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アイドル衣装によって30MSの新たな可能性がはばたく「30MS」×「シャニマス」コラボ【#静岡ホビーショー】
2023年5月12日 15:59
- 【30MS 櫻木真乃】
- 10月 発売予定
- 価格:4,180円
- 【30MS オプションヘアスタイル&フェイスパーツセット(風野灯織/八宮めぐる)】
- 10月 発売予定
- 価格:2,750円
- 【30MS オプションボディパーツ アルファシスターズファンタズム1[カラーA]】
- 10月 発売予定
- 価格:2,420円
- 【30MS オプションボディパーツ ビヨンドザブルースカイ1[カラーA]】
- 10月 発売予定
- 価格:2,420円
5月10日より開催した模型展示イベント「第61回静岡ホビーショー」のBANDAI SPIRITSブースにて、同社オリジナルガールズプラモデルシリーズ「30 MINUTES SISTERS」(以下、30MS)とアイドル育成シミュレーションゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ」(以下、シャニマス)のコラボプラモデル商品が展示された。
かねてより「30MS」と「シャニマス」のコラボは発表され、本イベントで「30MS 櫻木真乃」をはじめとしたコラボ商品の見本がお披露目となった。
本稿では、「30MS」の企画担当の方にお話を伺い、シャニマスのプラモデル化、30MSシリーズの新たな展開や魅力について紹介していきたい。
ゲーム登場アイドル26人のプラモデル化を実現する
「シャニマス」では個性豊かなアイドルたちが2023年現在26人いる。それぞれ「イルミネーションスターズ」、「アンティーカ」、「アルストロメリア」、「放課後クライマックスガールズ」の初期ユニットに加え、「ストレイライト」、「ノクチル」、「シーズ」の追加ユニットが入り、5周年を迎えてゲーム内では初のソロアイドルとして「斑鳩ルカ」が加入した。
「30MS」シリーズでは「ウマ娘 プリティーダービー」とコラボした「30MS トウカイテイオー」が商品化されてる。しかし、今回のコラボではアイドル全員の立体化が発表され、シャニマスPや30MSファンに驚きを与えた。
最初は数ある「アイドルマスター」ブランドの中から、各ブランドのキャラクターを選抜するなどの案が上がったとのこと。
しかし、30MSシリーズとのコラボをすることで「アイドルマスター」と「30MS」の両方がよくなっていく相乗効果を生み出したいという考えから「30MS」シリーズの魅力の一つである“カスタムしやすい”という点と「アイドルマスター」のキャラクターたちを統一のスケールで表現する点から「シャニマス」が挙がった。
また、「シャニマス」は2023年にゲーム5周年を迎え、アニメの劇場先行公開などを一緒に盛り上がたいという思いやシャニマスのアイドルたち26人という人数が現実的かつボリュームのある立体化ができると企画担当の方は語った。
また、「ひとり、あるいは1ユニットを出して終わり」ということはせず、アイドルを全員立体化するという熱意もあり、今回のコラボがスタートしたとのこと。
全アイドルの立体化という壮大なコラボ。その中で「アイドルひとりにつき1キット」という販売形態ではなく、キットだけでなくオプションのボディパーツ、ヘアスタイルパーツ、フェイスパーツで販売される。
これには「30MS」シリーズのカスタムできるという魅力や遊びの広がりなどを版元であるバンダイナムコエンターテインメントに理解を得られ、“アイドル全員の立体化”を進めていくことができたとのこと。仮にアイドルひとりずつをキット化した場合、ユーザーの負担が大きくなってしまう。
また、「リシェッタ」など30MSのキャラクターに衣装を着させたいという方にも手に取りやすい形で提供するため、オプションパーツでの展開を入れているとのこと。自由にカスタムできる強みを活かし、新規ユーザーはもちろん従来のユーザーにも「30MS」シリーズの楽しさ、魅力が感じられるものとなっている。
アイドル衣装が新たな30MSの魅力を引き出す
「30MS」シリーズは、主にメカと少女の近未来的なデザインが印象的だ。
今回のコラボでは、そんな近未来的なデザインとは異なるキラキラしたアイドル衣装が登場し、これまでにない趣のボディパーツとなっている。
「ボディパーツ ビヨンドザブルースカイ1[カラーA]」はシャニマスの全体衣装をもとに白を基調としたカラーリングに、ふわりと広がったスカートなど羽根のように軽やかでかわいいデザインが再現されている。
しかし、衣装のデザインはプラモデル向けではないため、細部の表現をデフォルメしつつ、プラモデルで再現できる部分を追求していったとのこと。特にスカートのチェック柄の部分はシート状のパーツにしたり、クリアパーツにはラメを入れたりとゲーム内の衣装を再現されている。また、お話を聞く中で驚かされたのが、展示されているものはほとんど素組の状態だとのこと。シールは胸にある装飾のハートマークだけという徹底した色分け構造により、緻密なカラー表現が実現している。
また、統一のスケールで並べることも意識されており、それぞれのアイドルの背丈などもオプションパーツによって再現できるとのこと。そして、「アンティーカ」の白瀬咲耶のように背の高いアイドルは、高身長アイドル向けの商品も検討しているとのこと。
可動も胸周りの装飾の情報量があるも、アレンジを加えて可動しやすいつくりとなっている。
今回展示されている「櫻木真乃」、「風野灯織」、「八宮めぐる」はゲームのメインビジュアルでのポーズが再現され、このポーズができるように可動を考えたとのこと。
そして、今回のコラボにて「30MS」シリーズのキャラクターデザインをつとめる島田フミカネ氏によるオリジナルの衣装「30MS オプションボディパーツ アルファシスターズファンタズム1[カラー1]」も登場。黒を基調としたカラーリングにサイバー的なクリアブルーのアクセントが「30MS」シリーズらしいデザインとなってる。
「30MS オプションボディパーツ アルファシスターズファンタズム1[カラー1]」ではカスタム要素といえる3mmの軸受けが設けられている。
「ボディパーツ ビヨンドザブルースカイ1[カラーA]」と「30MS オプションボディパーツ アルファシスターズファンタズム1[カラー1]」はこれまでの「30MS」シリーズになかったメカ要素のない“日常的な衣装”となっている。
これにはメカ的なカスタムはもちろんだが、「30MS」はアイドル的な可愛らしさを表現できる遊びの幅を見せていきたいとのこと。
ユーザー参加の作例イベント「30MS SISTERS7選抜オーディション」でも、メカメカしいアレンジや日常的な衣装を表現したものと個性的なカスタムが公開された。ユーザーの中でも、メカアレンジと日常アレンジを楽しむ方がいる中で、そのどちらも大切にしたいと企画担当の方は語った。
「30MS」と「シャニマス」の相乗効果が生み出す新たな可能性。「30MS」シリーズの遊びの幅、「シャニマス」のアイドルの新たな魅力に期待が高まる。今後の展開に期待していきたい。
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