特別企画

【タミヤプラモデルファクトリー撮り下ろし】「1/10RC 4WDレーシングバギー アバンテ (2011)」、1988年の最新技術を投入したRCバギーのリファイン

【1/10RC 4WDレーシングバギー アバンテ (2011)】

8月発売予定

価格:68,200円

 東京・新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー東京には、「新商品展示コーナー」がある。ここでは様々なタミヤの新商品が展示される。今回から月に1度、「タミヤプラモデルファクトリー撮り下ろし」として展示商品を紹介していきたい。

 RCバギー「1/10RC 4WDレーシングバギー アバンテ (2011)」は、8月発売予定で価格は68,200円。2011年に復刻されたRCバギー「アバンテ (2011)」の再販モデルだ。オリジナルの「アバンテ」は1988年に当時のタミヤの持てる技術をフルにつぎ込み、RC世界大会などへの参戦も視野に入れ開発された。高性能なメカニズムと、高品質な素材を潤沢に使用した商品だった。

「1/10RC 4WDレーシングバギー アバンテ (2011)」は、1988年に発売された「アバンテ」を最新技術により耐久性を向上、軽量化し、メンテナンス性を高めた復刻モデルだ

 「アバンテ (2011)」は現代のRCシーンに対応すべく改良が加えられている。カーボンパーツを使用して強度を高め、オイルダンパーの整備性を向上。さらにカムロックホイールを固定する六角ハブをピンタイプとし、組み立て分解可能なユニバーサルシャフト「アッセンブリーユニバーサルシャフト」を使用し、パーツの交換にも柔軟に対応した。

タイヤを支えるアームは細かく長さ調節が可能
ダンパーは前後とも金属製シリンダー採用のオイルダンパー
スパイクのついたタイヤも印象的だ

 シャーシには耐久性の高い2mm厚のカーボンを使用。リヤダンパーステーも3.5mm厚のカーボン製として高い強度を確保している。合計23個のボールベアリングを装備して駆動ロスを徹底的に抑え、前後のギヤボックスに3カ所の点検ハッチを設置することでギヤボックスを車体からはずさずにギヤのメンテナンスが可能となっている。

 サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーンタイプに、ダンパーには金属製シリンダー採用のオイルダンパーを使用している。高性能なパーツがふんだんに使用され、走らせるだけでなく、組立や調整など「メカをいじる楽しみ」もたっぷり味わえる商品だ。

大きなウィング、メタリックボディのボディに黄色のステッカーが映える
F1マシンを思わせるコクピット
高品質なパーツがふんだんに使われたリッチなマシンだ

 会場では多彩なメカがぎっしり詰まった「アバンテ (2011)」をしっかり見ることができる。細かくスパイクが造型されたタイヤ、青いボディに映える黄色のホイールとステッカー、メタリックボディ、何よりも耐久性も考えた高品質なメカの密度感が魅力だ。