ニュース

トイガンファンが集まる「ガンフェス2025」開催!【#ガンフェス】

各メーカーが最新商品をユーザーにアピール

【ガンフェス2025】
10月4日開催
会場:IKUSA ARENA
入場料:1,000円

 LayLax(ライラクス)は、東京都練馬区のIKUSA ARENAにて、トイガン&ミリタリーイベント「ガンフェス2025」を開催した。このイベントではLayLaxに加え、KSC、マルゼン、BATONなど多数のメーカーが来場者に新商品をアピールした。

 トイガン最新商品に加え、イベント記念商品、サバイバルゲームツールなど様々なアイテムや中古アイテムが販売され、試射ブースなども用意され、トイガン、サバイバルゲームユーザーにとって非常に楽しいイベントとなった。午前中だけで500人を超えるユーザーが訪れ、大盛況となった。商品紹介を中心にイベントをレポートしていこう。

【東京にトイガンメーカー集結! #ガンフェス2025 開催!】

業界に新風をもたらすLayLax、新アイテムは「グレネードランチャー」

 ガンフェスは2024年に大阪で開催したのが最初で、今回が2回目となる。大阪のトイガンメーカーであるLayLaxは「ユーザーに向けてトイガンメーカーの新製品をアピールしたい」と考え、マルゼンやKSCに声をかけ関西方面のユーザーを対象にイベントを開催した。2回目である今回は関東方面のユーザーにアピールするのが目的だという。

 LayLaxはトイガン向けのアクセサリーを製作を皮切りに、海外のメーカーの代理店としても事業を展開している。銃器メーカーのSIG Sauerの正式ライセンス商品など手掛け、アイテムは多岐にわたる。

 今回出展した最新アイテムはアメリカの銃器メーカーのエアガン(エアソフトガン)部門KRYTACの「KT320 GLモジュラーグレネードランチャー」。年内発売予定で、価格は29,700円。弾体を発射できる「グレネードランチャー」を模したアイテムで、デザインもKRYTACオリジナル。発射機構はセットするグレネードシェル側にあるので、非常にシンプルなデザインだ。

LayLaxの新アイテムはKRYTACの「KT320 GLモジュラーグレネードランチャー」だ
ガスグレネードを使ったランチャー。BB弾発射機構はグレネード側にある
銃身の根元を動かしてグレネードを装填
シンプルなデザインだ
グレネードも同時発売

 トイガンでは様々なグレネード型アイテムが販売されている。中には投げつけることでBB弾をばらまくアイテムもあるが、「KT320 GL」の様にグレネードランチャーに装填して使うことができるものも用意されている。「KT320 GL」は他のグレネード商品にも対応しているが、本商品に合わせ「KT40 40MMガスグレネードシェル」も販売予定。こちらの価格は12,100円で、最大150発のBB弾を収納可能。拡散パターンを選択できるという。

 シンプルなデザインの「KT320 GL」は宮崎アニメ「天空の城ラピュタ」の主人公・パズーが使う「ハンドキャノン」にデザインが似ており、LayLax社内では「パズーのハンドキャノン」と愛称をつけているという。サブウェポンとしても面白いし、これだけを持ってサバイバルゲームに参加するのも楽しそうだ。

 LayLaxブースでは様々な新アイテムを展示・販売していたが、会場で注目を集めていたのが非売品のハンドガードカスタム。銃本体を含めると150cmを超える長さになっている。これは製造機械の最大出力の長さだという。LayLaxの自由度の高いカスタマイズをアピールするための“看板”というわけだ。

 このほか、他のエアガンメーカーと協力することでカスタマイズパーツの“公式”を強調していく活動なども行っているという。ガンフェスの主催も含め、LayLaxはエアガン・サバイバルゲーム業界に新風をもたらすべく積極的な姿勢を見せているのが確認できた。

非売品のロング銃身。銃の全長が150cmを超える
LayLaxはカスタムパーツを多く展開している
他メーカーと足並みをそろえ、正規ライセンスパーツを強くアピールしていく

BATONやVector Opticsなどの魅力的な新商品もずらり

 BATONは2つの新商品を会場で展示、どちらも再販商品だが会場での注目度は高かった。「BM-9 CO2DBB」は2年半ぶりの再販。ベレッタM9シリーズの改良モデル「M9A3」をモデルアップしたCO2ガスガンで、モチーフの特徴をしっかり捉えた製品となっている。10月2日に発売され、価格は27,280円。

 再販にあたり、スライド幅を見直しより快適な動作性を実現しているとのこと。再販時の改良による安定性も大きな魅力。タンカラーによるミリタリー風の雰囲気、グリップのチェッカリングなど、最新モデルならではの特徴をしっかり感じさせる商品だ。

【BM-9 CO2DBB】
ベレッタM9シリーズの改良モデル「M9A3」をモデルアップしたCO2ガスガン
【M1911A1 CO2GBB】
「M1911A1」のモデルアップ。11月初旬発売予定で、価格は27,280円

 もう1つが「M1911A1 CO2GBB」。11月初旬発売予定で、価格は27,280円。オートマチック拳銃のクラシックであり、代表的な存在と言える「M1911A1」のモデルアップ。現在再販に向け各種設計を見直しつつ再販のための準備を進めているという。

 現在でも人気の高いモチーフであり、CO2ガスガンとしてコレクションに加えたがるユーザーも多いだろう。“定番”の商品として、再販が待ち望まれていたアイテムと言えるだろう。BATONブースではこのほかにも様々な商品を出展、販売しており、黒山の人だかりができていた。

【BATONブース】
既存製品も多数販売、人気を集めていた

 スコープなどの光学機器を展開するVector Opticsの最新商品を代理店である41pxが紹介していた。その中で会場で非常に注目されていたのがサ-マルドットサイト「VEOT-RS08」である。発売時期未定で、価格は10万円台前半とのこと。この機器は光ではなく熱を感知する。エアガンなどに使用されるドットスコープと同じような小さなサイズでハンドガンにも搭載可能。センサーを向けた方向の熱源を検知しモニターに映し出すことができる。

 モニターにははっきりと前方の熱が映し出される。夜など視界が悪い環境でも相手を検知することができるため、サバイバルゲームでかなり有用となる。サ-マルドットサイト内部にはメモリがあり、映像を録画することも可能。USB TYPE-Cでの充電、出力も可能となっている。約123gと軽く、会場でモニターをのぞき込み熱心に話すファンが多かった。

【41px】
サ-マルドットサイト「VEOT-RS08」をアピール
注目度が非常に高かった
ドットサイトのサイズで、温度をモニターに表示
しっかりと温度感知が行われる
他の光学機器も展示・販売

 このほかにも様々なアイテムが販売され、中古品の販売なども行われ非常に盛況だった。エアガン関連は東京マルイのマルフェスという大きなファンイベントはあるものの、それ以外ではミリタリーファン向けのイベントでの出展などで、メーカーに直接会えるという機会は多くない。また従来のミリタリーイベントに比べ、「ガンフェス2025」は参加者の年齢が若いところも興味深かった。

 サバイバルゲームの流行で従来のミリタリーファンとは異なるファン達の勢いも増している。「ガンフェス2025」はそういった新しいファンに応えるイベントだと感じた。今後も注目したい。

【会場の様子】
様々なエアガンが撃てる試射ブース
ACETECHはマズルに取り付けるトレーサーを販売
BOLT AIRSOFTの新作も
シカゴレジメンタルスの出展
他にも様々な商品が展示・販売された