インタビュー
【ゾイド】「AZ-14 ライガーゼロイクス」&「AZ-15 サイコジェノザウラー」インタビュー
2026年2月14日 00:00
- 【AZ-14 ライガーゼロイクス】
- 2月13日 予約開始
- 2026年9月下旬 発売予定
- 価格:16,500円(税込)
- 【AZ-15 サイコジェノザウラー】
- 2月13日 予約開始
- 2026年9月下旬 発売予定
- 価格:16,500円(税込)
タカラトミーのハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK(ティースパーク)」は、ゾイドのムービングキット「ADVANCED Zi」シリーズに「AZ-14 ライガーゼロイクス」と「AZ-15 サイコジェノザウラー」を2026年9月下旬に発売する。
「ADVANCED Zi」シリーズは「唯一無二のメカデザイン」・「自ら生み出す作る楽しみ」・「動く躍動する生命感」など「ゾイド」40年の歴史を経て培われた最新の技術を搭載したムービングキット。
「ゾイド」ごとに設定したテーマを元に、「再構築」・ 「洗練」・「練磨」が内包されたムービングキットの究極の姿を具現化する最高峰ブランドとなっている。
今回ライオン型ゾイド「ライガーゼロ」の特徴である「チェンジング・アーマー・システム(CAS)」からガイロス帝国軍が開発したイクスユニットを装備した「ライガーゼロ イクス」が登場。
さらに、TVアニメ『ゾイド-ZOIDS-』に登場するリーゼが駆るティラノサウルス型ゾイド「サイコジェノザウラー」がタカラトミーで初の立体化 。
「ライガーゼロ イクス」は『機獣新世紀ZOIDS 公式ファンブック』などに登場したガイロス帝国が完成させたイクスユニットに換装した「ライガーゼロ」。
最大の特徴は機体に換装されたイクスユニットで、イエーガー、シュナイダー、パンツァーの各ユニットの総合的な兵装を持ち、光学迷彩によるステルス性と電撃系の武装を持ったアーマーとなっている。近接戦闘で発揮する「スタンブレード」や高電圧ビーム砲「エレクトロンドライバー」の武装やチャフディスペンサーなど攪乱装備を備えている。
今回の商品化ではライガーゼロ素体を含めたフルセット「AZ-14 ライガーゼロイクス」とイクスユニットのみの商品も展開される。
「サイコジェノザウラー」は『ゾイド-ZOIDS-』に登場するリーゼが乗る機体で、青い装甲を纏い、頭部には二連フレキシブルレーザーや脚部の幻影発生装置を装備している。劇中ではレイヴンが駆るジェノブレイカーと対峙し、幻影発生装置でブレードライガーたちの幻影を見せた。そして、主人公バンたちガーディアンフォースのゾイドを翻弄し、その強さを見せつけた。
今回、タカラトミー ホビーキャラクター事業室コレクター事業部の開発担当者に本商品の魅力を聞いてみた。
シャープな造形と存在感を放つスタンブレードを持つライガーゼロ イクス
――今回AZシリーズでライガーゼロのCAS第1弾としてイクスユニットが選ばれた理由を教えてください。
開発担当:理由としては、過去にB-CASによる「AZ-06 ライガーゼロ フェニックス」が商品化され、「ゾイド」シリーズの中でもリメイクされていなかった機体ということもあり、とてもインパクトがあったことが1つの理由です。
「それを超えるインパクトがあるCASはどれになるのか?」と考えた時に、順当に考えればイエーガー、シュナイダー、パンツァーのどれかから始まると思うのですが、ここは思い切ってイクスユニットにしようということになりました。
開発担当:また、イクスはコトブキヤさんのHMMシリーズなど商品化自体は何度かされていますが、タカラトミーとして改めて他のCASを含めてリメイクされるのは初となります。
「AZ-02 ライガーゼロ」が発売されて久しく、「AZ-06 ライガーゼロ フェニックス」や「AZ-02EX2 ライガーゼロ 帝国仕様」などを展開しており、今回はそれに合う形で、おそらく今お客さんが欲しいであろう「ライガーゼロ イクス」をストレートにお出ししようと思い、4種のユニットの中からイクスユニットが選ばれました。
――イクスユニットの造形については、肩部の丸みのあるアーマーやスタンブレードなどAZシリーズで新たに設定や造形の追加、変更した箇所などはありますか?
開発担当:イクスユニットはもともと肩のアーマーをはじめ、大型のパーツで構成されたユニットです。
AZシリーズのライガーゼロ素体が、当時のキットよりも全体的に大型化している商品なので、そのままアーマーも拡大してしまうと大味なパーツになってしまうところがありました。
造形のアレンジとして、装甲が重なった積層装甲のような感じにしつつ、パーツ数は増やし過ぎないくらいで立体感を出すようにデザインしています。
――肩アーマーも厚みがあって存在感がありますね。
開発担当:元の意匠からして内部メカの上に一段装甲がついているような形なので、どうしても大きくなってしまう。
AZシリーズ自体も大きいサイズなので、他だけボリュームアップして、ここだけボリュームを下げてしまうと薄っぺらい印象になってしまうので、ここはちょっとバランスを取って厚めにデザインしています。
ここはちょっとした工夫として、前後で装甲のサイズを変えていて、後ろ脚の方が気持ち大きめになっています。こうすることで、前の方が細くシュッとしてスピード感のあるデザインが失われないようにと思い、少し工夫してみました。
開発担当:その他デザイン変更の一つとして、肩アーマーにあるパネルラインがあります。
ここは内側に第一装甲があり、その上に第二装甲が重なって軽量化されているデザインにしています。また、クリアパーツも当時品キットではクリアの板が貼ってあるだけでしたが、せっかくの目立つクリアパーツなので、今回裏と表で造形を変えています。
表側はつるっとした造形で裏面にパネルラインを入れていて、立体的な表現ができるようにアレンジを加えています。
開発担当:また、当時品キットでは脚部の装甲が限定的で、足回りの装甲がないデザインでしたが、AZシリーズでは脚の動きも増えているのでそれに合わせて新規造形の装甲を入れています。
――カラーリングについては「AZ-02EX2 ライガーゼロ 帝国仕様」に合わせた色合いなのでしょうか? また、「ライガーゼロ素体」も帝国軍仕様と同じなのでしょうか?
開発担当:基本は合わせたものになっています。実は当時品キットでは首筋に赤いパーツが使用されているのですが、今回は全体のカラーリングに合わせて金色にし、“忍者ライガー”らしい色合いになっています。
開発担当:ちなみに「AZ-02EX2 ライガーゼロ 帝国仕様」のタイプゼロアーマーでも当時品と同様のカラーリングのパーツがありますので、イクスユニットと差し替えた時に当時品キットと同じカラーリングを再現することもできます。
――イクスユニット自体は他の「AZ-02 ライガーゼロ」などと互換性があるのでしょうか?
開発担当:もちろん、「AZ-02 ライガーゼロ」に換装させることができます。
一方で「AZ-02EX2 ライガーゼロ 帝国仕様」と「AZ-06 ライガーゼロ フェニックス」、「機獣新世紀ZOIDS CORE BOX」に同梱されていた「AZ-02EX ライガーゼロ レイ・グレック仕様[共和国カラー]」は上記の素体と異なり、背中にアームがついているユニットが使用されており、このままでは換装することができません。
そこで中継用のアダプターを付属し、こちらを使用することで換装が可能となります。
――顔周りのフィンの大きさも当時品キットと比べるとだいぶアレンジが入っていますね。
開発担当:今回はライガーゼロの素体ができている状態なので、フォルムに合わせて全体のバランスを調整しています。モーター駆動の連動する箇所も当時品キットと変わっているので、単に大きさを調整するだけではなく、首や上顎が開くような形で動作するので、パーツが干渉せずに綺麗に動くように寸法を調整しつつ、全体のバランスを整えています。
――特徴的な背部の武装については近接戦闘時の「スタンブレード」展開や高電圧ビーム砲「エレクトロンドライバー」の展開は可能でしょうか?
開発担当:武装の各展開は手動にて可能です。また、肩のアーマーも開いて、中の放熱フィンも展開します。肩アーマーの下にはチャフディスペンサーの造形も入っております。
開発担当:このギミック自体は当時品キットからあるものを、より目立つ形で造形強化したり、また可動域を広げたりしています。
――今回、歩行ギミックで新たに加えた機構などはありますか?
開発担当:「AZ-01 ブレードライガー」からの継続ではありますが、ブレード自体が腹部の装甲についておりますので、歩行とともにブレードが動くようになっています。
LED発光も「AZ-02 ライガーゼロ」ではオレンジでしたが、今回の素体は「AZ-02EX ライガーゼロ 帝国仕様」同様のグリーンになっています。
――続いて、「AZ-14 ライガーゼロイクス」のこだわりポイント/苦労ポイントを教えてください。
開発担当:基本的には造形一発勝負な商品なので「どれぐらいアレンジが含まれるか?」を設計するのに苦労しました。
「AZ-02 ライガーゼロ」の時点でアレンジを色々加えておりますので、「どこまでアレンジを入れて、ライガーゼロイクスに見えるか?」を決めるのが難しかったです。
アレンジを足しすぎてしまうと元のライガーゼロイクスの魅力がなくなってしまうので、印象を壊さずに変えることを意識しました。
開発担当:また、今回はすべてのAZシリーズのライガーゼロ素体に互換性を改めてつけるためのバランスを取るのが大変でした。AZシリーズでは素体は2種になりますので、「AZ-02 ライガーゼロ」の素体は付けられるのに、「AZ-06 ライガーゼロ フェニックス」の素体は付けられないといったことがないようにしてアダプターを付けるなどの対応をしました。
AZシリーズのライガーゼロを持っているすべての方に遊んでいただけるように心がけました。
リーゼが駆るサイコジェノザウラーがこだわりの色彩と造形でAZシリーズに登場
――はじめに「AZ-15 サイコジェノザウラー」の商品化の経緯について教えてください。
開発担当:「AZ-09 ジェノザウラー」がご好評をいただきまして、「いろいろバリエーションを出したい」というところでサイコジェノザウラーも展開することになりました。
実はサイコジェノザウラーはタカラトミーでキット化されたことのないゾイドでした。
当時品キットでもアニメイメージに近いものを作ることもできますが、タカラトミー商品として商品化してほしいとの声もあり、今回AZシリーズでの立体化となりました。
――カラーリングもリーゼ専用機として印象的な青の外装など一新されていますね。
開発担当:素体部分のカラーリングは「AZ-09 ジェノザウラー」と同じ紫色ではありますが、“サイコ”という名前の通りサイケデリックな感じを出したかったので、ちょっと明るめの紫を使用しています。
そこについている水色の装甲については、暗めと明るめの中間のようなバランスを取っています。水色は明るくしすぎると可愛らしい感じになってしまうので、少し黒を入れるような形で調整しています。
――青色系だけでも複数の色分けがされていますね。
開発担当:青で言うと成形色で、本体の水色と手先のメタリックブルーの2色を使ってます。それとは別に脚部の排気ダクトは別の濃い青を設定して、基本は青3色となっています。
――続いて造形に関しましても「AZ-09 ジェノザウラー」から新規で起こした部分はありますか?
開発担当:そうですね。サイコジェノザウラーのためだけに新造した頭部となっております。アニメで活躍した二連フレキシブルレーザーの造形が入っています。
また、特徴である脚部の幻影発生装置のポッドも開閉ギミックを備えて、中の投影機のディテールを入れております。こちらは脚部の5mm軸に取り付ける形になっているので、別売りの「AZ-09 ジェノザウラー」や「AZ-12 ジェノブレイカー」に取り付けることもできます。
細かい部分では頭部の二連フレキシブルレーザーの砲口も開口して造形を整えています。AZシリーズでは、砲口などは可能な限り穴を開けるようにしています。
開発担当:背中のロングレンジパルスレーザーライフルもオリジナルのトミー版に近いフォルムにリニューアルしたものになっています。また、「AZ-09 ジェノザウラー」のロングレンジパルスレーザーライフルや頭部パーツも付属しているので、好みに合わせて付け替えることができます。
こちらを使用することで、“水色のジェノザウラー”を作ることもできます。
――マーキングシールで変更したものや追加されたものはありますか?
開発担当:アニメ登場機体なので、マーキングが存在しておらず、基本的には「AZ-09 ジェノザウラー」を踏襲したデザインが収録されています。
玩具オリジナルとして「サイコジェノザウラー」の型番(ナンバリング)を新たに加えた「EZ-026P」としています。
リーゼ専用機なので「EZ-026R」も考えましたが、リーゼのキャラクター的に自分専用機と主張しないかなと思うので、仕様を示した型番の方がしっくりくるかと思い“PSYCO”の“P”を入れました。
――パイロットフィギュアはリーゼが付属するのでしょうか?
開発担当:パイロットフィギュアではもちろんリーゼが付属し、オーガノイドのスペキュラーもついてきます。
スペキュラーに関しても、アニメ仕様として商品化を決めていたので、当時品キットではブレードライガーにはジーク、ジェノブレイカーにはシャドーが付属していて、私自身もやはり子どもの時に買ってオーガノイドが付属していたのがすごく嬉しかったので、AZシリーズでも同じように楽しめた方がいいと思い、今回おまけとして立体化しました。
――LED発光についての変更点はありますか?
開発担当:発光ギミックは目元がサイコジェノザウラーに合わせて青色になっています。口部とゾイドコアは継続して赤で2色つかった商品です。
――歩行ギミックに関しても「AZ-09 ジェノザウラー」を踏襲している形でしょうか?
開発担当:そうですね。基本的に素体は共通ですので、歩行も同じ形でしっかりと2足歩行ができるようになっています。また、荷電粒子砲の発射姿勢も、頭を下げた状態にして放熱フィンを展開することができます。
――次に「AZ-15 サイコジェノザウラー」のこだわりポイント/苦労されたポイントを教えてください。
開発担当:こだわったところでは新規造形のパーツですね。先ほどもお話したように、目元のLED発光の色も含めて、基本的に再現できる場所はすべて再現しています。
また、パイロットフィギュアに関してもどうしてもつけたかったので、開発チーム内で「必要ないのでは?」という意見がありつつも、アニメを完全再現する意味でリーゼとスペキュラーを付けました。
――サイコジェノザウラーがアニメオリジナルの機体になりますが、これを再現するにあたって気を付けた部分はありますか?
開発担当:その点は苦労しました。AZシリーズのゾイドは、元々当時トミーが作ったキャラクターのカラーリングや造形を元にしているので設定を社内の誰かが把握しているのですが、今回アニメ『ゾイド-ZOIDS-』オリジナルのゾイドなので、社内でも誰も把握していない状態でした。
私たちも商品化に当たり、当時の設定資料を掘り返したり、情報を集めるところから始めました。「ここの色は何色なんだ?」などアニメと資料を見比べて、「ここがちょっと違うんじゃないか?」と議論しました。
また、アニメだとサイコジェノザウラーのアニメ登場シーンは、ほとんど暗い場面が多かった。夕暮れや、燃え上がってる都市部での戦闘など、だいたい色が乗っている状態で、正しい色の検討しにくいところでした。
アニメではシーンによって色が変わっている場合もありました。そのため、基本的には平均的な色合いになるように、最も多くの人が見慣れているであろうカラーリングとなるように意識して色を決めています。
――ほかにこだわったポイントはありますか?
開発担当:ロングレンジパルスレーザーガンは、前回攻めたデザイン変更だったので、旧来のデザインが好きな人も楽しんでいただけるようにデザインを変えたバージョンが付属というアイディアを試してみました。「AZ-09 ジェノザウラー」のデザインも付属しておりますので、いろんな楽しみ方をしていただけると幸いです。
――最後にユーザーへのメッセージをお願いいたします。
開発担当:AZシリーズがご好評いただき、「40TH ANNIVERSARY ZOIDS」を含めて3年続けることができました。
今回のサイコジェノザウラーのようなアニメオリジナルの機体や当時品キットのみのCASなど、いろんな商品を出させていただくことができるようになりました。これもひとえに応援して下さる皆様のおかげです。
AZシリーズは2026年1月1日のティザーも出させていただき、まだまだ展開を控えているので、ぜひ皆さん楽しみにしていただけたら幸いです。
――ありがとうございました。
(C) TOMY
(C) TOMY (C)ShoPro
※画像は試作品を使用しています。実際の製品とは異なる場合がございます。ご了承ください。
















































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