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夏休みに作りたい「レゴブロック」5選! ガシャポンマシンにマリオカート、初心者からレゴ上級者にもオススメのラインナップ【夏休み企画】

 学生にとっては待ちに待った夏休みシーズンだ! 本稿では、「夏休みに作って遊びたいレゴ製品」を紹介していく。レゴブロックは室内でいつでも好きなときに遊べるアイテムなので、熱中症を心配せず空いた時間でいつでも遊べる。そして完成すれば綿密なディテールや可動ギミックで、鑑賞したり遊んだりできる。万が一落として壊してしまっても、すぐに組み立て直せる万能アイテムだ。

 ということで、今回は「一度もレゴブロックで遊んだことがない」という初心者はもちろん、「カッコイイ完成品を飾ってみたい」というファンも納得のセレクトアイテムを紹介していきたい。

自分専用のガシャポンマシンを作れる! 「レゴ ミニフィギュア カプセルマシン」

まさに、駄菓子屋やコンビニで見たカプセルマシン

【レゴ ミニフィギュア カプセルマシン】
発売日:2025年6月1日
価格:24,980円
大きさ:28 x 17 x 21 cm
・商品ページ

 トップバッターとして紹介したいのは、「レゴ ミニフィギュア カプセルマシン」だ。名前と見た目からわかるとおり、レゴブロックで「ガシャポンマシン」を作ってしまおうという製品だ。

 ガシャの中身はレゴのミニフィギュアで、何と16体も入っている。一般的な相場として1体500円くらいだとして、それだけで8,000円の価値がある。特に、「クラシックスペース」と呼ばれる、往年のレゴファンが好きな宇宙テーマのミニフィギュアが限定カラーで入っており、これだけでもレゴファンには大きな魅力だ。

 外見はシンプルなので、複雑なビルド(組み立て)を楽しみにしている人には一見向いていないように見える。しかし、この製品の真骨頂は機構的なビルドだ。「コインパーツを入れないとハンドルが回らない」ことや、「ハンドルを回してカプセルを1つだけ排出する」というギミックをレゴでどう表現するのか、ここが注目ポイントなのだ。

 完成した後は、カプセルにミニフィギュア以外のアイテムを入れて遊ぶこともできるし、文化祭や社内イベントのくじ引き機など、イベントに使ってもいい。ということで、この夏一番のオススメアイテムといえるぞ!

きちんとお金パーツを入れて使うのが凄い

好きなダルメシアン犬を選んで作れる本格派モデル 「101匹わんちゃんの子犬」

餌を食べているようなポーズが可愛い

【101匹わんちゃんの子犬】
発売日:2025年6月1日
価格:21,980円
大きさ:37.8 x 35.4 x 11.8 cm
・商品ページ

 ディズニーファンはもちろん、犬好きにオススメしたいモデルがこの「101匹わんちゃんの子犬」だ。

 タイトルにも書いたが、この製品では、何と「パッチ」、「ペニー」、「ローリー」、「ペパー」、「ラッキー」、「そばかす」など、劇中に登場したわんちゃんたちに組み替えられるのがポイント。だから、1匹作っても、気が向いたら組み替えてほかのダルメシアン犬にできるのだ。もちろん、がんばれば似たカラーリングのオリジナルわんちゃんにもできそうなので、上級者にも楽しい商品となっている。

 なお、様々なわんちゃんに組み替えられるというところから、無可動ディスプレイモデルと思われがちだが、実は違う。頭としっぽが動くのは当然として、4本の脚を可動させることで立たせたり、座らせたりもできる。写真のような前屈みもできるので、ディスプレイしているだけでも楽しい。

 動物モデルなので、ビルド的にもかなりのこだわりがありそう。新しいカーブパーツや球体パーツはもちろんのこと、お尻などはカーブ系パーツを使った積分で表現している。本格的なビルドを楽しみたい人には、この製品がオススメだ!

パーツの差し替えで、いろいろなモデルを作れる。好きな犬はどの子?

ハイディテールのアイアンマンをディスプレイ「アイアンマン MK4 バスト」

なかなか重厚感のあるアイアンマンのバストモデル

【アイアンマン MK4 バスト】
発売日:2025年6月1日
価格:9,280円
大きさ:26.2 x 22.2 x 6.2 cm
・商品ページ

 続いては、マーベルファンにオススメしたい「アイアンマン MK4 バスト」だ。レゴの版権モデルのディスプレイ製品としては、首から上のヘッド部分を再現したシリーズがあるが、本商品はヘッド部分だけではなく、胸部のリアクターまでしっかり表現しており、「アイアンマン MK4 バスト」はファンも大満足できるモデルだろう。

 それでいながら436ピース構成という、比較的シンプルな構造。しかし密度としては濃厚で、ボリューム感のある造形となっている。特に胸の厚みを上手に出しているので、オリジナルロボを作りたい、という人も参考にできるモデルとなっている。上級者はこのまま他の部位も作って、完全立体モデルとすることもできるかも?

 ちなみに、ディスプレイモデルとはいえ、そこはレゴ。ギミックとしては、首を回転できたり、両肩のミサイルランチャーを展開することも可能だ。

可動部分があるのも、レゴブロックならではの面白さ

ゲームの世界から飛び出したようなディテール! 「マリオカート:マリオとスタンダードカート」

まさにマリオカートそのもの。その完成度は驚かされる

【マリオカート:マリオとスタンダードカート】
発売日:2025年7月1日
価格:24,980円
大きさ:22 x 19 x 32 cm
・商品ページ

 ここ数年、レゴ製品の造形の精密さが上がる一方だ。そんな中でも、この「マリオカート:マリオとスタンダードカート」は、頭2つくらい抜けたといえる素晴らしい完成度だ。

 まず、マリオの顔の造形が凄い。なんというか、もちろん、プリントパーツを使っていることも影響しているが、帽子の形状やもみあげ、ふっくらした顔など、120%マリオにしか見えない描写をレゴブロックで実現している。

 だが、本当に凄いのは、目に見えないところのこだわりだ。例えば、横から見たときの「脚」を見てほしい。今までなら、脚全体は曲面だが関節的には直線だったろう。だが、今回のモデルは惚れ惚れするような脚の折り曲げ方だ。まさにカートと一体化すべくフット部分のフレームに脚をかけて踏ん張っていることがひと目でわかる。逆に、腕は完全に伸ばしているが、これもカートをコントロールするためには正しいスタイルだ。もう、このデザインを担当したデザイナーには、完全に脱帽である。

 「マリオカート:マリオとスタンダードカート」はマリオファンにはもちろん、レゴファンこそその表現に感心せざるを得ない商品なのだ。

とにかく、全体が惚れ惚れする造形なので、絶対に一度見てほしい

実用性を兼ねたハリー・ポッター商品「ブックスタンド:ホグワーツ特急」

実は、割とホグワーツ特急のブックスタンドは商品化されている。でも自分で作れるのがいいよね

【ブックスタンド:ホグワーツ特急】
発売日:2025年7月1日
価格:15,480円
大きさ:45.6 x 28.2 x 8.8 cm
・商品ページ

 最後に紹介するのは、レゴハリー・ポッターシリーズから「ブックスタンド:ホグワーツ特急」だ。

 実は、ホグワーツ特急自体、映画化のたびにモデル化しているんじゃないか? と思うくらい何度も製品化している。だが今回は「ブックスタンド」という実用性を重視したモデルとしてリリースされた。

 あくまで実用モデルとしてのホグワーツ特急なので、歴代モデルよりシンプルな造形。だが、むしろ可愛さのあるモデルで、オモチャっぽさがいい感じ。特に、ホームを向かい合わせにするとあら不思議。キングス・クロス駅のジオラマが完成する。

 レゴファンにとっては、キングス・クロス駅部分が割とよいデキなので、複数個買って大型化するのも楽しそうだ。また、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリーのミニフィギュア以外に、フクロウのヘドウィグとネズミのスキャバーズも付属しているので、「ハリポタごっこ」ができるのもいい。ほかの商品から、ミニフィギュアを持っきて、キャラクターが大集合している駅にするのもオススメだ。

向かい合わせにすると、キングス・クロス駅が登場!

「ロイドのグリーン・ジェットメカ」、「ドラゴン合体ウルトラメカスーツ」、レゴ オリジナルロボにも注目!

 今回は5つのオススメを紹介したのだが、実はちょっと毛色が異なるオススメ商品もある。それはレゴ オリジナルの「大型ロボ」である。中でもニンジャゴーシリーズから発売されている「ロイドのグリーン・ジェットメカ」は飛行機に変形するし、「ドラゴン合体ウルトラメカスーツ」は名前の通り合体ギミックがある。

 だから、HOBBY Watchの読者で「オリジナルロボを作ってみたい!」という方がいたら、この辺を買い込んで遊び倒すのも超オススメである。とにかく、今回紹介していない商品以外にも面白い商品が多数販売されているので、ぜひお気に入りの商品を探してみてほしい。

「ロイドのグリーン・ジェットメカ」は緑のボディがカッコイイ。これが飛行機に変形するぞ
コン・バトラー系の合体ギミックロボを作りたいなら「ドラゴン合体ウルトラメカスーツ」