ニュース
野中剛氏デザイン!アートストーム「完全変形グロイザーX」は、"合金トイ"としてガシガシ遊べる製品を目指す!【#ワンフェス】
2024年2月11日 16:37
- 【ワンダーフェスティバル2024[冬]】
- 開催期間:2月11日10時~17時
- 開催場所:幕張メッセ国際展示場1~8ホール
ワンフェス2024冬のアートストームブースでの最注目は間違いなく「完全変形グロイザーX」だろう。発売日、価格は未定だ。
アニメ「グロイザーX」は1976年放映、「マジンガーZ」以降、様々な巨大ロボットアニメが放映されている中に登場した、知名度的にはあまり高くない作品と言えるかもしれない。しかし他のロボットアニメと差別化を計った独特の作品だった。
グロイザーXは"空爆ロボ"の名前の通り、全長100mの"爆撃機形態"が標準の状態で、人型のロボットに変形する機能はあるのだが、全36話中、1/3ほどしか変形せず、爆撃機形態のまま敵の空爆ロボと戦い決着を付けることが多かった。グロイザーXという名前も爆撃機形態の名前で、人型ロボに変形した場合は「グロイザーロボ」となる。
もう1つグロイザーXは"玩具では再現不可能の変形システム"を採用していた、というのも特徴だ。「ゲッターロボ」の様に金属の体がグニャグニャと変形し爆撃機形態からロボット形態に変形したのだ、このため放映当時は戦闘機形態とロボット形態の各商品が発売された。その後のフィギュアではパーツの大部分を差し替えて変形させるといった方法で、グロイザーXの魅力を表現していた。
今回、アートストームが発表した「完全変形グロイザーX」は、バンダイで超合金商品を多く手がけた野中剛氏がデザインをして、"完全変形"が可能な合金トイとして登場する。特に爆撃機形態はオリジナルデザインのイメージを受け継ぎつつ、しっかりとロボット形態への変形を考えたデザインとなっている。背中の機銃や、胸のハッチから射出される必殺ミサイル「フライングトーベドー」など、オリジナルのデザインを知っている人ほど楽しくなるデザインだ。
ロボット形態は主翼が肩に折畳まれ、直感的に変形がわかるデザイン。シンプルながらただ手足を拡げたり曲げたりする単純な変形ではなく、両形態でバランスを追及し、ロボット形態では力強く、爆撃機形態では「空飛ぶ要塞」というべく、全身に武器を満載した、厳つくカッコイイ姿を見せてくれる。
その上で「完全変形グロイザーX」は、ロボットフィギュア、さらに突き進めば玩具、ロボットトイとしてのプレイバリューを追求するという。ずしりと重く、変形はシンプルで、ガチャガチャと何度でも変形したくなる、"おもちゃ感"を突き詰める商品にしたいとのこと。こだわりの1つが「フライングトーベドー発射ギミック」。首元のボタンを押すとロケットパンチのようにミサイルがバネで飛び出す。超合金を手がけたの野中氏ならではのこだわりが詰まった商品となりそうだ。
「完全変形グロイザーX」では劇中同様Gジェットなどサブメカも搭載。各種必殺技をどう再現するかなど、今後の情報にも注目したい。
(C)Go Nagai/Dynamic Planning