特集

「夏が本番！」おすすめガスガン5選【夏休み特集】

初速が安定し戦闘力増加、鋭いリコイルもたまらない！

ジャイアン鈴木

2025年8月11日 00:00

　夏になるとサバゲーで活躍する姿をよく見かけるようになるのが「ガスガン」だ。液化ガスは気温が高いほど気化しやすいため、高い圧力を得られ、ガス圧も安定する。これにより初速が安定し、ブローバックの勢いもパワフルになる。また、連射してマガジンなどが冷えても、夏の気温によりすぐに回復する。

　ガスガンは夏こそ戦闘力を最大限に発揮し、実銃に近い射撃フィーリングを存分に堪能できるのである。

　今回は最近発売された、もしくは2025年内発売予定の新製品のなかから、ガスブローバックハンドガン2丁、ガスリボルバー1丁、そしてCO2カートリッジを動力源とするトレーサーカービン、ハンドキャノンという異名を持つ大型CO2ガスブローバックハンドガンを紹介していく。

　本稿が新たな相棒を迎える一助となれば幸いだ。

若い世代だけでなく、ベテランプレイヤーのセカンダリーとしても強くお勧めできる1丁「ハイキャパ D.O.R-R」（東京マルイ）

東京マルイ「ハイキャパ D.O.R-R」5月29日発売。価格：16,280円

　最初に紹介する製品は、東京マルイの「ハイキャパ」。「ハイキャパ D.O.R」を元にした「対象年令14才以上推奨」モデル。夏休みに初めてサバイバルゲームに挑戦する若い世代にピッタリなガスブローバックハンドガンとなっている。

　東京マルイの「ハイキャパ」と言えば、31＋1発という装弾数の多さ、ダイレクトに「マイクロプロサイト」を装着できる拡張性の高さからサバイバルゲームでも人気の高いガスブローバックハンドガンだ。

　ちなみに、製品名の「D.O.R」は「ダイレクト・オプティクス・レディ」の略。「マイクロプロサイト」を低い位置にマウントなしに装着できる。

　元となった「ハイキャパ D.O.R」には112mmのインナーバレルが搭載されているが、「ハイキャパ D.O.R-R」は30mmという短いインナーバレルを採用。それにより18才以上用と同等の強力なリコイル、高い命中精度を保ちつつ、14才以上18才未満でも扱えるように「青少年育成条例」の「0.135J以下の発射パワー」を実現している。弾速は抑えられているが、撃ち心地や重厚感はまったく引けを取らないのも魅力だ。

　18才以上であってもCQB（近接戦闘）エリアで裏取りした際に、相手プレイヤーを優しく撃つためのエアガンとしても最適だろう。部屋撃ちにももってこいだ。若い世代だけでなく、ベテランプレイヤーのセカンダリーとしても強くお勧めできる。

「ハイキャパ D.O.R-R」詳細

2025年5月29日発売
価格：16,280円
全長：220mm
銃身長：30mm
重量：823g（空のマガジンを装着した場合）
弾丸：6mm BB（0.2g）
動力源：専用ガス
装弾数：31＋1発（1発は本体に装填した場合）
その他：新型ピストン内蔵ブローバックエンジン、「M45A1」方式ショートリコイルシステム

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バリケ裏でカートを交換するスリルがたまらない「SAA.45 1st Gen. Late」シリーズ（マルシン）

マルシン「SAA.45 1st Gen. Late」10月頃発売予定。価格：32,780円～

　次に紹介するのは、マルシンが10月頃に発売予定のシングルアクションガスリボルバー「SAA.45 1st Gen. Late」シリーズ。各取扱店にて現在予約受付中で、今年の夏には間に合わないが、ぜひ確実に手に入れるためにも早めに予約しておきたい製品だ。

　特筆すべきはバリエーションの多さ。本体仕上げはマットブラックABS、ブラックヘビーウエイト、WディープブラックABS、シルバーABS、ブラススタイルHW、エクセレントヘビーウエイトの6種類。グリップは新規プラ製、スムース木製の2種類。そしてバレルレングスはシビリアン（4.75インチ）、アーティラリー（5.5インチ）、キャバルリー（7.5インチ）の3種類を用意。実に36種類のバリエーションから好みの1丁を選べる。

　もちろん仕上げのよさ、そしてカートリッジ方式にこだわるマルシン製リボルバーならではの、操作や手入れなどの楽しみもリボルバーファンには格別だろう。

　サバイバルゲームには不向きだと思われる方もいるだろうが、20mぐらいであれば十分ヒットを狙えるし、なによりバリケード裏でドキドキしながらカートリッジを交換するスリルがたまらない。来年の夏のサバイバルゲームに向けて、ぜひ手元に置いておきたい1丁だ。

「SAA.45 1st Gen. Late」詳細

2025年10月頃発売
価格：32,780円～
発射モード：シングルアクション
動力源：専用ガス
その他：Xカート式ガスリボルバー

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ダブルカラム構造で18+1発の実用的な装弾数を実現した「ワルサーPPKクラシック」（マルゼン）

マルゼン「ワルサーPPKクラシック」5月1日発売。価格：16,280円

　続いて紹介するのは、マルゼンの携行性に優れた370gのガスブローバックハンドガン「ワルサーPPK クラシック」。サバイバルゲームにおいて、メイン銃の弾切れやCQBでの取り回しを考えると、セカンダリーの重要性は高い。しかし、重量増を嫌う方も多いことだろう。そんな悩みを解消するのにピッタリだ。

　「ワルサーPPK」はジェームズ・ボンドの愛銃としても有名な銃。ワルサーのオフィシャルライセンスにより、緻密な刻印まで忠実に再現されている。その一方で、実銃の装弾数は6+1発だが、本製品はダブルカラム構造により18+1発という装弾数を実現。サバイバルゲームに実用的な面も備えている。

　重量に関しても、ガスとBB弾込みで約379.4gと実銃より約160g軽いのもポイント。1日中携行しても負担が少ない。サイトは調整不可だがポイントシューティングで十分対応できる。初速は0.20g弾で平均63.3m/sと控えめだが、20～25m先であればヒットを狙える素直な集弾性を備えている。

　レトロで美しい外観を忠実に再現しつつも、18+1発という装弾数と軽量ボディにより、サバイバルゲームのセカンダリーに最適だ。

「ワルサーPPK クラシック」詳細

2025年5月1日発売
価格：16,280円
全長：158mm
銃身長：81.2mm
重量：370g（空のマガジンを装着した場合）
弾丸：6mm BB（0.2～0.25g）
動力源：専用ガス
装弾数：18＋1発（1発は本体に装填した場合）

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夏にはパワフルなリコイルを味わえて冬でも快調に動作する！ 1年中楽しめる「GLOCK G17 USWトレーサーカービン CO2GBB」（BATON）

BATON「GLOCK G17 USWトレーサーカービン CO2GBB」6月6日発売。価格：63,580円

　次に紹介するのは、BATONのCO2ガスガン「GLOCK G17 USWトレーサーカービン CO2GBB」。同社の「GLOCK G17 Gen.5 MOS CO2GBB」用のカービンコンバージョンキットとエアガン本体がセットになっており、ハンドガンの利点とライフルの狙いやすいという利点を兼ね備えている。

　ハンドガンの利点として挙げられるのが、取り回しのよさ。狭い通路も動きやすいし、長物ほどバリケードから離れる必要はない。もちろん軽量性も重要なポイントだ。しかし射撃時に手がぶれやすいので、遠くのプレイヤーに確実に当てるにはかなりの練習が必要となる。

　一方、本製品はARCHWICK製レプリカのカービンコンバージョンキットに加工を施し、「GLOCK G17 Gen.5 MOS CO2GBB」を収納し、ACETECH製マズルフラッシュトレーサー「Drumfire」を付属したフルセットだ。折り畳み式ストックでしっかりと肩付けでき、光学サイトも装着できるので、ライフルのように遠くのプレイヤーも狙いやすい。もちろんストックを畳めばハンドガンと同等の取り回しやすさになる。近、中、遠距離をこなせるエアーソフトガンとなっている。

　付属トレーサーであるACETECH製「Drumfire」は、銃口を光らせるマズルフラッシュエフェクトと、赤と緑の蓄光BB弾を光らせるトレーサー機能を搭載している。屋外ではマズルフラッシュにより威圧効果を期待でき、屋内ではトレーサー機能により弾道を確認できる。なにより、どちらも撃っていて楽しい。

　前述したように、本製品はカービンコンバージョンキットのフルセットなので、中身の「GLOCK G17 Gen.5 MOS CO2GBB」を取り出してハンドガンとしても利用できる。「GLOCK G17 CO2マガジン」の入手性が高いのも魅力的だ。動力源がCO2カートリッジなので、夏にはよりパワフルなリコイルを楽しめ、冬でも快調に動作する。季節・フィールドを問わず遊べる1丁だ。

「GLOCK G17 USWトレーサーカービン CO2GBB」詳細

2025年6月6日発売
価格：63,580円
装弾数：22＋1発（1発は本体に装填した場合）
発射モード：セミオート
動力源：CO2 12gカートリッジ（PUFF DINO・BASIKOS）
その他：ACETECH製専用設計マズルフラッシュトレーサー「Drumfire」同梱、「GLOCK G17取り外し」可能

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パワフルなブローバックを楽しむ！「デザートイーグル.50AE JPエディション CO2 ver.」（LayLax）

LayLax「デザートイーグル.50AE JPエディション CO2 ver.」7月下旬発売。価格：30,800円

　最後に紹介するのは、CO2ガスガン「デザートイーグル.50AE JPエディション CO2 ver.」。実銃「DESERT EAGLE」を製造する米国のMAGNUM RESEARCH公式ライセンスを取得したことによるリアルな外観や刻印だけでなく、フルストロークするスライドによるエアガンとしては規格外のブローバックが魅力だ。

　「デザートイーグル」と言えば「最大口径ハンドガン」とも称されており、これまで東京マルイ、KWC、CyberGun、WE-Techなどが製品化している人気の銃だ。「バイオハザード」、「マトリックス」、「コマンドー」、「イレイザー」などの映画にも登場しており、その迫力のルックスから「最強の自動拳銃」としてサバイバルゲームでも熱い支持を得ている。

　今回紹介する「デザートイーグル.50AE JPエディション CO2 ver.」の非常にユニークな仕様が、予備シリンダーを同梱していること。その強烈なリコイルにより平均4500発でシリンダーが破損する可能性があるが、デザートイーグルならではの射撃フィーリングを損なわないために、あえてそのセッティングのまま商品化されている。

　その代わり、前述のとおり予備シリンダーがひとつ付属し、ユーザー登録すればさらにふたつ目の予備シリンダーが無償提供される。合計で平均1万3500発撃てるのであれば、思う存分サバイバルゲームで活躍させられるはずだ。

　ブローバックがパワフルなぶん、リコイルを制御するには慣れが必要だが、尖った仕様のデザートイーグルを撃つのは間違いなく楽しい。予備シリンダーを用意するというユニークすぎる仕様の「デザートイーグル.50AE JPエディション CO2 ver.」は、フィールドでもシューティングレンジでも輝く1丁となるだろう。