特別企画

トミカ新車インプレッション 1月は「トヨタ GR スープラ」「ペンズオイル・ニスモ GT-R」「ARTA ゼクセル スカイライン」が登場!

全日本GT選手権を闘った「ペンズオイル・ニスモ GT-R/ARTA ゼクセル スカイライン」

【トミカプレミアムRacing ペンズオイル・ニスモ GT-R/ARTA ゼクセル スカイライン】

  • 価格:各1,980円(税込)
  • スケール:1/63(全長:約73mm)
  • アクション:左右ドア開閉

 現在、“SUPER GT(スーパーGT)”というシリーズ名で行なわれている国内最高峰の箱車レースは1993年から2004年にかけて「全日本GT選手権(JGTC)」という名称で行なわれていました。

 JGTCシリーズ中盤の1998年、GT500クラスに参戦するNISMOチームのエリック・コマス選手、影山正美選手をドライバーに日産スカイラインGT-R(BCNR33)で参戦、チャンピオンを獲得。今回のトミカプレミアムRacing化されたのは翌年の1999年に参戦した日産スカイラインGT-R(BNR34)となります。

【ペンズオイル・ニスモ GT-R/ARTA ゼクセル スカイライン】

 1999年はR34型がベースとなり前年で使用したR33の弱点を克服するべく燃料タンクを重心位置に近づけてバランスを見直し、回頭性の向上を実現。シャーシの剛性も上がったことから軽量化も図られました。

 トップスピードを稼ぐために空力も見直しが図られ約20%向上させています。エンジンもレスポンスと燃費向上を実現、この年はNISMOからARTAゼクセルスカイラインとペンズオイル・ニスモGT-R、IMPULのカルソニックスカイラインが参戦し、ペンズオイル・ニスモGT-Rでエリック・コマス選手が2年連続ドライバーズタイトルを獲得しました。

【ペンズオイル・ニスモ GT-R/ARTA ゼクセル スカイライン:パッケージング】
ペンズオイル・ニスモ GT-R
ARTA ゼクセル スカイライン

 それではトミカになった「ペンズオイル・ニスモ GT-R/ARTA ゼクセル スカイライン」を見ていきましょう。ペンズオイル・ニスモ GT-Rはイエローベース、ARTA ゼクセル スカイラインはオレンジのそれぞれのメインスポンサーのカラーが再現されています。

 R34型がデザインベースにあるものの、全日本GT選手権参戦マシンは基本的にレースマシンとしてボディワークが作られています。特に前後の左右フェンダーは外側に大きく張り出しており、ベースのR34型より大型なボディを構成しているのが大きな特徴です。トミカプレミアムRacingではその特徴をシャープなディテールで再現しています!

【ペンズオイル・ニスモ GT-R/ARTA ゼクセル スカイライン:全周とアクション】
フロント:R34型GT-Rだと一目でわかるフロントマスク
サイド:スポンサーロゴがびっしり貼られています
リア:GT-R伝統のリアのランプ類はイメージそのまま!
シャーシ:2024年新設計のものになっています
アクション:左右ドア開閉

 ボディに貼られている各スポンサーロゴのステッカーもとても高い精度のプリントで再現されていることがわかります。レーシングタイヤにもタイヤメーカーのロゴが入っているのも注目ポイント!ペンズオイル・ニスモ GT-Rのルーフには前年1998年チャンピオン獲得が誇らしく描かれています。リアウイングの翼端板やウイング後方の細かなロゴも高精度で驚くばかりです。

 左右ドア開閉アクションがあり、貴重なレースマシンのコックピット内も見ることができます。中を覗くと一般的なクルマより後方にステアリングやシートが設置されていることがわかります。これはレースマシンの重心位置をなるべく車体中心に持っていくための構造ですがそれがよくわかると思います。

【ペンズオイル・ニスモ GT-R/ARTA ゼクセル スカイライン】
全日本GT選手権を戦った名車R34型GT-R!
各スポンサーロゴがびっしりと描かれているボディ
トミカプレミアムRacingのハイディテールさがよくわかります
ペンズオイル・ニスモ GT-R
ARTA ゼクセル スカイライン
これからレース予選に挑むかのようなたたずまい
ポールポジションはどっちだ!?
予選は白熱の戦いへ!
ペンズオイル・ニスモ GT-Rのルーフには1998年チャンピオンの証!
実車のヘッドライトはカバーされています。トミカプレミアムRacing化では塗装で再現しています
ルーフとリアウイングにもきれいなプリントが施されています
幅広なリアウイングにも細かなプリントがされています
R34型GT-Rがどのようにレースカーになったかがよくわかる造形
ホイールのハイディテールな造形、タイヤのロゴマークのプリントに大注目!
ドアのURL表記が読める……すごい精度です!
レースに向かうR34型GT-Rの雄姿
ピットレーンに並び、最後のメンテナンスを受けドライバーが乗り込む!
左右ドア開閉のアクションがあります
ドアの開くトミカはやっぱり楽しい!
不通のクルマとは違う雰囲気に大興奮します
ステアリングとシートがだいぶ後方に位置していることがわかります

今回の3モデルは2024年1月18日(土)発売!

 今回ご紹介させていただいた1月のトミカプレミアム新車「36 トヨタ GR スープラ」トミカプレミアムRacing「ペンズオイル・ニスモ GT-R/ARTA ゼクセル スカイライン」はトミカの日にあたる第3土曜日の1月18日に発売となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.81 スズキ ワゴンRスマイル」と入れ替えとなります。ワゴンRスマイルはそのかわいらしいスタイリングで自動車メーカーは違いますが今月発売のムーヴ キャンバスと一緒に並べるととてもかわいく、映える情景になるとおもいます!

 そして「トヨタ GR 86」は先代のトヨタ86を引き継ぎ、GRブランドで2代目86として登場した大人気のスポーツカーです。実車はまだまだ現役ですがトミカでは残念ながら入れ替わりとなってしまいました。トミカのナンバーも86ということでも配慮がうれしさを後押ししますね。カラーバリエーションも多数出ているGR86ですが、まだ納車されてなければオリジナルもぜひ!

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.81 スズキ ワゴンRスマイル
No.86 トヨタ GR 86

 トミカプレミアムでは「36 ホンダ NSX-R」と入れ替えとなります。NSX-Rは2002年に登場、1990年にF1技術を投入して開発された日本の本田が世界に誇る2シーター・ミッドシップ・スポーツカーです。スポーツカーとされていますがその実スーパーカーであり、そのスタイリングなどいまだにファンの心をとらえて離さないクルマです。年々アップデートが行なわれ、空力性能や操縦安定性、CFRPによる軽量化が施されまさに“公道を走るレーシングカー”となっています。トミカプレミアムでのハイクオリティなディテールでその姿を楽しんでいただきたい一品です。

【今回入れ替えとなるトミカプレミアム】
36 ホンダ NSX-R

来月の注目トミカはこちら!

 次回2025年2月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.28 テスラ モデル Y」、トミカプレミアム「16 ホンダ バラードスポーツ CR-X」です。

 定番トミカ「テスラ モデル Y」はアメリカのテスラから登場したクロスオーバーSUVタイプの5ドアステーションワゴン型の電気自動車でCEOイーロン・マスクの指揮のもと未来を予感させる新しいデザインのSUVです。テスラ モデル3をベースにボディを延長するなど日常での多様な使い方ができるEVとして人気のクルマです。先日トミカでモデル3が発売となりましたのでテスラ・シリーズのラインナップが広がってきました!

【2025年2月登場予定の定番トミカ】
No.28 テスラ モデル Y

 トミカプレミアムの「16 ホンダ バラードスポーツ CR-X」は日本のホンダから1983年に登場した、当時のトレンドとなっているリアハッチゲートとファストバッククーペスタイルのボディは小型で、最大でも860kgという軽量なボディはきわめて短いホイールベースとFFの駆動方式とが相まってクイックなハンドリングを提供していました。とても元気な印象があるクルマです。

【2025年1月登場予定のトミカプレミアム】
16 ホンダ バラードスポーツ CR-X
【また来月!楽しみに待っていてね!】