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「手のひらネットワーク機器」に新展開! サーバーラックのミニチュア「日東工業サーバーラックFSシリーズ」11月発売
「手のひらPC&サプライ」はリニューアル登場
2024年10月17日 10:00
- 【日東工業サーバーラックFSシリーズ】
- 11月8日発売予定
- 価格:
- ECサイト 7,000円
- カプセルトイ専門店 6,400円
ターリン・インターナショナルは、カプセルトイ「手のひらネットワーク機器」シリーズ第1弾4機種と、同シリーズ専用のサーバーラックのミニチュアがセットになった「日東工業サーバーラックFSシリーズ」を発売する。
10月17日からECサイト「森のおもちゃ屋さん 楽天市場店」で予約受付を開始し、一部のカプセルトイ専門店で11月8日から特別店頭販売を開始する。価格は直販サイトが7,000円、カプセルトイ専門店が6,400円である。また、10月26日から、2024年6月に発売されたカプセルトイ「手のひらネットワーク機器2」の再販と、2019年に発売されたカプセルトイ「手のひらPC&サプライ」のリニューアル販売も行なわれる。
本稿では、発売に際して報道関係者向けの発表会が行なわれたので、その様子をレポートしていく。
サーバーラックに「手のひらネットワーク機器」第1弾の4機種が同梱
まず、今回発表された「日東工業サーバーラックFSシリーズ」(以下サーバーラックFS)をじっくり見てみよう。サーバーラックFSは、サーバーラックの大手メーカーである日東工業が監修したミニチュアで、実物の1/12のスケールとなっている。
ドアや側板が全て取り外せる構造になっており、複雑な配線が可能。そのうえ、ケーブルホルダーやケーブルパネルなど、オプションパーツが多数セットになっていることも魅力的だ。天板用冷却ファンや背面用冷却ファンもきちんと再現されているのに加えて、複数のラックを横に連結するためのパーツも付属している。
組み立てはすべてはめ込み式なので、工具や接着剤などは不要だ。隙間を埋めるためのブランクパネルも3種類計5個付属しているので、スカスカになることもない。前面ドアは片開きで、背面ドアは観音開きとなっている。本物のラックも同じ仕様として、前面ドアの窓にはブルースモークのアクリル板が使われている。
サーバーラックFSには、ラック本体以外に「手のひらネットワーク機器」第1弾の4機種が同梱されているのも嬉しい。すでに「手のひらネットワーク機器」を持っている人だけでなく、本製品を買うだけで、ラックに自由にスイッチやルーター、アプライアンスなどを配置して、それらを配線で繋ぐという遊び方が楽しめる。第1弾と第2弾の合計8機種を全部持っているという人も、8機種全てをラック一つに余裕で収納できるので心配は無用だ。
「手のひらネットワーク機器」シリーズはシリーズ累計25万個を超える大ヒット商品に
発表会では、ターリン・インターナショナル代表取締役社長の佐藤直志氏と日東工業の森田吉範氏が、今回の製品の開発秘話などを明らかにした。ターリン・インターナショナルは、エポックのカプセルトイ事業を引き継いで設立された会社であり、主にカプセルトイの製造販売を行なっている。
もともと、「手のひらネットワーク機器」シリーズの企画は、独立系SIerのエーピーコミュニケーションズによるもので、同社の「ITインフラ業界を知ってもらい、もっと盛り上げたい」という想いから生まれたものだ。ネットワーク機器メーカーの協力によって実現したカプセルトイ「手のひらネットワーク機器」の第1弾は、2023年6月に発売されたが即日売り切れが続出し、急遽2023年9月に再販が行なわれた。続いて、2024年6月に発売された「手のひらネットワーク機器」の第2弾もすぐに売り切れ、2024年10月に再発売されることが決定。カプセルトイの平均販売個数が3万個程度とされるなか、「手のひらネットワーク機器」シリーズの累計販売数は25万個を超えており、大ヒット商品となった。
「手のひらネットワーク機器」シリーズの特徴は、エンジニアやフィギュアマニアといった、従来のカプセルトイ購買層とは違う層が購入してること。また、多くのフィギュアは1/12スケールで作られているため、同じスケールの「手のひらネットワーク機器」は、フィギュアと組み合わせる小道具としても人気を集めた。さらに、「手のひらネットワーク機器」がきっかけでITインフラ機器ベンダーを知って、採用募集にエントリーしたという人が増えたという。
「手のひらネットワーク」機器自体は精巧で、満足できる作りだったが、付属のラックは、カプセルに入れるという都合上、見た目や構造的にはやや妥協したものとなっている。そこでカプセルトイにこだわらず、徹底的にリアルさを追求したラックを作ろうというのが、今回の企画意図である。
サーバーラックFSの開発で苦労した点として挙げられた一つが前面ドアの開く角度だ。日東工業のサーバーラックは、機器の交換や配線、メンテナンスなどがやりやすいように、ドアがかなり大きく開くようになっている。初期のプロトタイプではドアの開く角度が小さかったため、ヒンジ部分の構造を工夫するなどして、大きく開くように改良したとのことだ。また、本物とは材質が異なるので、反りを防ぐことにも苦労したという。これは側板にリブを立てる工夫によって、反りを防ぎ、強度を上げて解決したそうだ。
ECサイトと一部のカプセルトイ専門店で販売
冒頭でも述べたが、「日東工業サーバーラックFSシリーズ」はECサイトと一部のカプセルトイ専門店で販売される。まず、ECサイト「森のおもちゃ屋さん 楽天市場店」では、10月17日から予約が開始され、11月12日から順次発送が行なわれる。価格は7,000円である。また、グッズ売り場を持つ一部のカプセルトイ専門店でも販売される予定だ。こちらの発売開始は11月8日の予定で、価格は6,400円となる。なお、販売店舗のリストは11月7日に、「ターリンカプセルコレクション」公式Xアカウントで公開される予定だ。
また、発売に先駆けて10月23日~25日に幕張メッセで開催される「Japan IT Week 秋」の日東工業ブースでも、製品が展示される模様だ。初日にブースを訪れた方には抽選でカプセルトイがプレゼントされるとのことなので、興味がある方は行ってみてはいかがだろうか。
「手のひらネットワーク機器2」と「手のひらPC&サプライ」が再販!
今回は、前述した2024年6月に登場して即売り切れた「手のひらネットワーク機器2」と、2019年に発売された「手のひら PC&サプライ」の再販も発表された。
「手のひらネットワーク機器2」は全4機種で1回500円、「手のひらPC&サプライ」は全5機種で1回300円で、10月26日から全国のカプセルトイ売り場で販売が開始される。
「手のひら PC&サプライ」のリニューアルポイントは、モニターやノートPCの画面に貼る「モニターシール」が添付されるようになったことだ。こちらは、Zabbix Japanとエーピーコミュニケーションズが監修しており、実在するソフトウェアの画面を模したものとなっている。よりリアルになったといえるだろう。「手のひら PC&サプライ」のスケールも1/12なので、サーバーラックFSや「手のひらネットワーク機器」シリーズと組み合わせて置くことで、ジオラマ的な楽しみが広がる。こちらの発売も楽しみだ。
本家監修の素晴らしい完成度! フィギュアの小道具にも
「日東工業サーバーラックFSシリーズ」は、サーバーラックの本家日東工業が監修しただけあり、とても精巧で再現度が高いミニチュアとなっている。1回500円のカプセルトイ「手のひらネットワーク機器」第1弾の4機種がフルコンプリートで同梱されていることを考えると、価格的にもリーズナブルだ。
ネットワークエンジニアを目指す人やネットワーク機器が好きな人はもちろん、フィギュアと一緒に飾る小道具としてもおすすめしたい。
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