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4つのクローラーで、荒れた地面をもろともしない「四輪クローラー工作セット」が12月発売。改造で「ワイルドミニ四駆」のボディを載せることも可能

【四輪クローラー工作セット】

12月発売予定

価格:2,640円(税込)

 プラモデルとはひと味違う、動きと改造を楽しむタミヤの「楽しい工作シリーズ」のラインナップに「四輪クローラー工作セット」が加わった。このシリーズではおなじみとなった、「クローラー」と呼ばれるキャタピラを4つも装備した車両を作れるキットである。

「四輪クローラー工作セット」。12月発売予定、価格は2,640円(税込)

 車両のタイヤの代わりに付いているのが、インパクトのある三角形のクローラー。頂点にある駆動輪が履帯を介して動力を伝える仕組みで、それぞれは独立して前後にスイングし、前輪は左右にもスイングすることで、路面にパワーが伝わり、地面の大きな凹凸も乗り越えられるようになっている。

車体前方底面のフロントアクスルは大きく左右にスイング。クローラー個々の前後スイングとともに、路面にしっかりとパワーを伝える
クローラーは頂点に駆動輪があり、それぞれが前後に大きくスイングする
こちらがその仕組みの図解

 本体の仕組みはミニ四駆と似ていて、中央に通ったシャフトが前後の駆動輪をギアで作動させて、付属の130モーター1個で力強い走行が可能だ。また車体底面までの高さは約24mmを設けてあり、凹凸に乗り上げて止まってしまうことをできる限り避けられる仕様となっている。

中央のシャフトは前後のギアボックスに繋がり、駆動輪を動かしている
【TAMIYA 4-TRACK CRAWLER タミヤ 四輪クローラー工作セット(2021年12月発売予定)】

 また発売中の「ワイルドミニ四駆」シリーズの一部と連動ができ、ボディを本体に載せることも可能だ。ただし車種によっては、ボディを削る必要があるとのことだ。付属するボディはかなりシンプルなので、改造することでさらにインパクトのある車体に仕上げることもできるだろう。

 完成後は家でも外でも楽しめそうなこのキット。これからの季節なら、落ち葉の山や雪の上などを走らせてみたい。

「ワイルドミニ四駆」の「マンモスダンプ」のボディを載せた作例
「2021年末受注会 in Kawada」のタミヤブースには、12月発売予定のミニ四駆の新作「K4ギャンボー」なども展示されていた