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【ワンホビ】異形の巨人がそびえ立つ! 「threezeroX竹谷隆之 イデオン」、試作品を展示

2月11日~2月17日公開



会場:アキバCOギャラリー

 今回のワンホビで楽しみにしていたのが、アクションフィギュア「threezeroX竹谷隆之 イデオン」の試作品展示だ。本商品は発表と同時に注目しており、その試作品を目にできるのはワクワクしていた。

 「threezeroX竹谷隆之 イデオン」は、原型師であり造形作家である竹谷隆之氏と香港のフィギュアメーカーthreezeroのコラボレーションで生まれたプロジェクト。竹谷氏はS.I.C.やリボルテック竹谷といったプロダクトや、「シン・ゴジラ」の雛型造形など、生物的な要素を活かした“異形”を世に送り続けている。今回竹谷氏は「イデオン」に挑んだのだ。

【threezeroX竹谷隆之 イデオン】
圧倒される大迫力だ。全高は約46cm

 イデオンは“第6文明人”という地球人とは異なる文明の遺物だ。今回のフィギュア「threezeroX竹谷隆之 イデオン」は、“人類とはかけ離れたテクノロジーの産物であること”をキーワードにデザインされているという。実はイデオンは角川のスニーカー文庫収録時に原作と大きく異なる異形のデザインで描き起こされている。こういったアプローチが行なわれるのも、物語上極めて特異な“無限力”を発揮するロボットだからこそだろう。

 竹谷氏がデザインしたイデオンは大胆にアレンジしながらもアニメ版イデオンの要素をきちんと活かしているところが面白い。全体のシルエットやカラーリング、腕や足の側面のミサイルポッドをまるで蜂の巣のように表現しているところなど、そのアレンジを原作と比べる楽しさがある。

 装甲の分割、生物を思わせる意匠、前進委ほど漉された奇妙な装飾、特に大胆なアレンジが加えられている頭部など本当に見所は多い。本商品は既に受注を開始している。価格は120,000円(税別)というすごい価格だが、その凄さを納得できるクオリティだ。弊誌ではメールインタビューも申し込んでいるので、続報も期待して欲しい。

【threezeroX竹谷隆之 イデオン】
ディテールに圧倒される。今回見ることはできなかったが、可動も確かめたかったところだ