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全高39cmの圧倒的な存在感! ベルファインのプラモデル「おだてブタ」、製品版は成型色の細かい色分けで劇中イメージに近く組み立てられる

【ホビーメーカー合同展示商談会】
開催日:2月26日
会場:UDX4階 ギャラリー
※関係者のみ入場可能

 ホビーメーカー各社は合同で「ホビーメーカー合同展示商談会」を2月26日、UDX4階 ギャラリーにて開催した。この商談会では「ワンダーフェスティバル2026[冬]」で各社が出展した商品を流通業者向けに展示していた。今回、会場でいくつかの商品の詳細を担当者から聞くことができた。本稿ではベルファインのプラモデル「おだてブタ」を紹介したい。「おだてブタ」は4月発売予定で価格は5,500円。

「ヤッターマン」を代表するメカの1つと言える「おだてブタ」。全高39cmの大きさは、「こんなに大きかったのか」と思わせる存在感だ

 「おだてブタ」が最初に登場したのは1977年のアニメ「ヤッターマン」だ。本作は「タイムボカンシリーズ」の第2作であるが、特に「ヤッターマン」の人気は高く、リメイクや実写映画化もされている。「ヤッターマン」の最大の魅力は絶世の美女ドロンジョ、天才設計者ボヤッキー、怪力無双のトンズラーの"三悪"のやりとりだ。彼らは悪役として毎回ヤッターマンにズタボロにやられ、ボスであるドクロベーに過激なお仕置きを受けるのだが、懲りずにドクロベーの指令のもと、悪事を働き続ける。

 「おだてブタ」はドロンジョが部下をこき使うため、歯の浮くようなその場だけの褒め言葉で発憤させている時に、突然3人の前のメカのパネルが開き、機械で作られた椰子の木がニョキニョキと伸び、そこをブタのロボが登り、三悪に向かい「ブタもおだてりゃ木に登る、ブー」とツッコミを入れるのだ。美女に褒められていい気になっていた部下とドロンジョがずっこけるというのがお約束。「おだてブタ」を皮切りに以降は様々なツッコミメカが登場、シリーズの定番演出となっていく。「おだてブタ」は「ヤッターマン」のみならず「タイムボカンシリーズ」を象徴するメカと言えるだろう。

 ベルファインはプラモデルとして「おだてブタ」を再現。今回サンプルを見ることができたが、圧倒されるのはサイズである。椰子の木が39cmあるという。圧倒的な存在感だ。この大きさ、造形はタツノコプロからの資料から計算したものだという。プラモデル「おだてブタ」は1977年の「ヤッターマン」で設定されたサイズ、デザイン、彩色など当時の資料から立体化を行っている。

「ブタもおだてりゃ木に登る、ブー」というだけの、いわば一発ギャグ的な存在なのだが、かわいらしさを感じさせる丸いフォルムと、悲しげにも見える表情がとても味わい深い
展示されたサンプルのブタの色は企画者こだわりのピンク。設定画で決められた色だが、アニメでは場面によって色が異なったりするという

 開発者が自信を持っているのは「成型色」。製品版では椰子の木の緑、木の幹のメカ感、ブタのピンクの胴体、赤いリボン、顔の黒い部分まで、すべて色分けで表現するという。組み立てるだけでも設定イメージに近い形に組み立てられるという。

 アクションも注目ポイントだ。ブタの手足、頭部の回転はもちろん、椰子の木の葉が可動し、ハッチから出てくる形に畳まれるのだ。固定ポーズだけでも楽しめる商品だが、細かく動かしても楽しめる。特に椰子の葉の折りたたみギミックは、「ヤッターマン」のファンにはたまらない要素だろう。

メカの椰子の木、という独特のアイディアによる造形も楽しい
椰子の葉が可動する。ハッチから出てくる際の折りたたまれた形だ

 椰子の幹は共通のパーツを連結されて作られている。ブタのところだけ凸ジョイントが設定されており、ブタをセットできる。幹のパーツは共通なので組み替えれば好きな場所でブタを設定可能だ。組み替えていくだけで幹を上るブタも演出できるのだ。材質はPSで充分強度が保てるように設計したという。

 プラモデル「おだてブタ」の最大の魅力はその存在感だろう。突然出てきて「ブタもおだてりゃ木に登る、ブー」と鳴いて、三悪がずっこける。その数十秒しか出番がないメカなのに、プラモデルを組み立てたユーザーの目の前には全高39cmメカ椰子の木とそれにしがみつくブタメカがあるのだ。「こんなに大きかったのか……」と思わずつぶやく圧倒的な存在感。思わず「欲しい」と思わせる商品だ。

出てくるハッチの造形も細かい。なぜボヤッキーはこんなメカを作ったのだろう……
成型色でも細かく色分けされるという。ブタの蹄部分だけは塗る必要があるとのこと