レビュー
ガンプラ「MG 1/100 ドム」レビュー
2022年3月3日 00:00
組立を開始!アップデートが集中する胸部は可動性能が段違い
それでは早速組み立てていきましょう。まずはボディ上部と頭部からスタートです。今回のアップデートで最大の更新がされたのが胸部と肩部周りです。大きな設計変更のため、1999年版のパーツ(それも大きい)は新規金型のパーツに置き換えられることになります。
設計自体は1999年版を踏襲する形になっていますので、現在のようにディテールもりもりのフレームというわけではありませんが、その分可動性能がダンチになっていてジャイアント・バズを両手持ちするなど1999年版ではまだちょっと無理があった表情付けができるのでアニメで見たあのドムを作り上げることができます。
頭部に変更はありません。モノアイが水転写式デカールとなっているのでホイルシールのように剥がそうとしないでください。モノアイ自体はクリアーパーツなので裏からピンクで塗っても面白い効果が得られそうです。
腕部を組み立てる。外装のラインをよりイメージに近づけるアップデート!
腕部は構造というよりは外装のラインをよりアニメイメージにするためのアップデートが施され、肩アーマーが1ピース構造になるなど設計・成形技術の向上により実現されています。そしてこれもガンプラの進化の賜物である全指可動を実現し組立不要のハンドパーツ「エモーションマニュピレーター」が採用されました。
腕部を組み立てる。股関節に前後スイング機構を搭載!
腰部はドムの巨体を支えるための太い関節軸を持たせてあり、その保持力も問題ありません。“スカート”と言われる黒い外装裏には赤い裏打ちのパーツが用意され、そのコントラストには目を引かれざるを得ません。リアスカート内には3基のバーニアノズルが装備されていてこれぞまさしく“ドム”を体現するものとなっています。
脚部を組み立てる。巨大なフレームとフレアが迫力満点
アニメ初登場でもその活躍シーンにくぎ付けとなったドムのジェットホバーによる高速機動戦闘シーンはとても印象深いものでしたが腰部同様にスカート裏にバーニアノズルを装備しているという設定が当時のアニメシーンに“リアル”というものを持ち込んだ印象がとても新鮮でした。
キットのスタイリング的には1999年版と変わりませんが極太の内部構造やフレア内部の裏打ち、可動する3連バーニアの説得力が迫力満点です。太い軸とボールジョイントによって標準的MSであるMS-06ザクなどとは比較にならないほどの大きさの足首とソールを確実に支えてくれます。
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