レビュー
ガンプラ「RG 1/144 ガンダムエピオン」フォトレビュー
トレーズの信念を具現化したガンダム……その名はエピオン。RGでロールアウト!
2023年9月30日 00:00
- 【RG 1/144 ガンダムエピオン】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2023年9月30日
- 価格:4,620円(税込)
- ジャンル:プラモデル
- 全高:約127mm
今回フォトレビューするのは『新機動戦記ガンダムW(ウイング)』に登場する“RG 1/144 ガンダムエピオン”です。エピオンは軍事秘密結社「OZ(オズ)」総帥の座を追われ、失脚した「トレーズ」一派によって密かに開発されたガンダムタイプのモビルスーツです。
「人類は闘ってこそ意義がある」というトレーズの騎士や軍人としての信念を結実させた機体として格闘戦主体で闘えるように一般的なモビルスーツの装備であるビーム・ライフルは持たず、双頭の竜を思わせるMA(モビルアーマー)形態に変形し突撃してビームソードとヒートロッドといった近接戦闘装備をメインに戦闘を仕掛けます。
“エピオン”はギリシア語で「次の」・「次世代の」という意味を持っています。その意味の通り、それまでに登場した5機のガンダムのデータをもとに建造されたモビルスーツです。劇中では主人公の一人である「ヒイロ」が最初に搭乗しましたがウイングガンダムゼロへと乗り換えることとなり、その後はライバルでもある「ゼクス」の搭乗機となりました。
今回、9月30日の発売に先駆けてメーカーによる完成品サンプルをお借りできましたのでフォトレビューをお届けいたします。キットの特徴はRGシリーズならではの1/144スケールに凝縮したハイディテールと可動性能、アドヴァンスドMSジョイントによるヒートロッド、MA形態への変形機構までも備わったすばらしいキットのようです。それでは細かいディテールを見ていきましょう!ガンダムエピオンは兵器ではないのだ。君が敗者として帰還することを望む。
「RG 1/144 ガンダムエピオン」をチェック!
それではキットをチェックしていきましょう。今回はメーカーによる完成品サンプルを使ったフォトレビューとなりランナーの写真などはありませんが、資料を見るとA~Hで計10枚のランナー、リード線、リアリスティックデカール、組立説明書で構成されています。1/144スケールのRG(リアルグレード)シリーズはその凝縮された仕様でさすがの作り応えを想起させるパーツ構成のようです。
その組立内容と各パーツのこれでもか! といわんばかりのもりもりのディテールは組み上がるととてもすばらしいものがあります。資料を見てみるとRGシリーズならではの細かく色分けされたパーツがたくさん並ぶのですが、組み立て工程自体はまさにガンプラクオリティの簡単さと確実さを実現しているようです。細かいパーツの組み込みで飛ばさないように気を付けて作業しましょう!
エピオンは「エピオンシステム」を内蔵したモビルスーツです。ウイングガンダムゼロに搭載された「ゼロシステム」と基本的に同じシステムであり、「パイロットへの未来予測情報の提供と共に身体能力を強制的に引き出す」ことと引き換えに肉体的な負荷を強います。パイトロットは専用のスーツとデータヘルメットを着用する必要があり、相応の技量や肉体的・精神的な能力を要求します。
両手で高く振り上げることができる「ビームソード」
ライフル系の装備を持たないエピオンの主兵装であり格闘兵装である「ビームソード」はA.C.195年の時代においてトップクラスの攻撃力を誇っています。ビームソードのグリップの後端にエネルギーサプライケーブルを持ち、MS本体からのエネルギー供給を受けて2つあるビーム刃発生器から強大なビーム刃を形成します。
劇中においてこのビームソードを構えたエピオンは敵となるモビルスーツの集団に突撃、ビームソードを一振りするだけで周囲のモビルスーツを撃破するなどその攻撃能力はすさまじいものとなっています。
アドヴァンスドMSジョイントを採用した「ヒートロッド」
モビルスーツ形態では基本的に左腕にマウントされる小さなシールドを「エピオンシールド」と呼び、それは特殊コーティングによって対ビーム防御性能をも持っています。そのエピオンシールドの先端にあるクサビ型の部分を先頭に、鞭上に伸びる装備を「ヒートロッド」といいます。
伸ばしたヒートロッドは振幅し、さらに赤熱化して対象を破壊したり捕縛したりすることもできます。ヒートロッドもビームソードと同様に複数の対象を同時に撃破できる攻撃力を持っています。モビルアーマー形体時には機体後方に取り付け、翼竜のしっぽのように展開することでスタビライザーの機能も持たせられます。
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