特別企画

【タミヤ撮り下ろし】「1/24 ルノー 5 ターボ」、世界ラリー選手権用マシンとして開発された高性能ハッチバックのキットが25年ぶり復活!

【1/24 ルノー 5 ターボ】

9月14日発売予定

価格:2,750円

 タミヤプラモデルファクトリー東京にある「新商品展示コーナー」。様々なタミヤの新商品が展示されているなかから、今回は「1/24 ルノー 5 ターボ」を紹介する。

 タミヤのプラモデル「1/24 ルノー 5 ターボ」は、9月14日発売予定で価格は2,750円。当キットは世界ラリー選手権用マシンとして開発された高性能ハッチバック、ルノー5ターボのプラモデル。1982年3月に初回発売されてから、なんと25年ぶりに復活するキットとなっている。

「1/24 ルノー 5 ターボ」は9月14日発売予定。価格は2,750円

 元となっている「ルノー 5」は4シリンダーエンジンを搭載したコンパクトなFF車で、快適な乗り心地から欧州ではベストセラーとなった傑作実用車だ。今回のキットはそれをベースにラリー用のマシンとして開発されたモデルだ。

車体側面にはターボチャージャー搭載モデルを表す「TURBO」の大きな文字
車体後部にもこれでもかと「Turbo」の文字が
計器類など、車内インテリアも細かいところまで造り込まれている

 「ルノー 5 ターボ」はラリー用に開発されたこともあり、そのコンパクトな見た目から想像できないほどにパワフルな要素が積み込まれたマシンとなっている。大きな特徴としてはパフォーマンスを高めるためにミッドシ ップ・レイアウトの後輪駆動に変更されているとこだろう。元々はFFだったエンジンとトランスミッションはそっくりシートの後部へと移され、ボディーにも冷却用に大きな空気の取り入れ口や、大型化したリヤタイヤにも対応するために特徴的なフェンダーが採用されている。

シート後部にあるエンジン部
空気の取り入れ口にもなっている特徴的なフェンダー
車体下部をみると後部に異動されたトランスミッションや、リアタイヤが大型していることがよくわかる
タイヤは質感ある合成ゴム製でトレッドパターンまで精密に再現されている

 FFモデルをミッドシップ化するという一見すると凄まじい改造だが、実はこれがルノー流ともいえる。「ルノー 5 ターボ」以降も度々ルノーはFFモデルのミッドシップ化を行った車両を出してきている。また、この「ルノー 5」は、その人気の高さからRenault 5 E-Tech Electric(ルノー5 E-TECHエレクトリック)として復活し、2024年5月31日に受注が開始している。実車でも大人気なこの車両のキットをタミヤプラモデルファクトリーで実際にみることができるので、訪れる際はぜひとも確認してみて欲しい。