ニュース

2050年の未来からやってきた児童向け自転車「ミライドS」!ゲーム感覚で乗れる令和の“スーパーカー自転車”【#東京おもちゃショー】

【東京おもちゃショー2025】
開催期間
ビジネスデー:8月28日、29日
パブリックデー:8月30日、31日
会場:東京ビッグサイト 東京都江東区有明3-11-1
入場料
高校生以上:2,000円
中学生以下:無料

 「東京おもちゃショー2025」のアイデスのブースに、児童向け自転車「ミライドS」が出展された。昭和の子どもたち垂涎のアイテムだった児童向け多機能スポーツ自転車、通称“スーパーカー自転車”の現代版というイメージで、子どもたちが積極的に自転車に乗りたくなるような機能を搭載している。

東京おもちゃショー2025のアイデスのブース。令和と昭和のスーパーカー自転車が並ぶ

 「ゲームへの没入感+自転車に乗る高揚感」をコンセプトに開発が進められているこの「ミライドS」。外遊びをあまりしなくなった現代の子どもたちに向けて、彼らが夢中になれるような没入感のあるゲームと、乗ることで普段以上の力が出せる(速く走れる、遠くまで行ける)自転車をかけ合わせて、子どもたちが昔のように積極的に外に足を向けさせることを目的として企画を立てたと担当者の談。

「ミライドS」。2026年春発売予定。価格は未定
こちらはタイヤサイズ22インチのモデル。各種メカが搭載されるほか、カゴも装備

 この「ミライドS」は「2050年からやってきた未来自転車」という設定があり、自転車に乗りたくなる4つの「ミライドアクション」を搭載している。まずはハンドルにセットされた「ライトニングコア」。ここには速度計/走行距離計などを内蔵したメーターとLEDライトを搭載している。コンセプトにあるゲームに関しては、走りながら遊ぶのではなく、自転車に乗った結果をコードとして表示し、それを何かしらの形で専用のアプリなどに反映させて楽しむことを想定しているという。

デジタルのメーターを装備したライトニングコア。この自転車の頭脳となる部分だ
前方には一直線に並んだLEDライトが。点灯のパターンは3種類あり、切り替え時にはサウンドが鳴る

 続いては「フラッシュトリガー」。スーパーカー自転車のシフトレバーがあった場所に取り付けられたこの機器は、ライトニングコアに備えられたLEDライトの切り替えスイッチだ。手前にスライドさせることでライトのパターンが切り替わり、そのたびにサウンドが鳴るギミックが備えられている。

手前にスライドさせて作動させるフラッシュトリガー。シフトレバーは別途ハンドルのグリップに装備されている

 サドルの後ろにある「バーストテイル」はテールライトで、中央のボタンでオンオフと点灯パターンを切り替えられる。

独立して作動するテールランプのバーストテイル。点灯パターンは4種類

 そして「サイクロンホイール」は、リムハイトの高いエアロ仕様のホイールでブラックにロゴが映える。サイズは22インチと24インチが用意される予定だ。

ロゴとマークが入ったサイクロンホイール。アドバンスモデルにはこれらが標準装備される

 アイデスは幼児~児童向けの乗り物や自転車を販売しているメーカーで、そのノウハウをこの自転車に盛り込んでいる。カテゴリーはCTB(Child Terrain Bike)と呼ばれる児童向けの自転車で、各種チューニングもそれに合わせているとのこと。フレームの素材はスチール製で、重量は16~17kg程度を予定。全ての機能を備えたアドバンスモデルと、機能を限定したベーシックモデルの2機種を用意し、価格は3万円台後半~4万円台後半を想定しているそうだ。

おもちゃショーのパブリックデーには、小学生向けにローラー台と演出用のモニターを使った試乗イベントも予定されている(予約者優先)

 今回出展されたものは児童向けの自転車となるが、展開次第では同様のコンセプトを持つ大人向けの自転車の構想もあるとのこと。この「ミライドS」が令和の子どもたちのあこがれの自転車となるのかも含め、注目しておきたい。