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【ワンフェス】大きいことは良いことだ!「アズールレーン」ヴィットリオ・ヴェネトの妖艶さ!
島風やブラック・プリンスなど、素材にまでこだわったFREEingのフィギュア
2022年7月25日 10:49
- 【ワンダーフェスティバル2022[夏]】
- 開催日:7月24日10時~17時
- 会場:幕張メッセ 国際展示場 1~8ホール
- 一般チケット:3,000円(※小学生以下無料)
今回はユニオンクリエイティブブースで試作見本を出展していたFREEing。Android/iOS用シューティングRPG「アズールレーン」のキャラクターフィギュアを出展していた。会場で担当者にフィギュア製作時のFREEingとしてのノウハウも聞くことができたので紹介していきたい。
今回出展されたフィギュアは基本的にはゲーム内イラストがベースとなっている。髪の毛、視点、肌のつやの感じ、スタイリングなど、魅力的なイラストをそのまま立体化したような「このイラストのフィギュアが欲しい」というファンの気持ちを大事にした造型、フィギュア化を心がけているという。
ただイラストは2Dだ。足の形や、顎のライン、胸のラインなど、イラストではうまく描けても立体化したときに整合性がとれなくなる場合も少なくない。様々な美少女フィギュアを手がける原型師と、FREEingの技術があってできるところも多いとのこと。
今回のラインナップで筆者が強く目を惹きつけられたのが「ヴィットリオ・ヴェネト ラスペツィアの花」。「アズールレーン」のキャラクターヴィットリオ・ヴェネトの着せ替えを再現したフィギュアだが、寝そべってこちらを見る視点にぞくりとする色気がある。繊細な髪の広がりを樹脂でどう再現するかも興味深いが、ボリュームたっぷりの肢体もとても魅力的だ。
「ヴィットリオ・ヴェネト ラスペツィアの花」は、イラストで強調された印象的な部分を違和感なくきちんと立体化し、フィギュアとして体のバランスも整えるというのはやはり難しいだろうなと感じさせる。イラストと較べると改めてフィギュアとして自然な体系のバランスにアレンジされているのがわかる。イラストの魅力を再現しながら、フィギュアとしての魅力的な表現を実現している。
「島風 最速バニーの招待?状」はFREEingお得意のバニーフィギュア。樹脂をフィギュアの足にかぶせタイツ状に仕上げるこの技術はリアリティをもたらす表現だ。島風のフィギュアで驚かされるのは髪の表現。左右に大きく広がった髪の毛をしっかり構成させるためにはフィギュアで多用される軟質の素材であるPVCだけでなく、要所に剛性が高いABSを使うなどしているという。
FREEingのフィギュアの特徴として"大きさ"がある。通常のフィギュアの全高が26cmくらいに対して、FREEingのバニーフィギュアは40cmを超える商品も少なくない。この大きさもファンには魅力なのだ。大きなフィギュアだからこそ表現できる質感やディテールをしっかり意識し、ノウハウを蓄積しているからこそ、FREEingのフィギュアは原作キャラクターを知らなくても集めてしまう魅力がある。
大きなフィギュアは重量も増すので構造をしっかりさせなければならない。片足をABSにすることで体をしっかり支えたり、フィギュアの芯に剛性の高い材質を使うなど様々なノウハウがあるとのこと。FREEingのバニーフィギュアはイラストを立体化するだけではなく、オリジナルの企画の場合もありブランドとしてファンの間に定着した人気がある。今後も独自の進化をしながらクオリティの高い商品が製作されるだろう。