レビュー
「レゴ フォートナイト ピーリーボーン」レビュー
バナナを擬人化した人気キャラクター「ピーリー」のハロウィンバ-ジョンが、レゴ ブロックでどのように再現されたかを検証!
2024年11月1日 00:00
- 【レゴ(R)フォートナイト ピーリーボーン】
- 発売元:レゴ ジャパン株式会社
- 発売日:2024年10月1日
- 参考価格:14,980円
- ジャンル:ブロック玩具
- サイズ:(約)高さ28.2cm x 幅45.6cm x 奥行8.8cm
今回のレゴ(R)ブロックレビューは人気ゲーム『Fortnite』の人気キャラクター「ピーリーボーン」を立体化した「レゴ フォートナイト ピーリーボーン」を紹介しよう。
実はこの商品、レゴ システム系の商品ではあるが、その特殊な外見をリアルに表現するため、レゴ テクニックシリーズのパーツを使ったビルドも多分に用いられており、ハイブリッドモデルとも言える商品になっている。だが、そんな理屈は別にして、まるで人体標本のように半分が肉体(?)で半分が白骨化し、でも腸あたりとかしっかり残っているキャラクターを商品化したことを褒めたい。だって、片側ごとに別のデザインになるのだから、商品化する手間も倍になりそう。多数あるピーリーのスキンからこれを選ぶなんて、レゴ社のデザインチームのセンスに脱帽だぜ! 今回は、手間をかけて仕上げられたこのアイテムの魅力を、じっくりとレビューしていこう!
『Fortnite』のピーリーボーンがレゴ ブロックで商品化
まずは商品の概略について、簡単に紹介していこう。まず、『Fortnite』とは広大なマップ上でお気に入りのキャラクターを使って壮絶なバトルに行い、最後の一人となるバトルロワイヤルモードが人気のオンラインゲーム。素材を集めてビルディングを行い、それを戦闘に活かせるのがポイントだ。
ピーリー(Peely)は、バナナを擬人化したキャラクターで、コミカルな外見で人気。だが、そんな人気キャラを、ハロウィンバージョンの「ピーリーボーン」として、半分がドクロになっているスキンを登場させちゃうのが、アメリカのゲーム会社ならではの、いい意味でバカっぽさ! しかもご丁寧にあちこち傷んでいるのが、さらにニクイ演出だ。
今回の商品では、そんなピーリーボーンを約1,400ピースで再現。黒い「大人レゴ」仕様のパッケージを開けると、なんと15袋ものパーツがお出迎えし、かなりのワクワク感を与えてくれる。インストラクションも、ピーリーのほかのバージョンが解説されていたりして、ファンにはたまらないサプライズだ。
袋1から6で、専用の武器とステージまわりを製作
まず袋1で専用の武器を作る。バナナの斧的な得物なので、袋1は黄色と茶色のパーツが多い。新規パーツとして、ロケットの頭のような部品が付いて来たのが嬉しい。また、初めてレゴブロックをする人のため用に、ブロック外しが付いているのも親切だ。組み方としては、それほど苦労することはないが、赤い棒をテクニックの歯車系パーツに挿す時、適当に入れると後悔するので注意しよう。
袋2から5までは、ベースを組み立てつつ、脚部分も同時に作る。これは、股を少し開きつつ腿を上げているので、足の台座となる部分を埋め込む必要があるからだ。なので、ベースやドクロの脚はともかく、バナナ側の足を置く台座部分など、何を作っているかよくわからないかもしれない。とにかく、全体的に各部のパーツを組み立ててユニットとし、それを合体させていく流れとなる。
ベース部分の見所としては、スタッドを上にするのではなく横向きに組むことで表面をツルツルにしている。これは、自分のオリジナル作品でも使えるテクニックだぜ! また、脚部分はドクロ側が完全にテクニック系のビルドなので、あまりテクニックを組んだことがない人には面白みがないかも知れない。
ただ、バナナ部分の脚は、ブリックヘッズなどでお馴染みの側面スタッド付きパーツで全体を貼り合わせるスタイルだ。そして円形のタイルを使い、筋肉風に仕上げているのが楽しい。
袋7から10で熟れたバナナボディを制作
続いては、ピーリーボーンのメインとなる熟れたバナナボディを袋7から10で制作する。
まず、袋7ではボディの全体部分を作る。カラフルなパーツが多いが、これは組み方を間違えないようにするためだ。レゴブロックでは、見えないところに派手なパーツを埋め込み、組み立ての時のランドマークとして使うことが多いのだ。もちろんほかの色でも代用できるので、欲しい色のカラーパーツがあれば、手持ちの部品と取り替えるのもテクニックのひとつなのだ。
ボディの中心部ができたら、袋8でバナナ側胴体を貼り付けていこう。本当に完成するのか不安になるかもしれないが、最後にカーブ系スロープなどで整えれば無事完成だ。随所にバナナの傷みを表現しているプリントパーツがあるのだが、熟れているというよりも熟れすぎ=腐りかけに近い感じもする。だが、これは半分がドクロである以上仕方ないのだ!
続いて袋9ではドクロのヘッド部分を組み立てる。先ほどの完成したバナナの半身をベースに、白系のカーブ系パーツを置いていくイメージだ。新規のパーツがたくさんあるので、レゴファンには嬉しいかも。なお、目を付けるところのビルドでは、ヒンジパーツとスロープパーツを使って滑らかに斜め固定するテクニックが使用されている。途中のビルドでも使われていたが、このやり方は参考になるので、ぜひ覚えておいてほしい。
あとは、袋10を使って、ボディの仕上げとなる。脚を斜めに付けるために、ボールジョイントを2重にしているところなど、ディスプレイモデルの強度を上げたい人には学びがあるぞ。
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