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【おもちゃ見本市】日本発の木製鉄道玩具「モクトレイン」、細やかな塗装で子どもに人気拡大中

【クリスマスおもちゃ見本市2022】

開催期間:9月7日10時~17時

 9月8日10時~16時
会場:東京都立産業貿易センター台東館7階

 日本の鉄道車両デザインを細やかに再現した木製鉄道玩具「モクトレイン」が子どもを中心に人気を拡大しているという。

 「モクトレイン」は、鉄道模型などの販売・買取を行なっているポポンデッタが仕掛ける木製の鉄道玩具。今回、9月7日より開催されている玩具見本市「クリスマスおもちゃ見本市2022」に出展されていた。

 「モクトレイン」最大の特徴は、山手線やドクターイエローなど、日本の鉄道をモチーフとしたデザインの車両が多くラインナップされていること。木製の鉄道玩具となるとスウェーデンの「BRIO」など海外のイメージが強いが、「モクトレイン」は日本メーカーならではの視点でここに日本車両を持ち込んでいる。

 特にこだわっているのはその塗装。日本鉄道の高いデザイン性を事細かに再現するため、工場と喧々諤々の議論を交わしながら完成度を高めている。そこまでこだわらないと、子どもたちが納得しないのだという。

海外製のイメージが強い木製レールに、日本の鉄道が並ぶ。間近で見ると塗装の細やかさに驚く

 日本鉄道の持つ人気と塗装への深いこだわりもあり、「モクトレイン」は2019年より市場に参入して以降、子どもを中心に人気を獲得。車両のラインナップも増えて、現在では40種類ほどになっているという。

 新商品の車両としては、「東武500系リバティ」と「N700Sかもめ」が発売中だ。また「E235系横須賀線」、「E353系あずさ」、「東急5000系東横線」が現在開発中となっている。価格は各2,178円(税込)。

 なおレールの規格は世界基準で決まっており、BRIOのほか、IKEAなどで購入できる木製レールも同じサイズなのだという。ちなみにタカラトミーの「プラレール」も、同じサイズ幅だそうだ。もし何かしらの鉄道玩具レールを持っているなら、そこに「モクトレイン」の日本鉄道の車両を新たに並べるだけでまったく違う味わいが出るようにも思う。日本発の木製鉄道玩具の動向に、ぜひ注目しておきたい。

新商品・開発中の車両ラインナップ