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レゴブロックを使ったホームデコレーションを提案するメディア向けイベント「Build Your Christmas」をレポート
2024年11月7日 16:47
- 【Build Your Christmas】
- 11月6日開催
- 会場:TRUNK(HOTEL)
11月6日、東京・原宿にあるホテル「TRUNK(HOTEL)」において、レゴジャパンがクリスマスの新しいインテリアスタイルアイデアを提案するプレスレビュー「Build Your Christmas」を開催した。会場には多くのメディアが参加し、レゴの製品を利用した素敵なインテリアの数々に大いに感心を寄せていた。
最近のレゴ製品製品は、大人を対象としたセットや、花や植物をモチーフにした「ボタニカル」系のセットも多く発売されている。加えて、クリスマスにピッタリなセットも結構あるので、実はレゴとインテリアデコレーションの親和性は、かなり高いと言える。
今回は、HOBBY Watch のレゴ製品のレビュー番長として、ちょっとマニアックな視点を交えつつ紹介していきたいと思う。
まるでレゴの国のアリスともいうべき童話の世界
会場に入って驚いたのが、展示レイアウトのギミックである。何と展示ブースを本のように見立て、開いたページにレゴ製品でデコレートされた部屋があるのだ。もちろん、ページもめくれるし、ブース内にも入れる。だから、自分がまるで童話の世界にでも迷い込んだように感じる。さながら、レゴの国のアリスともいうべきだろう。
最初に見たデコレーションはシンプルなタイプで、ボタニカルシリーズの花を生けた花瓶やアドベントカレンダーなどの製品が家具の上に飾られ、壁にはクリスマスリースが飾られていた。壁が赤ということもあり、まさにクリスマスカラーのデコサンプルになっていた。
続いては少しおとなしめだが、レゴ製品をふんだんに使っており、自宅でも応用が利きそうなインテリアサンプルとなっていた。その中には10月1日に発売された新商品が目立った。机の上に飾っているのは、トナカイが可愛らしい「レゴサンタのそり」、価格は5,980円。もみの木には「レゴオーナメント<ジンジャーブレッド>」がつるされていたりした。こちらの価格は1,980円。
また、壁には人気を博したダ・ヴィンチ「レゴモナ・リザ」(価格:14,980円)やゴッホの「レゴ星月夜」(価格:23,780円)など、レゴのアート系セットがさりげなく掛かっているのもポイントが高いだろう。
卓上にある小型の「レゴクリスマスツリー」は、11月20日再販予定で価格は6,480円。小さいながらもろうそくやオーナメントが飾れていてリアル。がんばって、オリジナルのオーナメントを付けるのも楽しそうだ。興味深かったのは、タンスの上に飾られていた「レゴ ポインセチア」だ。こちらも10月1日発売で、価格は7,580円。モデルとしては小ぶりではあるが、とにかく花びらや葉の表現が活き活きしている。パーツ使いも面白くて、この赤い三角のパーツが新規パーツだろうか。
「俺の部屋にしていいっすか?」と思えるセンスの良い部屋も!
本スタイルの部屋だけでなく、通常のレイアウトの部屋もいくつかあった。こちらは、一般家庭でレゴをインテリアにした場合の提案スタイルが多い。例えば、最初に見たのはボタニカルシリーズの花が大量に転じされていたスペース。生きた花なら水をあげたり、温度を管理したりも必要だが、レゴの花なら枯れることなくいつでも部屋を明るくしてくれる。高い買い物に感じるかもしれないが、一生飾れると思えばコスパはいいのかも!
また、女性向けばかりでなく男性向けの部屋もあった。こちらは、宇宙や車をテーマにしたモデルが大量に飾られており、男の隠れ家的なイメージでデコレートされたのかもしれない。何気にテクニックの大型モデルが多数飾れていたので、一番高価は部屋かもな~と思いつつも、男の夢を具現化してくれているのが嬉しい。
ほかにもレゴ好きの子どもなら喜ぶことマチガイナシの部屋もあった。ニンジャゴーシリーズのロボなど、とにかく飾るというよりもガシガシ遊ぶ自分だけの世界に浸れる空間といえる。むしろ、この部屋自体をクリスマスに俺にプレゼントしてくれる人がいてほしいぜ。
立体モデルとして一際目をひいたのは9月20日に発売された「レゴ ファレル・ウィリアムスの月世界」。価格は15,980円。地上から虹のような推進イメージ飛んでいる姿がカッコイイ。こういう動きの立体的なモデルは、インテリアとしてとてもアクセントになる。
また、斬新だなーと思ったのは、アート系ではなくモデルそのものを壁に飾ること。高さのない車系の製品だからできることかもしれないが、レゴをインテリアとして壁に飾るのは想像できなかった。特に「レゴ Mercedes-AMG F1 W14 E Performance」はかなりのボリュームで、圧倒的な存在感を放っていた。こちらは3月に発売されており、価格は30,980円だ。
ファンも納得の「「レゴフラワー」アレンジメントを体験
見るだけでなく、実際に作って楽しめるのも、このイベントの見所のひとつ。今回作るのは「レゴバラのブーケ」から1本を体験だ。日頃大型モデルなどを組んでいる自分には物足りなく感じるかもしれないように思うかもしれないが、実際に組んでみると、かなり楽しかった。というのも、レゴというのは不思議なもので、日頃作っているジャンル以外のモデルを組もうとすると、自分では使わないビルドテクニックの遭遇することも多いのだ。
今回でいえば、花びらを何重にも見せていく組み方が参考になった。内側の花びらにマッドガート、外型の花びらにロボのアーマーやプリントされて顔になるパーツが使われているのが面白かった。
今回、普段とは違いコアなファンというよりも、1ライターとして参加し、レゴの魅力を再発見できたと思う。特に、バラ作りの体験は、久しぶりに初心に返ったようでとても楽しめた。実際、ほかの体験者たちも、四苦八苦しながらバラを完成させると、とても満足している様子だったしね。
最近では、あまり製品を飾ることもなくなってきたけれど「久しぶりに部屋の中をレゴで飾り付けをしてみたいな!」と思えるような、……いい刺激を貰えるイベントだった。