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ファインモールド、4335号車を完全再現した「九五式軽戦車 ハ号 後期型」【#静岡ホビーショー】
実車の写真集付き。御殿場からやって来た実車と見比べて戦車の魅力を堪能しよう
2023年5月11日 23:38
- 【第61回 静岡ホビーショー】
- 開催日:5月10日~14日(一般開放は13~14日)
- 入場料:無料
- 場所:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1-10)
ファインモールドが8月に発売を予定している新製品「九五式軽戦車 ハ号 後期型」は、2022年12月に日本に帰還し、先月4月に御殿場でお披露目された九五式軽戦車 4335号車を再現した1/35スケールのキットだ。8月出荷予定で価格は4,730円。
静岡ホビーショーではこの4335号車を管理するNPO法人防衛技術博物館を創る会の協力を得る形で、“実車”を会場に展示しており、1/35キットと見比べることができるという贅沢な楽しみが提供されている。ファインモールドブースでは、この「九五式軽戦車 ハ号 後期型」に加え、キットのベースとなっている「九五式軽戦車 ハ号 初期型」も展示されており、両車の違いも判明したのでご紹介したい。
「九五式軽戦車 ハ号 後期型」は、九五式軽戦車のバリエーションのひとつで、最終形態となる。初期型との違いは、フェンダーとキューポラのデザインが異なるほか、主砲が九四式三十七糎砲から九八式三十七糎砲に進化している。ファインモールドのキットでは、戦車砲はそのままに、フェンダーとキューポラの変化を新金型パーツで再現している。加えて型番や刻印などが描かれたデカールをすべて貼ることで、4335号車を完全再現できる。
実車を見に行くとフェンダーは長く先端が丸みを帯びており、キット化されている初期型とは異なることがわかる。デカールで再現していた型番や刻印は当たり前のことながら実車にも存在しており、改めてスケールモデルの魅力を実感できる。
なお、「九五式軽戦車 ハ号 後期型」は、通常販売製品ではなく、限定版という位置づけで、受注された数のみを生産する予定で、再生産の予定は今のところないとしている。現存する戦車を再現したキットとして希少価値が高いだけに、ファンならずとも押さえておきたいキットといえる。