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【静岡ホビーショー】”ガンプラ史上最高峰”「MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム」の魅力をリポート
内部フレームの金属表現とアレンジの利いたギミックに注目
2022年5月11日 19:23
- 【MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム】
- 6月下旬より予約開始
- 11月 発売予定
- 価格:15,400円(税込)
BANDAI SPIRITSは、イベント「第60回 静岡ホビーショー」にて、「MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム」の全貌を公開した。
本商品はテレビアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にてキラ・ヤマトが搭乗したモビルスーツ「ストライクフリーダムガンダム」をガンプラの「MGEX」シリーズで立体化したもの。
「ストライクフリーダムガンダム」といえば、ガンプラでも「HG(ハイグレード)」、「MG(マスターグレード)」で立体化されている。
今回はガンプラの中でも「MSの極限表現に挑む」ハイエンドブランド「MGEX」でキット化第2弾として発売が予定されている。「ハイエンドのガンプラ」と聞くと筆者は「Hi-Resolution Model(ハイレゾリューションモデル)」のシリーズが真っ先に思い浮かんだ。
「Hi-Resolution Model(ハイレゾリューションモデル)」は劇中の機体設定を「素材の組み合わせ」と「デザインアレンジ」によってハイレゾリューション(高解像度)化するブランドで、その可動とデザインの美しさは圧巻でガンプラの一つの到達点だと筆者は感じていた。
しかし、「MGEX」シリーズはさらに違ったアプローチから機体の魅力を引き出していく試みがされていた。そのためにデザインにもアレンジが加えられ、これまでとは違った「ストライクフリーダムガンダム」が誕生した。
注目は何といっても内部フレームの金属表現。「ストライクフリーダムガンダム」は劇中でも関節部が金色に輝き、その存在感を発揮していた。その金属表現は内部フレームに凝縮され、3種の特殊加工と2種のメタリック成形により金属の濃淡や輝きを細かく分け、極限のカラーディテールとなっている。
そこにリアリティを吹き込むようにエッチングシールによる細かなスリットや金属パーツ表現が施されている。
担当の方にお話を伺うことができ、本キットはこの内部フレームがよりカッコよく見えるアレンジが加えられているという。
アレンジには、肩のアーマーやフロントスカートの展開や赤のクリアパーツによる内部の透過などアニメにはなかったものが採用されている。
また、「外装の上から改めて金色のパーツをはめ込む」ことはしていないと聞き、筆者は驚かされた。
本体のほんの些細な部分にも内部フレームが露出。展示された「MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム」の足先にも細かな金色が覗いており、色分けやシールによるものではない。
内部フレームを美しく見せる極限の表現が微細な部分にも表れており、本キットの精巧さを物語っている。
素組の状態でも極限のクオリティをはじき出す「MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム」の完成度の高さに脱帽した。
また、片膝立ちや前腕部の独立可動などができる広い可動域と各種武器のギミックにもこだわっている。正しく”ガンプラ史上最高峰”を謳うMGEXブランドの新製品に相応しい仕上がりだ。一般公開日には是非その目でご確認頂きたい。