特別企画

【タミヤプラモデルファクトリー撮り下ろし】「1/24 アウディ クワトロ」、80年代ラリーシーンを席巻した名車がプラモデルで復活!

【1/24 アウディ クワトロ】

発売日・価格未定

 東京・新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー東京にある「新商品展示コーナー」。様々なタミヤの新商品が展示されているなかから、今回は、発売予定の新製品「1/24 アウディ クワトロ」を紹介する。こちらの発売日、価格は未定だ。

 タミヤのプラモデル「1/24 アウディ クワトロ」は、 1983年に発売されたタミヤの伝説的なプラモデルの再販キット。モデルとなっている「アウディ クワトロ」は、1980年に登場した四輪駆動(AWD)車で、 世界ラリー選手権(WRC)で圧倒的な活躍を見せたマシンだ。

 アウディ クワトロが登場した80年代は、ラリーシーンが大きく変革を迎えた時期でもある。 世界ラリー選手権(WRC)ではグループB規格と呼ばれる自由度の高い新たな規格が導入され、各メーカーが革新的な技術を競い合った。その中でアウディ クワトロは、四輪駆動を武器に、他のマシンを圧倒するパフォーマンスを発揮。 1982年、1984年にはWRCのマニュファクチャラーズタイトルを獲得。史上初めて四輪駆動車としてタイトルを獲得したラリーカーとなり、その後のラリーカーの方向を決定づけた。

 これを実現させたのが、アウディ クワトロで採用されたフルタイム式4WD技術の「クワトロ」システムにある。この技術はその後のスポーツカーやSUVにも多大な影響を与えている。 現在のアウディの「クワトロ」システムは、その名の通りこの伝説的な技術を受け継いでおり、 高いトラクション性能と安定したハンドリングを実現している。 ラリーでの実績を活かし、アウディだけでなく他のメーカーも四輪駆動技術を積極的に採用し、高性能スポーツカーやSUVにおける安定したコーナリング性能や走行安全性を大きく向上させた。

「1/24 アウディ クワトロ」は再販予定の特別販売製品。現時点ではタミヤの製品紹介ページもまだ存在しておらず、発売日、価格は未定

 「1/24 アウディ クワトロ」では、Ur-quattro(初代クワトロ)の特徴的なスクエアボディ、ワイドフェンダー、大型リアスポイラーなどのディテールを忠実に再現した懐かしのキットとなっている。

ボクシーでスタイリッシュな2ドアクーペボディ
ドアには特徴的なアウディのロゴマーク
サイドウィンドウに輝く「quattro(クワトロ)」の文字
特徴的な大型リアスポイラー
アウディ クワトロの名機「2,144 cc 直列5気筒ターボエンジン」も細部まで忠実に造り込まれており、 ボンネットを取り外すすことで迫力あるエンジンルームを堪能できる
車体下部はアームやサスペンションをはじめ、駆動系やステアリング機構、排気系なども造り込まれている
精密に再現された車内インテリア
本キット付属のドライバー人形

 タミヤの「1/24 アウディ クワトロ」は、1983年に発売された伝説のキットであると同時に ラリー史における4WD時代を幕開けた伝説の車両でもある。まだ、発売日や価格は未定だが、タミヤプラモデルファクトリーではこの貴重なキットの展示が行われている。 多くの伝説をもつこの名車を、ぜひとも間近でみてほしい。