特集
シリーズ累計40万個のカプセルトイ新作「手のひらネットワーク機器3」は6月12日発売!
UPS(無停電電源装置)が遂に追加
2025年6月4日 10:00
- 【手のひらネットワーク機器3】
- 6月12日発売予定
- 価格:1回500円
ターリン・インターナショナルは、6月12日にカプセルトイ「手のひらネットワーク機器」シリーズの第3弾「手のひらネットワーク機器3」を発売する。2023年6月に発売された「手のひらネットワーク機器」シリーズの第1弾は、即日売り切れが続出するなど大きな人気を集め、急遽2023年9月に再販が行なわた。
また、2024年6月には第2弾の「手のひらネットワーク機器2」が発売。さらに、2024年11月には第1弾の全4種と、同シリーズ専用サーバーラックのミニチュアがセットになった「日東工業サーバーラックFSシリーズ」も発売されるなど、続々とシリーズ新製品が展開されている。
待望の第3弾発売に際し発表会が行なわれたので、本稿では製品の紹介と絡めながら発表会の模様をレポートしていく。
第3弾「手のひらネットワーク機器3」では新たにUPSがラインナップ!
発表会の模様をお伝えする前に、はじめに「手のひらネットワーク機器3」について紹介していく。
「手のひらネットワーク機器3」のラインナップは全4種。「『F5【F5 r12900-DS】』ミニチュアセット」、「『NEC【UNIVERGE IX-R2530】』ミニチュアセット」、「『NetApp【AFF A70】』ミニチュアセット」、「『Schneider Electric【APC Smart-UPS 1500 RM 2U LCD 100V】』ミニチュアセット」がラインナップされている。
各ミニチュアは、エーピーコミュニケーションズが総合監修を務める中、F5、NEC、NetApp、Schneider Electricの各社が監修を行ない、実物の1/12のミニチュアとしてターリンより再現されている。
・「『F5【F5 r12900-DS】』ミニチュアセット」
・「『NEC【UNIVERGE IX-R2530】』ミニチュアセット」
・「『NetApp【AFF A70】』ミニチュアセット」
・「『Schneider Electric【APC Smart-UPS 1500 RM 2U LCD 100V】』ミニチュアセット」
これまでのシリーズと同じく、本体だけでなく、冷却ファン、ケーブルホルダー、PDU(電源タップ)、棚板、LANケーブル、電源ケーブルなども付属しており、ラックパーツも同梱されている。ラックパーツは最小構成の1/4となっており、最低4個集めればラックを組むことができる。
第3弾の4種は、サーバー、ルーター、ストレージ、UPSとそれぞれ別々のカテゴリの機器なので、全てを揃えてラックに入れるとよりリアルなシステム感が増す。リアルさ重視の方のために、最初にラインナップされている製品について紹介していく。
まずF5の「F5 r12900-DS」は、トラフィック管理、負荷分散、セキュリティ機能を統合しスケーラビリティと信頼性の向上を支援するアプライアンス基盤で、「特定用途向けに作り込まれたサーバー」といえる。NECからは高性能・多機能ルーターの「UNIVERGE IX-R2530」がラインナップ。高速なネットワークアクセスを実現し企業のDXに貢献するモデルとなっている。
NetAppの「AFF A70」は、オンプレミスからパブリッククラウドまであらゆる環境を統合的に管理できるセキュアなストレージだ。「AFF A70」については第1弾と第2弾においてサイズ(厚さ)が1Uまたは2Uだったが、今回の第3弾では厚さが4Uと最大の大きさになっている。
最後に紹介するのは、Schneider Electricの「APC Smart-UPS 1500 RM 2U LCD 100V」。インテリジェントで効率的な電力保護を実現する、サーバー、POS、ルーター、スイッチ、ハブなどさまざまなネットワーク機器にとって理想的なUPS(無停電電源装置)となっている。UPSについては、第1弾や第2弾でラインナップされていなかったため「UPSを入れてほしい」というユーザーの声に応えて今回用意したそうだ。
「手のひらネットワーク機器3」と同時に第1弾と第2弾もリニューアル発売される
発表会ではまず、エーピーコミュニケーションズ社長室広報グループ小松千恵氏が、「手のひらネットワーク機器」の特徴について説明。第3弾の魅力について語った。その要旨は以下の通りだ。
「手のひらネットワーク機器」は、ITインフラ機器メーカーの監修による、細かなディテールや色の再現が魅力であり、LANケーブルで機器同士を繋ぐことができるなど、本物指向のミニチュアとして人気を集めている。
サーバーラックのパーツも付属しており(4カプセルで1ラックが組み上がる)、サーバーラックには冷却ファンやケーブルホルダー、電源タップなども取り付け可能だ。関連製品として同じ縮尺1/12の「手のひらPC&サプライ」やシリーズ専用サーバーラック「日東工業 サーバーラック FSシリーズ」が発売され、世界を広げてきた。
第3弾「手のひらネットワーク機器3」は、6月12日から順次発売が開始されるが、同時に完売している「手のひらネットワーク機器」のリニューアル製品「手のひらネットワーク機器1.2」と「手のひらネットワーク機器2」のリニューアル製品「手のひらネットワーク機器2.1」も登場する。リニューアル製品では、LANケーブルの色が変更されているが、それ以外の部分は変わらない。
また、今年も、6月11日~13日まで幕張メッセで開催される「Interop 2025 Tokyo」の4つのブースで「手のひらネットワーク機器」を配布する。
コネクタの材質を変えたり、初めてシールを採用するなど、さらに進化した第3弾
続いて、設計を担当したターリン・インターナショナル開発生産部企画開発課の堀康史氏が、今回の第3弾で苦労した点や改良した点などを次のように説明した。
ミニチュアを作るにあたっては、できる限り実物を拝見させていただいているが、拝見できない場合もある。今回は、Schneider Electricの製品は実物を実際に見る機会がなく、図面や写真をいただいて、そこからミニチュアにしたが、資料からどうやってデフォルメすればいいのかとか、Schneider Electricの製品の場合はベゼルも外れるので、どういう機構にすればいいのかというところで苦労した。
また、これまではケーブルのコネクターにABSという固いプラスチックを使っていたが、固いので抜き差しのきつさの加減の調整が難しかった。今回から、コネクターをPVCという柔らかいプラスチックにしたので、そこは楽になっている。また、今回のAFF A70では凹凸があり、塗装が難しかったので、初めてシールを採用した。
シリーズは第3弾をあわせるとトータル40万個の大ヒット商品に
続いて、ターリン・インターナショナル代表取締役の佐藤直志氏が、これまでの「手のひらネットワーク機器」シリーズの売れ行きについて、次のように語った。
販売個数は、第1弾と第2弾で累計25万個を突破しており、第3弾では10万個近い発注がある。さらに第1弾と第2弾のリニューアル再販も合わせると、合計約40万個の累計販売個数になる。カプセルトイの平均的な販売個数は、500円カプセルだと2万5000個から3万個程度といわれているので、カプセルトイ業界の中でも大ヒットといえるだろう。
次に小松氏が、「手のひらネットワーク機器」の反響について以下のように説明した。
「手のひらネットワーク機器」はエンジニアやフィギュアマニアといったこれまでのカプセルトイ購買層とは違う層にリーチしている。エンジニアは、一般的には嫌われる「被り」も「冗長化」(故障に備えて複数の同じ機器を運用すること)と歓迎し、フィギュアマニアは1/12スケールがフィギュアと同じ縮尺なので、小道具にぴったりという理由で購入している。
また、LEDを仕込んで光るようにした「魔改造」や3Dプリンターを駆使してパーツや機器を自作するなど、マニア層にも広がりを見せている。採用された機器のメーカーにとっても、社外、社内ともに大きな反響があり、企業イメージも向上したという。
さらに、中学生・高校生のエーピーコミュニケーションズへの企業訪問においても、これまでインフラエンジニアの仕事についてあまり興味を持ってもらえなかったが、カプセルトイをみんなに配ることで、非常に興味を引くことができた。また、社内勉強会で活用した事例や大学での授業に活用した事例もある。
モデラー2名によるジオラマも展示
発表会の会場では、モデラー2名が制作した「手のひらネットワーク機器」を利用したジオラマも展示されていた。
鉄道模型などのジオラマを得意とする今井貴弘氏はIT企業に勤めており、実際のサーバールームにも詳しく、リアルなサーバールームを意識したジオラマを作成。キャビネットやバインダーなどは今井氏がフルスクラッチでプラ板などを使った作成したという。また、床配線もリアルに作り込まれているほか、内部にLEDと光ファイバーを仕込んで、フロントパネルのLEDが実際に点滅するようにしているなど、芸が細かい。
セガワモデリングの瀬川剛史氏は、「電脳遺構」というタイトルで、サーバーと遺跡を組み合わせたジオラマを作成した。瀬川氏によれば、サーバーも遺跡も、情報を保存・保管し、伝達するという役割は同じなので、こうしたイメージが浮かんだという。
業界の活性化と世間への認知獲得を狙う統一ステッカー企画「Tech Tiles」が始動
最後に、エーピーコミュニケーションズ社長室広報グループの小林勇貴氏が新たな統一ステッカー企画「Tech Tiles」について説明を行なった。以下はその要旨だ。
「Tech Tiles」は、ITインフラ業界の企業やコミュニティが集まり、名刺サイズのカードとそこから剥がせる六角形ステッカーで、「あつめる。つながる。ひろがる。」体験をエンジニアに届けるプロジェクトである。カードが名刺サイズなので、名刺入れなどに入れて保管しやすく、名刺ファイルでコレクションする楽しみもある。さらに六角形部分を剥がせばステッカーになるので、ノートPCの天板などに並べて貼る場合も綺麗に貼れる特徴がある。
エンジニアにとっては「ビックリマンシール」や「ポケモンカード」のような集める楽しさを提供し、参加企業にとっては、スタンプラリーのような集客施策になる。また、世間に対しても「インフラエンジニア界隈楽しそう!」というイメージの形成、業界の認知向上に貢献する。この企画は、ひとえに「ITインフラ業界の活性化と世間への認知獲得」を狙って考えられたもので、一過性の企画ではなく、業界内で長く続けて広げていきたいとのことだ。
「Tech Tiles」にはすでに18社が賛同しており、「Interop Tokyo 2025」では賛同企業のうち13社が各ブースで自社の「Tech Tiles」を配布する予定である。「Interop」をはじめとするITイベントの新たな風物詩として定着することを期待したい。
ミニチュアとしての完成度が高まった「手のひらネットワーク機器」。今後も期待したい
「手のひらネットワーク機器」も第3弾になり、UPSが欲しいといったユーザーからの意見に応えたり、コネクタの樹脂を変更するなど、よりミニチュアとしての完成度が高まった印象だ。
ITインフラ業界の企業にとっても、「手のひらネットワーク機器」に採用されることが、自社イメージの向上に繋がるということが広まってきたと思われる。第3弾も人気になることは間違いないだろう。「Tech Tiles」も含めて、今後の展開が楽しみだ。
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(C)2025 F5, Inc. F5 (ロゴ) は F5, Inc.の商標です。その他のF5の商標はこちらをご覧ください。https://www.f5.com/ja_jp/company/policies/trademarks
APCおよび、Smart-UPSは、シュナイダーエレクトリックの登録商標です。
NEC、日本電気および、UNIVERGEは、日本電気株式会社の登録商標です。
エーピーコミュニケーションズ、APCommunications、NeoSIerは株式会社エーピーコミュニケーションズ の登録商標です。
その他の記載されている会社名及び商品名/サービス名は、各社の商標または登録商標です













































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