特別企画

10月6日はドムの日！　期待高まる「MG 1/100 ドム」や、クオリティの高い「ROBOT魂ドム ver. A.N.I.M.E.」などをピックアップ！

勝田哲也

2021年10月6日 11:59

　10月6日は「10(とう)」、「6(むっつ)」でドムの日なのである。アニメ「機動戦士ガンダム」で強敵として現われた「黒い三連星」が搭乗するドムは重装甲、大火力にかかわらず、ホバー移動により高速で地表を移動し、修理もままならないホワイトベースを追い詰めた。

　ドムはその性能が評価され宇宙用の「リック・ドム」が開発される。コンスコン機動部隊司令官は、12機のリック・ドムでホワイトベースに挑むが、ニュータイプとして覚醒したアムロと、激戦をくぐり抜け成長したホワイトベース隊の敵ではなく、12機が3分足らずで撃墜される。その後もリック・ドムはザクと共に様々な戦場で登場する。

　ドムは"スカート付き"と呼ばれるシルエットと、巨大なバズーカ、背中に背負ったヒートサーベルといった特徴を持つ。人気の高いMSであり、様々な商品展開もされている。今回は注目アイテムをいくつかピックアップしてみよう。

こちらは宇宙用にドムを改修した「リック・ドム」

22年の時を経て生まれ変わる「MG 1/100 ドム」と「MG 1/100 リック･ドム」

【MG 1/100 ドム】
2022年2月発売予定
価格：5,500円（税込）
【MG 1/100 リック･ドム】
2022年3月発売予定
価格：5,500円（税込）

　ドムファンが待ち望んでいるのが、2022年2月発売の「MG 1/100 ドム」と、2022年3月発売の「MG 1/100 リック･ドム」だろう。最初の「MG 1/100 ドム」は1999年に発売。22年の時を経てのリニューアルとなる。「Ver.2」といった名称はつかず、旧キットの部品に加え、新規金型やパーツ更新によりアップグレードが行なわれる。それだけ元のキットが優秀ということだろう。

　アップグレードは多岐にわたる。腰部や腕部などの外装部分に手が加わり、特に腕部は、肩と前腕の繋がりが自然に見えるよう形状修正しつつ、肘の関節構造も刷新している。肩と胴体の接続部に前方へのスイング機構を実装。ジャイアント・バズを構える印象的なポーズが各部の干渉を軽減しスムーズに決まる様になっているという。

　股関節には新たにスイング可動構造を採用。さらに太腿の接続部に軸可動を追加、腰サイドアーマー更新により、脚部の可動域が大幅に拡大。さらに足首の内部フレームを変更することで、体をかがめて脚部のホバーを使った移動の態勢を再現できる。

　「MG 1/100 リック･ドム」は、渋い色味を持つ青紫の機体を成型色で再現。バックパックを大型化し、リアスカートなどの内部バーニアユニットを再現することでドムとははっきりと差別化を行なっている。現在の予約状況はかなり加熱しているが、ガンプラならではの発売後の早い再販によって、多くの人が手にできる状況を期待したい。

【MG 1/100 ドム】

【MG 1/100 リック･ドム】

しっかりたっぷり動かせる！　ドムを満喫したい人には「ROBOT魂ドム ver. A.N.I.M.E.」！

【ROBOT魂ドム ver. A.N.I.M.E.】
2016年4月23日発売
価格：6,600円税込）

　「手軽にドムを楽しみたい」という人には「ROBOT魂 <SIDE MS> MS-09 ドム ver. A.N.I.M.E.」だ。完成品フィギュアなのでパッケージから出せばそのままハイクオリティなドムが手の中にある。ガシガシ動かせ、しかもアニメそのままのポーズもとれる優れものだ。

　ドムは特に首回りのデザインがシンプルで、逆にそのシンプルさ故にアニメのように頭を上に向けるのが難しいのだが、この商品では胸部分を動かすことで首の基部ご動かすという方法で元のデザインラインを崩すことなく頭を上に向けることが可能となっている。

胸を動かして頭を上にできる。顔のカバーを外すことでモノアイも自由に可動する

　残念ながら宇宙用のリック・ドムはプレミアムバンダイ限定商品な為入手が難しいが、「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」では様々なドムのバリエーションも商品化を行なっており、幅広い可動域と、動かしても関節が緩くなりにくい耐久性があるので、「ドムで遊びたい」と言う人は、この完成品フィギュアシリーズをチェックしても良いだろう。