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見どころ満載! “普通の女の子プラモデル”「創彩少女庭園」のバーチャル展示会場内覧レポート
どうみても”普通じゃない”作例展示も必見
2020年8月29日 10:30
- 【創彩少女庭園オープンキャンパス】
- 公開期間:8月29日10時~9月18日18時 予定
コトブキヤは、“普通の女の子プラモデル”をコンセプトにした新商品「創彩少女庭園」を初お披露目するオンライン展示会、「創彩少女庭園オープンキャンパス」を9月18日18時まで開催する。こちらはネット上でバーチャル展示会場を見て回ることができる催しだ。
「普通の女の子プラモデル」、というのは模型メーカーが挑戦し続け、いまだ実現できたと言い切れないテーマだ。プラモデルは車やロボットなど機械をモチーフにするのが一般的だろう。人物は固定ポーズのフィギュアが主流だ。なぜか? パーツを組み合わせるプラモデルでは女の子の華奢な手足や、少女の柔らかな曲線が表現できなかったのだ。
それが昨今変わり始めている。ウェーブの「キャラグミン」などの組み立て式のハイクオリティなフィギュアが出始め、1つの到達点はBANDAI SPIRITSの「Figure-riseLABO」が登場した。他社ではシールで実現する複雑な「目」もパーツの組み合わせで表現するという技術は驚きだ。肌の下の筋肉まで感じさせる皮膚表現など本当に別次元の方向を見せ始めている。
一方のコトブキヤは「かわいらしさ」と「可動」で突き抜けている。「メカ+美少女」というコンセプトで「フレームアームズ ガール」、「メガミデバイス」、「武装神姫」など立て続けに商品を発表、デザイナーのかわいらしいイラストのテイストをきちんと再現した顔パーツと、無骨なメカを組み合わせ、ロボットフィギュアとしての遊びもプラスした。今や多くのファンを獲得し、コトブキヤは「美少女プラモデル」というジャンルで大きな存在を示した。
そのコトブキヤが満を持して送り出すのが「創彩少女庭園」なのだ。モチーフはメカ要素一切なしの“セーラー服の女の子”である。より自然で細い手足、プラ素材での布の表現、作品ごとに突き詰めてきた“かわいらしい女の子”へのベクトルを突き詰めた「創彩少女庭園」の発表は大きな話題を呼んだ。それがついに正式稼動するのである。
オンラインでの展示に先駆け、展示会場のメディア向け内覧会が実施された。発表から話題の「創彩少女庭園」を実際に見ることができたので、その様子をお届けしよう。
まず会場の入り口では、メインキャラクター「結城まどか」、「小鳥遊暦」、「佐伯リツカ」の3人の等身大ポップがお出迎え。
展示会のメインであるプラキットの展示は、商品第一弾の結城まどかが塗装済みの状態で飾られていた。通常の黒髪のまどかの隣には、ピンク色に染まった「ドリーミングスタイル フレッシュベリー」バージョンが並べられている。パッと見では全くの別キャラクターのように思えるほどガラリと印象が変わっている。
キャラクターデザイン・森倉円氏のタッチを忠実に立体化した女の子の可愛さはもちろん、身に着けている小物、服のシワや風でなびくスカートの表現など、見どころが多い。
第2弾、第3弾のラインナップである小鳥遊暦と佐伯リツカの試作品も展示されており、ここではキットに付属する付け替え用の髪型パーツを確認することができた。
さきほどのまどかは色で印象を変えていたが、髪型の変化はさらにキャラクターのイメージを様変わりさせる。女の子を自分好みの見た目できるのも「創彩少女庭園」ならではの面白いポイントだ。
ミキシング作例のコーナーも用意されていた。「創彩少女庭園」のキットは、コトブキヤが展開する別シリーズのプラモデルとの互換性があり、組み合わせることで様々な改造が楽しめる。魔法少女やSFの世界観など、“普通の女の子感をぶっ壊した”作例も展示されており、見ていてとても面白い。
最後のコーナーは、ソファーとテーブルが配置された自室をイメージした展示となっている。女の子たちが何体もテーブルの上に飾られており、日常の風景を賑やかに彩っていた。ニッパーやデザインナイフなどの道具を持たせているのも面白く、「創彩少女庭園」を集めてこんな風に並べるのも楽しそうだ。
今回レポートした「創彩少女庭園オープンキャンパス」は、9月18日18時までネットで見ることができるので、興味を持った人は今すぐ覗きに行ってもらいたい。