特集

【HOBBY Watch創刊特集】美少女、ロボ、様々なプラモデルを展開するコトブキヤ

「BULLET KNIGHTS エクスキューショナー」、「創彩少女庭園」、「ジェイデッカー」

 国内外のコンテンツを立体化するだけでなく、フレームアームズ・ガールやメガミデバイスなどのオリジナル商品開発にも余念がない「コトブキヤ」。今年も、多数の新商品が、ファンの期待を背に発売を待っている。

 人気シリーズのメガミデバイスには、M.S.G(モデリングサポートグッズ)のシステムを利用して、腰回りの可動範囲をアップした「BULLET KNIGHTS エクスキューショナー」。フレームアームズ・ガールやメガミデバイスとは異なり、普通の女の子をテーマにした可動美少女の新シリーズ「創彩少女庭園」。コトブキヤの勇者シリーズプラモデル2作目からは、初の模型化となる「勇者警察ジェイデッカー」を紹介しよう。

BULLET KNIGHTS エクスキューショナー

11月発売予定

価格:6,200円(税別)

 コトブキヤの人気シリーズのひとつ「メガミデバイス」は、可動美少女を素体として用い、武器や装備などを組み替えて遊ぶプラモデルだ。全高約14cm(素体)で、フィギュアでありながらロボとしての特性を楽しめるのがポイント。

 今回ご紹介する「BULLET KNIGHTS エクスキューショナー」は、素体部分に浅井真紀氏の「マシニーカ」、デザインをイセ川ヤスタカ氏が担当という最強コンビ。可動範囲の広い「マシニーカ」だが、今回はM.S.G(モデリングサポートグッズ)のシステムを利用した新作メガミM.S.Gを導入し、腰から大腿部の可動範囲を大幅に拡大。骨盤が両側に開くギミックで、脚を綺麗にクロスさせられる。

 処刑人をイメージしている「BULLET KNIGHTS エクスキューショナー」のオプションは、「スカルマサカー」と「サイドマント」。特にサイドマントのボロボロ具合が、歴戦の処刑人をイメージさせてカッコいい。また、ショルダーアーマーやフェイスマスクのデザインも処刑人というダークなイメージに合っている。

【BULLET KNIGHTS エクスキューショナー】

BULLET KNIGHTS エクソシスト

発売日未定

価格:未定

 「BULLET KNIGHTS エクソシスト」は、「BULLET KNIGHTS エクスキューショナー」と同様に、「マシニーカ」とメガミM.S.Gで広範囲の可動を楽しめるモデルとなっている。

 祓魔師(ふつまし)をモチーフにした「BULLET KNIGHTS エクソシスト」には、中世のプロムドレスを思わせる「エクシードバインダー」が二枚付属し、さらに新規造形パーツである開閉式のヘッドギア、大型のロザリオなどが付属する。エクスキューショナーと並べると、正邪の差を感じるデザインの対比が面白い。

【BULLET KNIGHTS エクソシスト】

□メガミデバイスオフィシャルブログ メガミ開発室
https://www.kotobukiya.co.jp/megami-blog/megami-blog-210473/

創彩少女庭園シリーズ

発売日未定

価格: 未定

 フレームアームズ・ガールやメガミデバイスに続く、コトブキヤならではの美少女プラモデルの最新シリーズが、「創彩少女庭園」だ。既存のシリーズと大きく異なる点は、普通の女の子がテーマであるということ。そのため、服装も学生服だったり、アイテムも文庫本やドリンクだったりと、ごくありふれたもの。

 第一弾となる商品ラインナップは、スタンダードなセーラー服姿の「結城 まどか【桃桜高校・冬服】」と情景小物がセットになった「アフタースクール カフェテーブル」が予定されている。シリーズ第二弾として「小鳥遊 暦【令法高等学校・冬服】や大正浪漫溢れる「アフタースクール レトロデスク」もすでに原型が完成している。

 実は、この「創彩少女庭園」は、「創る」「彩る」をテーマに女の子をコーディネートするというのがコンセプトとなっている。だから、付属品も武器などに注力するのではなく、表情パーツや髪形パーツなどが多数ついてくる。例えば、表情パーツ4種には「笑顔」「驚き顔」「怒り顔」「照れ顔」などがあるし、髪形も「通常」「ツインテール」「ポニーテール」とそろっているので、その日の気分で組み換えて遊べる。また、スカートパーツも、通常のものにくわえ、「なびき」「座り」などが入っている。座り姿用太腿パーツも入っているので、別売りのカフェテーブルに付属するチェアーなどに座らせた姿もとても美しいシルエットを作り出している。

 新シリーズとはいえ、既存製品との互換がないのはツマラナイ。そのあたり、ファンの心をしっかり把握しているコトブキヤさんなので、ご安心。「創彩少女庭園」は、フレームアームズ・ガールやメガミデバイスの首ジョイントと、互換性のある設計なので、さまざまな組み換えが楽しめるだろう。お気に入りのあの娘を、普通の女の子にしてあげることができるなんて、サイコー!

【創彩少女庭園シリーズ】

□商品詳細ページ
https://sousaishojoteien.com/

ジェイデッカー

2020年10月 発売予定
価格: 7,200円(税別)

 勇者シリーズ第2弾「勇者警察ジェイデッカー」は、タイトルが示すとおり「警察」×「ロボット」をモチーフにした物語。そのためか、随所に往年の刑事ドラマを想起させるオマージュがある。特にドラマ「太陽にほえろ!」が意識されているのか、物語の舞台が「七曲市(太陽にほえろの警察が七曲署)」であるばかりか、各ロボットにも「カンフー刑事」や「レスラー刑事」などのあだ名が付いている。

 今回商品化されたのは、メインメカである「ジェイデッカー」だ。デッカードとジェイローダーが合体する巨大ロボで、超合金などではすでに商品化されている。だが、プラモデルとしては初めての商品化ということで、開発スタッフの意気込みも高く、設定画や劇中のプロポーションに近づけるよう、徹底したこだわりを持って設計されている。また、フレームアームズ・ガールとの組み換えも可能なのが嬉しい。

 全身に良好な可動域を誇る可動フレームが内蔵された設計になっているので、劇中のポーズなども思いのままだ。付属武装は、「ジェイバスター」と呼ばれる銃と「電磁警棒」なので、これらを使ったポージングも楽しめるだろう。ここは、主人公の勇太にならって「ブレイブアップ!ジェイデッカー」の掛け声でブンドドしよう!なお、ジェイデッカー兵装を強化したい場合は、同時期に発売される「デッカード&マックスキャノン」を購入すれば、「ジェイデッカーマックスキャノンモード」を再現することも可能だ。

【ジェイデッカー】