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「1/10RC プジョー 306 マキシ (BT-01シャーシ)」、WRCを熱狂させたFFマシンの頂点、プジョー 306 マキシがRCカーで蘇る!【タミヤ撮り下ろし】
2025年3月16日 00:00
- 【1/10RC プジョー 306 マキシ (BT-01シャーシ)】
- 4月19日発売
- 価格:21,780円
東京・新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー東京。多彩なタミヤ製品がずらりと並ぶ店内には、新商品や限定アイテムの展示も行われている。今回はそのなかから新たに展示された「1/10RC プジョー 306 マキシ (BT-01シャーシ)」を紹介する。
「プジョー 306 マキシ」は1990年代後半、WRC(世界ラリー選手権)で圧倒的な強さからFFラリーカーの最高峰とも言わしめたマシンだ。当時のキットカー規定に基づいて開発されたこのFFマシンは、圧倒的な軽量ボディと高回転型エンジン、そしてワイドトレッド化された攻撃的なスタイルで、舗装路ラリーで無類の強さを誇った。その戦闘力の高さは、WRCだけでなく各国のターマック(舗装路)ラリーシーンでも数々の勝利を収め、当時主流だった4WD勢をも凌駕する走りを披露した。ターボ無しの自然吸気エンジン&前輪駆動というシンプルなパッケージでありながら、卓越したシャシー設計とエアロ性能で4WD勢と戦えるレベルまで仕上げられた本機は、まさに究極のFFラリーカーとして、FFマシンの新たな可能性を示した存在だ。
シャーシにはBT-01シャーシを採用。後輪駆動と前輪駆動のほかに、2種類のホイールベースが選択できるマルチパーパス型の2WDシャーシだ。さらに後輪駆動時はフロントモーター(FR)とリヤモーター(MR)の2種類のモーター搭載位置を選んで、操縦特性を変えることができる。前後左右対称設計とした足まわりはフリクションダンパーを装備したダブルウィッシュボーン4輪独立。また、各部分がユニット化されていることで組み立てやすく、整備性にも優れているシャーシだ。
WRCを席巻した「FFキットカーの頂点」とも言えるプジョー 306 マキシ。その魅力を凝縮したタミヤの最新RCカーは、まさにファン必携の一台だ。現在、「タミヤプラモデルファクトリー東京」では、このRCカーの展示が行われており、実車さながらの迫力あるボディを間近で見ることができる。気になる方は、ぜひ足を運んでみてほしい。