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「ボトムズ」HGシリーズはその先の展開も構想中!?「HG スコープドッグ」という小さなボディに最低野郎達の希望を詰め込んだプラモデル【#静岡ホビーショー】

【HG スコープドッグ】

10月発売予定

価格:2,750円

 静岡ホビーショーのBANDAI SPIRITSブースに、「装甲騎兵ボトムズ」のAT(アーマードトルーパー)を模型化した「HG スコープドッグ」が出展され、来場者を驚かせていた。価格は2,750円で、今年10月に一般店頭での発売予定となっている。

BANDAI SPIRITSブースの「HG スコープドッグ」展示コーナー。左にはサンライズタイトルのプラモデルシリーズが見える
「HG スコープドッグ」。10月発売予定。価格は2,750円

 BANDAI SPIRITSはこれまで、'80年~'90年代のサンライズタイトルに登場した機体を立体化し、その世代の模型ファンを盛り上げていて、その一環として今年迎える「装甲騎兵ボトムズ」放映開始40周年に合わせ、満を持して発表したと担当者の談。

 バンダイは過去に1/20スケールという比較的大きめのサイズで「ボトムズ」のプラモデルを発売していたが、その大きさなどからしっかり作り込むコアユーザーがメインターゲットとなっていた。今回はスコープドッグの「量産機」という部分に着目し、より手軽に作れてジオラマなどにも合わせやすい大きさとして、このサイズで企画したとのこと。全高は展示試作の実寸で約120mm。具体的なスケールについて現状、明記はしないとのことだ。

塗装なしで組み立てた状態。成形色による色分けは完璧だ
スミ入れ、塗装をそれぞれ施したサンプルが展示された

 同社の「30MM」や「ENTRY GRADE」の技術やノウハウを盛り込み、ビギナーでも作りやすい設計で開発中とのこと。コクピットの表現はオミットされていて、内部には間接を設け可動を重視させている。肩の引き出し関節の他、頭部が前方にわずかに沈むなど、劇中の作画をイメージしたポージングが行える仕様となるそうだ。

コクピット内部の構造もCGにて掲示されていた。アームパンチのギミックもあるようだ
武装はヘビィマシンガンを装備

 ただ作りやすいだけのキットではなく、作り込みたい上級者に向けた、コクピット内部を再現したボディやボトムズ乗りのフィギュア、武器などをセットにした「拡張パーツセット」2種がプレミアムバンダイにて発売予定となっている。ちなみにこれらの拡張パーツを使わなくても、降着ポーズはパーツの差し替えなしで行えるとのことだ。

コクピット再現ボディ、座りフィギュア、表情手4種、劇中イメージエフェクト一式を同梱した「拡張パーツセット1」
ショルダーミサイルガンポッド、ヘビィマシンガン改、立ちフィギュア、ソリッドシューター、水転写式デカールの「拡張パーツセット2」。ともにプレミアムバンダイ販売商品で、価格、発売日は未定

 このHGシリーズは、スコープドッグだけで終わらせることはなく、別の機体なども構想中とのこと。「装甲騎兵ボトムズ」の放映から40年が経過し、新たなフォーマットで構築されるATの今後に期待しよう。

【BANDAI SPIRITSより「HG スコープドッグ」10月発売! 降着ポーズが再現可能なコクピットも <装甲騎兵ボトムズ>【静岡ホビーショー2023】】