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第59回静岡ホビーショー、改めて予定通りの開催を決定

「静岡ホビーショーは『不要不急』に該当するイベントではない」

5月13日、14日開催



会場:ツインメッセ静岡北館

 静岡模型教材協同組合は5月13日、14日開催の第59回静岡ホビーショーについて、改めて開催する方針であることを関係者に通知した。

 静岡ホビーショーは1955年に設立された静岡模型教材協同組合が主催するイベント。1959年に「第1回生産者見本市」が開催され、翌年に「第2回模型船舶見本市」として一般公開も開始、以降昨年の新型コロナウィルス感染防止のための自粛まで毎年開催されていた。

 現在、大阪、東京から緊急事態宣言の要請という状況にありながら、第59回静岡ホビーショーを予定通り開催するという通知を行なった静岡模型教材協同組合は、公式ページにあるように厳格な感染対策を行ない、一般公開日をなくした上で、来場者を事前参加者に限り、そのうえ場合によっては入場制限を行なう上での開催を決断した。

公式ページで明記されている感染対策。画像は1ページ目で、かなり細かく感染予防を規定している

 通知には「静岡ホビーショーにおける商談の場を2年連続中止とすることは業界の発展にも好ましいものではなく、弊組合では静岡ホビーショーが『不要不急』に該当するイベントであるとは考えておりません」という文言もあり、組合側の開催に向けての強い意志を感じさせる。

 昨年の11月に静岡で開催された「静岡モデラーズ合同展示会」に出席した静岡模型教材協同組合の理事長であり、タミヤの会長である田宮俊作氏は、「2021年1月に予定されていたドイツのホビーショー『ニュルンベルク国際玩具見本市(シュピールヴァーレンメッセ)』も中止が決まった。だからこそ、静岡のホビーショーは世界の模型ファンにとって重要だ」と繰り返し語っていた。「世界の模型ファンのために開催したい」という意思を、改めて感じさせる通知となった。

※ニュルンベルク国際玩具見本市(シュピールヴァーレンメッセ)は2021年1月に予定されていたものが中止になりました。記事に誤りがあり、修正させて頂きました。