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田宮会長追悼企画展に、大盛況のミニ四駆とRC大会、多彩な工作教室、タミヤの魅力を改めて満喫できた「タミヤフェア2025」

【タミヤフェア 2025】
開催日程:11月15日9時~17時・11月16日9時~16時
会場:ツインメッセ静岡(北館・南館)静岡市駿河区曲金3丁目1-10
入場料:無料

 タミヤは、イベント「タミヤフェア2025」を11月15日、11月16日の2日間、ツインメッセ静岡(北館・南館)にて開催している。入場料は無料。

 「タミヤフェア2025」はタミヤが主催するホビーイベント。田宮俊作会長の功績を偲ぶ「『田宮模型の仕事展』~田宮俊作の軌跡を辿る~」に加え、「タミヤGPワールドチャンピオン決定戦2025」、「ミニ四駆ステーションチャンピオン決定戦2025」といった大会、様々な体験コーナー、展示など盛りだくさんのイベントだ。会場の写真と共に紹介したい。

「田宮模型の仕事展」では金型技術に注目が集まる

 会場は北館と南館があり、北館では「田宮模型の仕事展」や販売コーナー、タミヤ以外の企業が出展しており、「タミヤGPワールドチャンピオン決定戦2025」が開催された。南館は様々な体験コーナーと、モデラーによる展示会、そして「ミニ四駆ステーションチャンピオン決定戦2025」が開催された。

 今回の目玉と言える「『田宮模型の仕事展』~田宮俊作の軌跡を辿る~」も多くの人が展示を眺め、タミヤの軌跡に思いを馳せていた。特に人気だったのが金型を紹介するコーナーで、金型から成型した部品を外すための機構を実際に手で押して実感できるところは見学者が集中していた。タミヤがいかにプラモデルを生み出すか、実際の行程に興味が集まっていた。

【田宮模型の仕事展】
来場者の関心を集めていた
特に注目度が高かった最新金型
来場者から会長へ追悼メッセージ

物販では「1/12 Honda RA273(エッチングパーツ付)」の先行販売が!

 「タミヤフェア2025」の開催と同時に多くの人が足早に向かったのが北館のタミヤの物販コーナー。ここではプラモデルやRC、ミニ四駆など様々なタミヤ製品が購入できる。

 商品で注目なのがプラモデル「1/12 Honda RA273(エッチングパーツ付)」の先行販売。本製品は11月15に発売を予定していたが、「身箱に接着・固定されている金属パーツの台紙が外れているという不良が一部製品で確認されたため」という理由で一般販売は延期になってしまっている。「タミヤフェア2025」では一般販売に先駆けた会場限定商品として販売されていた。

 また特に多くの人が集まっていたのが「ミニ四駆」のコーナー。会場限定商品に人気が集まったという。このほかにも様々な商品をこの機会に買い求める人が多かった。

【物販コーナー】
「1/12 Honda RA273(エッチングパーツ付)」を先行販売
ミニ四駆コーナーは開場直後に大人気だった

「Honda RA272」のエンジンの爆音が轟く!

 協賛メーカーもブースを出展していたが、SANWA(三和電子機器)、双葉電子工業、KO PROPOといったラジコンプロポメーカーが出展していた。その中でユニークだったのが日下エンジニアリング。精巧なエンジン模型を販売するメーカーだが、今回日下エンジニアリングとHonda、タミヤのコラボレーションによるエンジン模型とタミヤのプラモデルをセットにした「Honda RA272 First Victory Memorial Set」を発表した。

 日下エンジニアリングの「1/6scale RA272Eエンジンモデル」とタミヤの「1/20scale Honda RA272 1965 MEXCO WINNER KIT」、さらに自動車画家・BOW氏が描き下ろした故・本田宗一郎とRA272のイラストも同梱。2026年2月末発売予定で、価格は165,000円だ。会場では「田宮模型の仕事展」のHonda RA272と共に展示されていた。

RC関連メーカーや、ファインモールドなどが出展
【Honda RA272 First Victory Memorial Set】
日下エンジニアリングとHonda、タミヤのコラボレーションによるエンジン模型とタミヤのプラモデルをセットにした「Honda RA272 First Victory Memorial Set」2026年2月末発売予定で、価格は165,000円

 ちなみに、今回展示された「Honda RA272」は「RA272 エンジンサウンド体験会」も開催していた。開場前のテストでこのサウンドを聴くことができたので、ムービーで紹介したい。

【「タミヤフェア2025」会場に轟く「Honda RA272」のエンジン音】

実際に作り、学べるコーナーが盛りだくさん

 「タミヤフェア2025」ではタミヤ製品を作ったり、動かせるコーナーが多かった。北館ではRCカーを操縦でき、南館ではミニ四駆組み立て教室、「トレイルミニ四駆 ファンブルン」の体験、「タミヤデコレーションシリーズ」の工作、「ローリングロボット工作セット」、「2チャンネル リモコン・ボクシングファイター」など「楽しい工作」シリーズの様々な製品を体験できた。

 特に面白かったのが「オリジナルビルド」。タミヤ製品の様々なプラモデルのランナーからパーツを切り出し、自分なりの模型を作ろうというプラモデル教室で、決められたものを作るのとは全く別なアプローチが面白かった。

【様々な体験・工作】
タミヤRCを体験
ミニ四駆製作教室
「トレイルミニ四駆 ファンブルン」の体験
「タミヤデコレーションシリーズ」の工作
「楽しい工作」シリーズの体験
【オリジナルビルド】
既存のランナーから全く新しい模型を作るオリジナルビルド

 かなりの盛り上がりを見せたのが、UMA(動く模型愛好会)協力の「タンクジオラマレース」。UMA製作の模型を走らせて凸凹の道をどこまで進めるか挑戦するイベントで、愛好会メンバーの1人としてフリーアナウンサーの松井康真氏が実況を担当、模型への愛を込めての熱意を込めたコミカルなアナウンスは、悪路を進む模型にさらなる迫力を与えていた。

【タンクジオラマレース】
UMA(動く模型愛好会)が作った模型で悪路に挑戦
様々な凹凸のある地形を模型が進む
フリーアナウンサーの松井康真氏が迫力の実況で会場を盛り上げる

ミニ四駆、RCカーの迫力のレース、RC戦車による対戦も!

 南館の「ミニ四駆ステーションチャンピオン決定戦2025」、北館の「タミヤGPワールドチャンピオン決定戦2025」はどちらも会場のかなりの面積でコーナーを展開、熱戦が繰り広げられた。

 「ミニ四駆ステーションチャンピオン決定戦2025」は年間通じて全国述べ1,000大会以上開催された「ミニ四駆ステーションチャレンジ1~5Rd.」で選出されたレーサーによる日本一決定戦。全国の猛者が集まる大会なだけにコースを非常に高速で進むマシンは見応えがあった。

【ミニ四駆ステーションチャンピオン決定戦2025】
全国の猛者が集まる大会なだけに練習なしの一発走行でレースが進行していった

 「タミヤGPワールドチャンピオン決定戦2025」は北海道から九州まで、日本全国の大会を勝ち抜いた代表選手とアジア・北米からの代表選手が集結し、ワールドチャンピオンを目指す。北館の半分を使った非常に規模の大きなレースであり、コーナーを駆け抜けるRCカーはかなりの迫力だった。

【タミヤGPワールドチャンピオン決定戦2025】
日本全国の大会を勝ち抜いた代表選手とアジア・北米からの代表選手が集結し、ワールドチャンピオンを目指して激突

 緊張感のある2つのレースに比べ、和やかな雰囲気だったのが「RCタンクオーナーズミーティング」。タミヤの「1/16RCタンクシリーズ」のオーナー達がエントリーし、投票で車体の魅力を競う「コンクールデレガンス」。さらに赤外線を利用した「バトルシステム」を装備して戦う対戦大会が開催された。田宮信央取締役社長との記念撮影も行われた。

【RCタンクオーナーズミーティング】
田宮信央取締役社長との記念撮影
投票で車体の魅力を競う「コンクールデレガンス」
赤外線を利用した「バトルシステム」を装備して戦う対戦大会

学生モデラーも集結! 合同作品展

 模型ファンの作品展示会として大学生による模型作品を展示する「MOKEI CAMPUS タミヤフェア学生模型祭」、静岡県内で活躍しているクラブを中心とした合同作品展「Shizuokaプラモクラブ合同作品展」も開催、力作が集まった。モデラー同士の交流や、テクニックの共有、さらには見学の子供と模型を語り合うなど、ファンならではの熱い交流が様々なところで展開していた。

【MOKEI CAMPUS タミヤフェア学生模型祭】
大学生による模型作品を展示する「MOKEI CAMPUS タミヤフェア学生模型祭」
【Shizuokaプラモクラブ合同作品展】
静岡県内で活躍しているクラブを中心とした合同作品展「Shizuokaプラモクラブ合同作品展」

大迫力のランチボックスに、黄金のエアロアバンテ

 「田宮模型の仕事展」での「Honda RA273」、「Honda RA272」だけでなく様々な実車展示もイベントでの大きな魅力だ。様々なイベントに登場しファンにはおなじみの「ランチボックス」は今回も人気を集めていた。タミヤの製品がそのまま目の前にあるような巨大なタイヤを装着したバギーマシンは見ているだけで楽しい。

【ランチボックス】
実車ランチボックスは一度見たら忘れられない大迫力だ

 そして「実車エアロアバンテ」がタカラトミーの「トミカ」とのコラボレーションで金色の特別カラーになっているのもかなりの迫力だ。この金色カラーのエアロアバンテは、トミカとして12月20日に発売される。2026年1月には「シャイニングスコーピオン」、トミカサイズで再現した「ミニ四駆レーサーズボックス」も注目だ。

【金のエアロアバンテ】
実車エアロアバンテが金色に!
タカラトミーとのコラボレーション
「トミカプレミアムunlimited ミニ四駆 エアロ アバンテ トミカ55周年コラボデザイン仕様」、12月12日 発売予定。価格は1,430円。「トミカプレミアム unlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 シャイニングスコーピオン」は2026年1月 発売予定。価格は1,430円
「トミカプレミアム unlimited ミニ四駆 レーサーズボックス(トミカ付き)」、2026年1月 発売予定、価格は6,050円

田宮会長を偲ぶ植樹も

 もう1つの注目ポイントが田宮俊作会長を偲んでの追悼植樹だ。毎年静岡ホビーショーが開催されるだけでなく、タミヤフェアなど様々なタミヤの関連イベントの会場となったツインメッセ静岡に、田宮会長を追悼しての植樹が行われる。今回、改めて田宮俊作会長の業績の大きさを実感させられた。タミヤ、そしてホビー業界を見守る木としてツインメッセ静岡の新しいシンボルとなるだろう。

【追悼植樹式】
ツインメッセ静岡の新しいシンボルとなるだろう