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【ワンホビ】1/24スケールの「ボトムズ」プラモデルがマックファクトリーから! 「ストライクドッグ」と「ブラッドサッカー」を発表
2021年2月11日 11:00
- 2月11日~2月17日公開
- 会場:アキバCOギャラリー
2月11日より公開された「ワンホビ32」。一般公開に先がけメディア向け公開が行なわれた。今回大きく話題を集めそうなのが、マックスファクトリーのプラモデル「PLAMAX ストライクドッグ」と、「PLAMAX ブラッドサッカー」だ。
この2体はアニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場するAT(アーマード・トルーパー)。ストライクドッグは主人公・キリコの前に立ちはだかるパーフェクトソルジャー・イプシロンの専用機。ブラッドサッカーはOVA「ザ・ラストレッドショルダー」に登場する、元レッドショルダー隊員達のATである。
どちらも全高20cmくらいありそうな大型のモデル。スケールは1/24というところに、「おっ」と思うファンもいるのではないか。「ボトムズ」の立体物としてその後大きな影響を与えるタカラが「ボトムズ」放映時に販売していたプラモデルの大型版が1/24スケールだったのである。
「1/24 スコープドッグ」は、アニメの設定画と異なる「立体物としての説得力」を追い求め、リアルなメカ描写を盛り込み“名作”と呼ばれた。その後の金型を受け継ぎ、改修を加えたウェーブのプラモデルや、ガレージキットなどでも1/24スケールの商品はある。今回、マックスファクトリーはそのスケールで、人気の高いストライクドッグと、ブラッドサッカーを販売する。
今回見て驚かされるのは、その試作品の精度だ。ラインがはっきりしていて、細かい。ATは全長4mほどのある意味非常に“小さい”ロボットだ。ボディのほとんどはコクピットであり、そのハッチの中にはパイロットがいる。ガンダムなどの巨大ロボットとは一味違う、パーツのゴツゴツとした実在感、スケールモデルのようなリアリティのある描写がウリだ。試作品の非常に細かく、しっかりとしたラインで形作られるメカ描写は、他のロボットにはない迫力がある。
マックスファクトリーはかつて「ボトムズ」のATを樹脂製のアクションフィギュアとして販売してきた。樹脂製はどうしても精度が甘くなる。今回これまで培ったプラモデル設計の技術を活かし、ATという独特のメカ描写ができるモチーフに最新の造形技術で挑むという。「プラモデル」という高い精度を実現できるジャンルだからこその表現をしたいという。
コクピットは開くか? ATの大きな特徴である駐機状態「降着ポーズ」は再現するか? 関節はポリキャップを使うのか? 様々な疑問が浮かんだが、「開発中のため検討段階」とのこと。強いこだわりを感じさせる造形なだけに、製品の詳細が気になるところだ。今後の続報を待ちたい。