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シリーズ5年目を迎える「30 MINUTES SISTERS」シリーズ。大きな進化を感じられるシスター「シュレミ」と「ライディラ」に注目!【#静岡ホビーショー】

【第63回 静岡ホビーショー】
会期
業者招待日:5月14・15日
小中高校生招待日:5月16日
一般公開日:5月17・18日
会場:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1-10)
入場料:無料
※入場には事前登録が必要

 BANDAI SPIRITSのガールズプラモデル「30 MINUTES SISTERS(30MS)」の最新アイテムが「第63回 静岡ホビーショー」の同社ブースに出展された。本稿ではコラボアイテムではない通常ラインの2人のシスターにスポットを当てて紹介していきたい。

BANDAI SPIRITSブースの30MS展示コーナー。シリーズの5年をフィーチャーした背景に、パーツやコラボを覗く全てのシスターが飾られている

 「30 MINUTES」レーベルの中で、可愛いキャラクターが手軽に作れるプラモデルとして2021年にスタートした30MSシリーズ。今年8月にシリーズ5年目を迎え、さらなる進化を遂げたアイテムが続々登場する。

 6月発売予定の「SIS-Y00 シュレミ[カラーB]」は、今年2月に発売された「SIS-N00 ソウレイ[カラーB]」に続く、イラストレーターAnmi氏がデザインを手がける、鬼の意匠と和のテイストが盛り込まれたシスターだ。

「30MS SIS-Y00 シュレミ[カラーB]」。6月発売予定。価格は2,750円

 おっとりとした雰囲気とは対照的なグラマラスなスタイルに加えて、このホビーショーで初披露された装備は鎖付きの巨大な鉄球。これをどのように使って活躍するのかはご想像にお任せするが、いわゆる“ギャップ萌え”の極致ともいえる装備で実に面白い。

30MS公式Xでも発表され、ファンを驚愕させた鉄球。彼女がこれを振り回す姿を想像すると、ちょっと怖くなってしまうかも。トゲは全て別パーツになっているようだ

 派手な武装の次に目を惹くのは腕に見える着物の袖で、その模様が成形によるモールドで表現されている。着物(風の衣装)を着用したキャラクターのプラモデル自体も珍しいが、この柄の表現もまた特筆すべき進化点といえ、スミ入れやピンポイントの塗装をするだけでもかなり映える見た目となるのではないだろうか。衣装が凝った30MSのコラボシリーズなどにも今後反映されていくことが予想される。

着物の模様がモールドと抜きで表現された袖の部分。塗装にも挑戦していただきたい

 そして8月に発売予定の「SIS-V00 ライディラ[カラーA]」も完成サンプルが出展された。SFやファンタジーのテイストが入ったシスター達ともまた趣が少し違う、ストリートカジュアルのようなスタイルで登場する。

「SIS-V00 ライディラ[カラーA]」。8月発売予定。価格は3,300円

 丈の短いジャケットはパーツの差し替えによる着脱が可能だ。脚部にはプロテクターとハイカットのシューズを着用するなど、エクストリームスポーツのプレイヤーのようなデザインが採用されている。

爽やかなミントグリーンを主体としたカジュアルスタイル。スケートボードも同じ色でコーディネート
ヘルメットを手に持つハンドパーツも付属する

 装備はスケートボードとヘルメットで、前者はリシェッタ(フリージアウエア)で採用された足裏のジョイントで固定できる仕組み。ヘルメットのバイザーはクリアパーツで、パーツ差し替えで開閉状態を再現でき、さらにこれを手に持った状態を再現するハンドパーツが付属している。インラインスケートを模した「オプションパーツセット19(ダッシュユニット)」などとも相性がよさそうだ。

ヘルメットを着用した状態。バイザーはスモークカラーのクリアパーツなので着用時も表情が見える
ボードはジョイントで固定できるので、アクションベースを使えばトリックのポージングも楽しめる
インラインスケートのスタイルも演出できる「オプションパーツセット19・20」。ライディラにはこのパーツも似合うはず

 ヘアスタイルの表現や多彩なファッションなど、ガールズプラモデルとしての正統進化に加えて、コーディネートにも選択肢が増え、ユーザーの幅広い好みに応える方向性は嬉しいポイント。素組みでオリジナルのシスターの魅力を楽しむもよし、カスタマイズして自分だけのシスターを作るのもよし、この5年目から先の30MSシリーズに期待しよう。