類が付属します。

 アメイジングメイスは全6パーツにて構成されており、打撃モードと射撃モードの2種類に切り替えることが可能です。また、展開式のグリップを使用することで射撃モード時も安定して保持することができます。

組み立て前のアメイジングメイス。全6パーツにて構成されています。
展開式のグリップを使用することで射撃モード時も安定して保持することができます。

 ソードメイスは全2パーツにて構成されており、ガンダムバルバトスルプスと同様の形状となっています。アメイジングメイスと比較して細身のため、ポージング時の印象が大きく変わります。

組み立て前のソードメイス。全2パーツにて構成されています。
組み立てが完了したソードメイス。カスタマイズ元の武装も付属します。

 ここからはアメイジングブースター天式を組み立てます。変形機構を有するため、各ブロックに分けて組み立てを進めます。

 左右バインダーは各11パーツにて構成されており、左右共通形状となっています。また、アーム部分はスライド機構が内蔵されており、各モードにてサイズを調整可能です。

組み立て前のバインダー。全11パーツにて構成されています。
組み立てが完了したバインダー。左右共通形状となっています。

 ブースター基部は全17パーツにて構成されており、各部センサーはシールによる色分けとなっています。バインダー等各部との接続はボールジョイントによる接続となっています。

組み立て前のブースター基部。全17パーツにて構成されています。
組み立てが完了したブースター基部。バインダー等各部との接続はボールジョイントによる接続となっています。

 クロー部は全11パーツにて構成されており、左右共通形状となっています。また、各部爪パーツは可動し、展開状態にすることができます。

組み立て前のクロー部。全11パーツにて構成されています。
組み立てが完了したクロー部。各部爪パーツは可動し、展開状態にすることができます。

 これにてアメイジングブースター天式を構成するパーツは全て完成です。一体化してアメイジングブースター天式を完成させましょう

一体化前のアメイジングブースター天式。各部の接続はボールジョイントとなっています。
一体化が完了したアメイジングブースター天式。巨大な鳥を模したデザインとなっています。

アメイジングブースター天式と合体し第紅形態(ダイクケイタイ)へ進化

 アメイジングブースター天式のドッキングはアメイジングブースター天式の接続ジョイントを展開し、ガンダムアメイジングバルバトスルプスのバックパックとドッキングさせます。

ジョイントを展開したアメイジングブースター天式。ブースター上部を可動させることでジョイントが出現します。
ブースターと本体の合体は2か所の軸接続にて合体します。

 最後に専用スタンドを組み立てます。高さ固定、接続軸角度が変更できる仕様となっています。

専用スタンドは全4パーツにて構成されています。
高さ固定、接続軸角度が変更できます。

 これにて各部パーツは全て完成です。早速完成した「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」を見ていきましょう。

アメイジングブースター天式との変形合体で3つの形態を再現!

 まずは前後側面から完成したキットを見ていきましょう。

背面ブースターが迫力あるデザインとなっています。

 本キットは付属の専用スタンドを使用することで飛行状態の展示も行なうことができます。また、大型ブースターが翼のように見えることで大型キットにも負けない迫力があります。

専用スタンドを使用してポーズを決めてみました。アメイジングブースター天式を合体させることで全高約200mmの大きさとなります。
アメイジングブースター天式はアメイジングバルバトスルプスと同等のサイズ感となっています。
専用スタンドとの接続は股関節部のジョイント孔で行ないます。

 ガンダムアメイジングバルバトスルプスは素体状態でもかっこよくポージングを行なうことができます。素体状態はガンダムバルバトスルプスと大きく変わらないプロポーションとなるため、ソードメイスとの親和性が高くなっています。

素体状態でソードメイスを構えてみました。可動性も良好なので様々なポージングが可能です。
『鉄血のオルフェンズ』のガンダムキットは足首の可動が優秀なので接地性はばっちりです。
角度付き武器持ち手のおかげでポージングに迫力が出ます。

 ここからは更なる強化形態である第獣形態(ダイジュウケイタイ)へ変形させていきます。第獣形態への変形は一度ブースターを取り外したのちに変形合体させていきます。

合体準備状態となったアメイジングブースター天式。クロー部分とテイルブレードを分解します。
バインダーの変形は各部を収縮し、角度を変更します。
クロー部分はバルバトスルプス腕部と合体させます。
合体が完了した腕部。前腕部が延長され、より、異形の雰囲気になりました。
テイルブレードはリード線を接続することで延長することが可能です。

 これにて各部パーツの変形は完了です。分解したパーツを再度一体化して変形完了です。

変形が完了した第獣形態のガンダムアメイジングバルバトスルプス。より、獣に近いプロポーションになりました。
テイルブレードはリード線接続で展開し自由なポージングが可能です。
クロー部分を展開してみました。第紅形態とプロポーションが大きく変わります。
赤いメインカラーも相まってヒール顔に見えます。
クローは自由に開閉できます。
アメイジングメイスは背面にマウントできます。

 更なるギミックとして、アメイジングブースター天式をアメイジングメイスと合体させてアメイジングアイアンブラッド形態にすることができます。

合体前のアメイジングメイスとアメイジングブースター天式。これらを変形合体させます。
アメイジングメイスは一度分解した後に先端部分を90°回転させて取り付けます。
アメイジングブースター天式は先端部を取り外してバインダー形状を変形させます。
アメイジングブースター天式にアメイジングメイスを取り付ければ合体完了です。
アメイジングアイアンブラッドを持たせてポージングさせてみました。バルバトス本体と同じくらいの大きさの武装です。
重量があるので付属の専用スタンドを用いて展示しています。
専用スタンドはサイドのジョイント孔に接続します。
角度付き手首パーツはアメイジングアイアンブラッドの両手持ちにも使用します。

 今回紹介した「HG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプス」はガンダムアメイジングバルバトスルプスとアメイジングブースター天式による変形合体が楽しめるキットです。バルバトス単体でも見栄えがしますがアメイジングブースター天式を使用することでまた違ったプロポーションを楽しむことができ、完成後にも確かな遊び応えが感じられました。武装は近接武器のみとなっていますので、他のガンプラやオプションパーツから遠距離武器を流用したカスタマイズも面白いキットだと思います。