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【静岡ホビーショー】耕運機の次は除雪機だ!マックスファクトリー、プラモデル「みのり with ホンダ除雪機HSS1170n(JX)」を発表
2022年5月13日 10:48
- 【みのり with ホンダ除雪機HSS1170n(JX)】
- 発売日・価格未定
無骨なメカと女の子の組み合わせ。マックスファクトリーのプラモデル「みのり with ホンダ除雪機HSS1170n(JX)」は、山下しゅんや氏が描く女の子「みのり」ちゃんと、ホンダの現用除雪機「HSS1170n(JX)」を組み合わせたプラモデルだ。
本製品は2018年5月に発売された「PLAMAX MF-21 minimum factory みのり with ホンダ耕耘機F90」のコンセプトを受け継ぐものとなる。「人がいることでと機能を発揮するメカ」という意味合いを込め、"除雪機"というモチーフを選んだとのこと。
除雪機は「オーガ」と呼ばれる巨大な回転式の爪に雪を巻き込みかき集め、シュートと呼ばれる部分から雪を排出する。搭載しているエンジンはこの雪を砕き捨てる機能に使われるため、移動は人力となる。耕運機も人間が持ち上げて移動させなければ機能を発揮できない。「人とメカ」を立体化する意味はここにあると開発者は語った。
「HSS1170n(JX)」は、耕運機の「F90」に引き続きホンダ製であり、協力体制にノウハウがあったこと、何よりも「丸いライト」がモチーフ選択の決め手になったという。耕運機の「F90」は1966年製とかなり古い機種だったが、丸いライトは愛嬌があり選定の理由の1つとなった。今回の「HSS1170n(JX)」もこの丸いライトが1つ目のような、独特のキャラクター性をもたらしている。
会場では実機も見ることができた。やはり目を惹くのは巨大なかぎ爪オーガだ。これだけ大きな金属製の刃が回転するというのは悪役巨大ロボットのような迫力がある。加えてクローラー(キャタピラ)である。小型だがパワフルなエンジン、シンプルな操作パネルと、メカ好きの要素が詰まっている。
みのりちゃんも冬の装いだ。もこもこのダウンジャケット。跳ね上げたフードの縁は暖かそうな羽毛があしらわれている。大きな飾りのついた帽子もかわいらしい。上半身の重装備に対して下半身は短いミニスカートから、足の形がしっかり出るタイツなのがセクシー。そして雪の中を歩くための長靴も細かい。長靴の縁から雪が入らないように、ゴムパーツでの延長と縁の補強を行なっている、雪の中の作業を考えたデザインだ。
みのりフィギュアはポーズ替えだけでなく、首元にマフラーを装備させ、選択の幅を広げる。飾って楽しむ面白さを持たせているのだ。
前回の耕運機も注目を集めたが、今回、このコンパクトで力強い除雪機も話題を集めそうだ。ハセガワなども最新の稲刈り機や建機をプラモデル化している。「働く機械」はより生活に密着した実用的なメカや部品の使われ方に魅力がある。加えて、マックスファクトリーのラインナップは魅力的な女性フィギュアとセットにし、「人とメカ」をコンセプトとしている。今後も注目必至のプロダクトだ。