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【HOBBY Watch創刊特集】RC業界を牽引する京商、最新RC「ファントム EP 4WD」

悪路を走破「トレールキング」、実車と見まがう「Toyota GR Supra」

 日本のみならず世界のRC業界を牽引する「京商(KYOSHO)」から、満を持して今夏以降にリリース予定の最新ラジコンやミニカーが大集合。

 1/12スケールのレジェンド電動RCレーシングカーを復刻した「ファントム EP 4WD」、オールラウンドを走行できる楽しさを追求した「1/12 スケール EPベルトビークル」シリーズの「トレールキング」、1/18スケールの精巧な作りで、実車と見まがうほどのボディラインと塗装を再現した極限的ミニカー「Toyota GR Supra(Matte Gray) Limited to 700」をご紹介しよう。

1/12スケール電動ラジオコントロール 4WD レーシングカー ファントム EP 4WD ビンテージシリーズ第9弾 30635

7月発売予定

価格:29,800円(税別)

 今回ご紹介する「ファントム EP 4WD」は、京商が1983年に発売した1/12スケールの電動RCレーシングカー。その機構には、京商が世界で初めて1/8スケールエンジンカー「ファントム 20 EXP 4WD」に採用し当時画期的と言われたラダーチェーンとワンウェイベアリングを組合せた四輪駆動方式を継承し、スリッピーな路面でも高いグリップを確保した高速コーナリングを実現。発売間もない1983年8月に千葉県で開催された第5回JMRCA1/12レーシングカー全日本選手権において、初出場の若干14歳の高麗淳一(こま じゅんいち)選手がデビューウィンを飾ったレジェンド的モデルなのだ。

 今回発売される「ファントム EP 4WD」は、当時のマシンをそのまま現代に復刻しただけではない。ビンテージシリーズ第9弾として、当時の雰囲気を残しつつも、シャシー各部は最新の技術をふんだんに盛り込み、現代のRCサーキットでの走行を意識した設計となっている。例えば、当時は樹脂製だったフロントスプロケットはスチールで削り出し、耐久性と信頼性のある駆動系へと進化を遂げた。これには、往年のファンだけでなく、現代のファンでも一日も早く走らせたい欲求を加速させることだろう。

 だが、これで終わってしまったら、ただのリメイクとノスタルジーで終わる。もし、走ることを追求するなら、絶対に組み込みたいのが、「ル・マン240S ESC(No.37051)」や「ル・マン480Tブラシレスモーター(No.37033)」。こうしたハイパワーなモーターを搭載して勝負に臨みたい。

【4WD レーシングカー ファントム EP 4WD】

□商品詳細ページ
https://rc.kyosho.com/ja/30635.html

1/12 スケール EPベルトビークル レディセット トレールキング

6月発売予定

価格: 35,000円(税別)

 RCで追求するのはスピードだけではない。凹凸のある障害物や、斜度の大きい登坂路、ロックモーグルセクション、雪原、砂浜など、どのような悪路や環境下でも走破できるモデルがあったら、ワクワクしないだろうか?この「1/12 スケール EPベルトビークル」シリーズの「トレールキング」は、そんな願いをかなえてくれる、オールラウンド対応のRCで、京商の人気商品「ブリザード FR 1/12 EP ベルトビークル」をモディファイしたモデルだ。

 新しくなった部分としては、完全新金型を使用したボディが特徴。また、LEDによる常時点灯式前後ライトもプラスされた。シャシーはボックス構造なので、メンテナンス性も高い。悪路を走るモデルだけに、この設計はありがたい。カスタム性も高く、スピードコントローラーやモーターも、簡単に換装できる。商品以外に単3乾電池4本を追加購入するだけで走らせられるのも嬉しい。色は、青とオレンジの2色がラインアップされている。

 この「トレールキング」のコンセプトは「はたらく車」。だから、悪路を走れるだけでなく、荷台部分に荷物を載せて運んだり、オプションの「排雪板」を組み込んで雪かきをしてみたり、とにかく色々楽しめる。だから、キャンプなどのアウトドアシーンで、子どもはもちろん、大人まで熱中できるに違いない。今夏マストな一品。

【1/12 スケール EPベルトビークル レディセット トレールキング】

□商品詳細ページ
https://rc.kyosho.com/ja/belt-vehicle/trail-king.html

SAMURAI 1/18scale Toyota GR Supra(Matte Gray) Limited to 700 [No.KSR18045MG]

発売中
価格: 18,000円(税別)

 トヨタの「スープラ」は、国産スポーツカーの代表格ともいえる存在だ。スープラといえば、海外での評判も高く、映画「ワイルドスピード」で主人公ブライアンの愛車としても使われていた。そして、「ワイルドスピード」シリーズ第9作でも、新型スープラが登場するらしいのだ。

 新型スープラは、実に17年ぶりの沈黙を破り、スポーツカー史に新たなページを刻むべく復活を遂げたモデル。これまでのトヨタ製と異なりBMWとの共同開発モデルとなっている。だが、プラットフォームこそBMWの「CLAR」をベースにしているものの、中身はTOYOTA GAZOO Racingで培った技術をフィードバックした、走るモンスターとして仕上がっている。

 そんなスープラが、京商の「SAMURAI 1/18scale」で登場。SAMURAIシリーズは、京商のカーモデルのなかでも、コレクターをうならせるボディラインと色合いを持つ人気シリーズだけあって、このスープラへの期待もかなり高い。特に見てもらいたいのが、運転席の塗装で、見ているだけで溜息が出る美しさだ。一度見てしまえば、購入必至のアイテムといえよう。

【SAMURAI 1/18scale Toyota GR Supra】

□商品詳細ページ
https://dc.kyosho.com/ja/banner/samurai-supra/ksr18045mg.html