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東京マルイの最新技術を集結! 「次世代電動ガン MP5A5」の詳細が明らかに

実銃らしさを追求したデザインと強度、電子トリガーなど未来を提示する商品に

4月23日発表



 東京マルイは「マルフェスONLINE Pt.4」において、新商品「次世代電動ガン MP5A5」を発表、「新製品コーナー」でその詳細を明らかにした。「次世代電動ガン MP5A5」は発売は2021年夏、価格は未定だ。

【新たにラインナップに加わる次期新製品を、詳しくご紹介!】

 東京マルイが「電動ガンスタンダード MP5A5」を発売したのが1992年10月、2002年に「電動ガンスタンダード MP5A5m HG」を発売している。電動ガンスタンダードではリコイルショックを生じさせる機能はない。今回発売される「次世代電動ガン MP5A5」はすべてを一新した新商品であり、電動ガンスタンダードはもちろん、次世代電動ガンでも採用していない新システムを内蔵している。今後の東京マルイの商品を語る上で見逃せない商品となった。

 「次世代電動ガン MP5A5」の重量は3.1kg、実銃と変わらない重さとなっている。実銃採寸により、デザインなども可能な限り再現している。アッパーフレームは亜鉛ダイキャスト。ハンドガード、ロアフレーム、バッドプレート、セレクター、コッキングハンドルは、強化ナイロン樹脂。本物の銃に使われていた部品を砕き、成分分析をした上で材質を再現しているという。アッパーフレームなどの塗装も本物感を感じさせるものとなっている。実銃の雰囲気を感じさせるように、非常にこだわった外観となっている。

外観、質感、使用素材に強くこだわった商品となっている

 今回の最大のこだわりが、映画などで行なわれている、コッキングハンドルを手でたたいて戻すアクション「HKスラップ」。コッキングハンドルをいったん引き、ロックさせてからマガジンを装着、このハンドルにチョップするように手をたたきつけることでロックを解除させるこのアクションを「HKスラップ」という。このときハンドルには大きな負荷がかかるが、このアクションがきちんと何度でもできるように、強度にもこだわっている。これは部品構成も考慮して設計されているとのことだ。

コッキングハンドルをたたいて戻す「HKスラップ」
サイレンサーなどを取り付けるためのアダプター
マガジンは従来のものとは互換性はない

 大きな注目は内部メカだ。内部メカは次世代電動ガンでは初の“3バースト”が可能になった新メカボックス。このメカボックスはFET(電子トリガー)を採用、さらにICチップで制御を行なっているのが、「Mシステム」。このシステムにより、FETが破損した場合の暴発を防止、バッテリーの電圧を監視し過放電を防ぐ。内部メカの異常を監視し、異常時に動作を停止させる機能も持たせているといった、安全面を重視した設計になっている。安定した射撃を行なうためのブレーキ機能や、銃を使用していないときにバッテリーの過放電を防ぐスリープ機能も搭載しているという。

 さらに「電子ヒューズ」により内部の効率化が向上、セミオートの切れがよくなり、レスポンスも向上している。これまでの次世代電動ガン同様の300gの重りが内蔵されているので、強いリコイルを楽しむことができる。リアサイトは専用の治具で調整可能、ストックも強度の高いものとなっている。バッテリーはハンドガードの中に納められている。

動作の確実性、安全性を追求した最新メカボックス

 「次世代電動ガン MP5A5」は、従来の商品での不満点を解消し、現在の東京マルイならではの最新技術による造形、材料選択による「本物のMP5A5を手にしたような感触が得たい!」というユーザーの夢に近づけた商品となっている。さらに現在の次世代電動ガンより新しい最新システムを導入し、安全性、確実性を増したメカニズムを実現している。MP5A5のファンはもちろん、エアガンファンに見逃せない最新商品となっているのだ。今後の情報にも期待したい。

【シューティングレンジで、開発中の次期新製品を実射!】