特別企画

【ガチャ撮り下ろし】信長、秀吉、家康の3大武将がソフビになった!「戦国武将 そふびこれくしょん」

戦国武将たちの肖像画を立体化

【戦国武将 そふびこれくしょん】

開発・発売元:タカラトミーアーツ

発売日:2024年6月上旬

価格:1回300円

ジャンル:カプセルトイ

サイズ:本体 約55~60mm

 タカラトミーアーツより、6月上旬発売のガチャ「戦国武将 そふびこれくしょん」。こちらは、数多いる戦国武将の中でも3本の指に入るといっても過言ではない、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3名をソフビフィギュアとして立体化したものだ。

 ぱっと見の印象は、どこかで見たことあるようなスタイルだが、それもそのはず、今回発売されるソフビフィギュアはそれぞれの武将たちを描いた有名な肖像画を元にしている。戦国時代や武将のファンならぜひとも手に入れたいアイテムだ。

写真左から、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉

「織田信長」

 天下統一を目前にしながらも、明智光秀による謀反「本能寺の変」で命を落とした戦国時代の三英傑のひとりである織田信長。破天荒なキャラクターとしても知られているが、それゆえに多くの人々の心を惹きつける魅力を持った人物だ。

 今回の「戦国武将 そふびこれくしょん」では、信長の一周忌に狩野派の絵師である狩野宗秀が長興寺に寄進したといわれる重要文化財「織田信長像」の絵を元に、ソフビフィギュア化している。信長の肖像画は23点残されているが、教科書などでも見る機会の多いおなじみの絵がそのまま立体化されたという印象だ。

元となった「織田信長像」に描かれているものと同じく、緑色の裃に身を包んだ姿で再現
ソフビではあるが、筆のタッチもしっかりと表現されている

 ほぼ2頭身といっていいレベルで、頭部が大きくデフォルメされたスタイルになっているのも「戦国武将 そふびこれくしょん」の特徴のひとつだ。手に持った扇子や腰に付けた刀、裃の胸元と背中には家紋の「五三桐」が描かれている。

横から見ると頭の大きさが際立っている
元の絵にはなかった背面から見られるところも魅力だ
信長の家紋である「五三桐」も再現

「豊臣秀吉」

 元々は貧しい農民の家に生まれ、織田信長に仕えた後からめきめきと頭角を現し、信長亡き後天下統一を果たしたのが豊臣秀吉だ。今回のソフビフィギュアでは、狩野派の絵師である狩野光信が描いた重要文化財「豊臣秀吉像」の姿がモチーフになっている。

 秀吉の顔の表現も見事で、歳を重ねてシワが増えた様子や肌の絶妙な色合い、そしてなんともいえない独特の表情まで含めて、キャラクター性が見事に表現されている。手のひらサイズのこぶりなアイテムだが、机の上に飾っておいても目立ちそうだ。

秀吉らしい風格が漂っている
この顔の表現も素晴らしい

 信長よりも増して派手好きなイメージがある秀吉だが、白い束帯姿に身を包んだ威厳のある姿が今回の作品でもしっかりと再現されているところがポイントだ。元の絵にも描かれていたが、何気にチラリと見える赤い裏地も含めて作り込まれているのは面白い。

秀吉の鼻は外国人のように高かったのかもしれない
ソフビフィギュアならではの後ろ姿
背中側には家紋などは一切描かれていない

「徳川家康」

 信長がついて秀吉がこね、最後に家康が餅を食べたとも表現される、江戸幕府初代将軍の徳川家康。正直、少し前までは織田信長ほどの魅力は感じていなかったのだが、つい最近家康をモチーフにした真田広之主演の海外ドラマ「将軍 SHOGUN」に大ハマリ(作中では吉井虎永として描かれている)。以前よりも増して、家康という人物に興味を持つようになった。

 といった与太話は置いといて、こちらの徳川家康は狩野派の絵師である狩野探幽が描いた、大阪城天守閣所蔵の「徳川家康像」をモチーフにしている。戦国時代の三英傑の中では、最後まで生き残った将軍ということもあり、全体的にふっくらとしたスタイルになっているところも特徴だ。

顔は大きいだけではなく、横にもちょっと広め!?
目は少し赤く見える

 秀吉とは対照的に、黒い束帯に身を包んだ姿で描かれた家康だが、こちらもその落ち着いた雰囲気をそのままソフビフィギュアとして再現している。家紋など特別な装飾もなく、シックなスタイルになっているのも信長の時代との違いといえるだろう。

顎の辺りの肉付きまで再現されている
頭に被った冠は、少し控えめな表現になっている
束帯の背中側も特に家紋などは描かれていない

 今回は3種類のみが発売される「戦国武将 そふびこれくしょん」だが、可能ならば全部集めたくなるような出来映えだ。カプセルトイとしても、1回300円と平均的な価格に設定されているところもありがたい。6月上旬発売予定なので、近所にあるカプセルトイのコーナーなどをチェックしてみよう!