特別企画
全高40cmのサイズとレジンキットならではの繊細表現に注目! 「HSGK 1/72 メロウラ/バンシーカ」プレビュー
2025年8月8日 00:00
- 【HSGK 1/72 メロウラ/バンシーカ】
- 2025年発売予定
- 価格:未定
「HSGK 1/72 メロウラ/バンシーカ」は、ボークスのガレージキット「HIGH-SPEC GARAGE KIT(HSGK)」 の最新作だ。発売は2025年予定で、価格は未定。「ボークス F.S.S.シリーズ展 in 秋葉原ホビー天国2 2025夏」の会場で開発者から話を聞くことができた。
メロウラ/バンシーカは永野護氏のマンガ「ファイブスター物語」の主要キャラクターの1人クリスティン・V(クリス)が乗る騎体。フィルモア帝国として1つになる前のドナウ帝国、太陽帝国という2つに分かれていた時代の“古のGTM(ゴティックメード)”で、そのときは「メロウラ」と呼ばれていた。
クリスが皇帝代理騎士・ハイランダーとして駆るようになってからこのGTMは「バンシーカ」と呼ばれるようになる。この名は「泣き叫ぶ幽霊」という意味で、クリスの悲劇的な境遇も含めた名である。「ファイブスター物語」18巻でクリスとバンシーカは本陣を守るため敵に包囲されつつも決死の戦いを繰り広げる。またこの騎体は「メロウラ」として映画「花の詩女 ゴティックメード」にも登場し、製品ではどちらのデザインも再現できる。
HSGKはレジンキットとしてバンシーカを表現している。イベントで出展されたのは美しく彩色されたものと、サーフェイサー吹きの試作品だが、製品ではフレームはベージュ色、装甲はクリアのレジンで構成される。HSGKはポーズ固定の組み立てモデルで、ユーザーが彩色することで美しいGTMの姿を表現できる。クリアのレジンにより、GTMならではの半透明の装甲を表現することも可能だ。
バンシーカの大きな特徴が左腕のフライヤーと呼ばれる盾部分に描かれた紋章だ。ハープを抱えた人魚が描かれている繊細な絵柄をしっかりとモールドで表現、塗装技術が必要となるが塗り分けることで美しく仕上げることができる。製品ではこの繊細な絵柄の紋章は水転写デカールで描かれたものも用意され、デカールを貼りやすいモールドがないフライヤーパーツも用意される。
「デカールを貼るだけで仕上げられるようにしてほしい」というのは、永野氏の要望もあったとのことだ。さらに人魚の尾が囲んでいるフィルモア帝国の紋章は、ドナウ帝国の紋章とどちらかを選べる。製品ではバンシーカの設定版と劇場版のデザインどちらかを選んで再現できる。例えば設定画で描かれている肩のマークは劇場版にはなく、ユーザー自身の手で削るなどの加工が必要になる。他にも太ももの形状などで違いがあるとのこと。
HSGKはインジェクションプラキットであるVSMS(VOLKS SUPER MODELING SERIES)とは表現が異なる。固定ポーズのレジンキットであるHSGKは繊細な表現やパーツの合わせ目などに立体感を持たせるように凹モールドを施す「段落ちモールド」をより深く表現できるなど、レジンならではの強いポイントがある。関節周りの装甲が重ね合わさった表現や、肉厚のパーツ表現ができる。GTMの分厚い装甲や、繊細な表現のどちらもできる強みがある。VSMSとHSGKではそれぞれ得意分野があり、GTMという素材に対してアプローチの違いを楽しんでほしいとのことだ。
「HSGK 1/72 メロウラ/バンシーカ」では特に頭部形状の設計が難しかった。設定画の微妙な曲線を立体化するためにはどうすればいいか試作を重ねた。設定画の線を忠実に追いすぎても立体としての見映えが変わってくるなど面構成を工夫したとのこと。1/72、全高40cm近いサイズを活かした細部の表現も注目してほしいとのことだ。
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創作造形(C)造形村/ボークス




















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