レビュー

電動水鉄砲「エレクトリックホワイトショット」レビュー

1リットルの水で、1分間連射が可能! 戦闘力並ぶものなしの究極ウォーターガン

【エレクトリックホワイトショット】

開発・販売元:カヨ通商

4月5日発売

価格:3,880円

全長:約50cm

重量:638g

連続使用時間:約45分

 この夏、多くの人に手に取ってもらいたい水鉄砲がカヨ通商の「エレクトリックホワイトショット」本商品をはじめとした「エレクトリックアクアショット」、「エレクトリックスカイショット」の3つは、従来の水鉄砲を越える"戦闘力"を持っている。野山を駆けまわったり、サバゲーフィールドでの企画で「水鉄砲サバゲー」をプレイするのにぴったりの、"ガチ勢"にぴったりのウォーターガンだ。

 その中でも「エレクトリックホワイトショット」は"最強"である。タンク容量1,000ml、連続使用時間45分で勢いよく水流の連射が可能。さらに追加タンクも装備できるという、射撃能力、継戦能力に非常に優れた水鉄砲だ。この水鉄砲があれば、水鉄砲サバゲーでの覇者になるのも難しくはないだろう。強力な水鉄砲を求めている人、従来の水鉄砲に物足りない人は手にして欲しい。

 水鉄砲はこれまで手動式が主流で、勢いよく水が出るものがあってもすぐ打ち止めになったり、そもそも水流の勢いが弱い商品が多かった。モーターとバッテリーによる強力な水鉄砲は従来のイメージを覆してくれる。加えて「エレクトリックホワイトショット」は水鉄砲としてデザインが練り込まれており、カッコイイのだ。今回は本商品の性能のみならず、そのデザインも紹介していきたい。

タンクが空になるまで1分の連射が可能! 脅威の継戦能力を持つウォーターガン

 水鉄砲というと引き金を引く力で押し出す方式や、強力なものならばハンドルを動かして空気を溜め、一気に水流を吹き出すような"手動式"を思い浮かべるような人も多いだろう。しかし「エレクトリックホワイトショット」は違う。海や川に遊ぶときに持って行く"水を使った玩具"を越える、戦える水鉄砲なのだ。バッテリーとモーターによる強力さと、大容量タンクによる尽きぬ水流は従来の水鉄砲のイメージを軽々と越える。

 「エレクトリックホワイトショット」は全長約50cm、重量は638g。これにタンクを満杯にすると重量はさらに1kg追加される。両手で取り回すのにほどよい重さで、片手でも扱える。デザインも相まってサブマシンガンとしての雰囲気が感じられる重さだ。各部のチェックは後半に回し、まずは水を入れて撃ってみよう。

片手でもしっかり持てる。近未来的なデザインが楽しい

 グリップはストックと一体化したデザインで、後部の穴に親指を通して握る。ストックは短いためストックを肩に押し当てた射撃姿勢は難しいが、前方に灰色のハンドガードがありこれが非常に握りやすい。特に腰だめに構えるときにピタリとはまる。また赤いタンクに手をそえるようにも構えられるので、ハンドガードのデザインの優秀さは握ってしっかりと気がつかされる。

腰だめでしっかり構える。銃前方のハンドガードが手になじむ
フロントサイトをのぞき込んで射撃。ストックは短いがハンドガードのおかげでしっかり保持できる

 引き金を引くとかなり大きな作動音と共に水流が連射される。作動時の衝撃はそえている左腕に強い。水流は7m以上しっかりと飛ぶ。この勢いは電動ウォーターガンならではだろう。引き金を引き続ける限り連射できるるので、本物のサブマシンガンの様になぎ払うような射撃も楽しいだろう。銃本体にたっぷり入っていた水の重さが、連射することでみるみるうちに軽くなっていくのが楽しい。

【電動ウォーターガン「エレクトリックホワイトショット」、電動ならではの強力なショットと1リットルタンクの経戦能力】

 本商品の性能を試すため、モーターに負荷を掛けてしまうが、あえてタンクが空になるまで引き金を引き続けてみた。水流が途切れるまでおよそ1分、水は勢いよく出続けた。タンク容量1,000mlならでは長時間の連射能力だろう。実際に水鉄砲を使った場合は、走り回りながら、数発撃って移動という感じの使い方になると思う。この大容量タンクがあれば、一回の補充でかなり時間戦えるというわけだ。

 しかも「エレクトリックホワイトショット」は付属のアダプターを使うことで市販のペットボトルを接続可能なのだ。ペットボトルを接続すればさらなる大容量化が可能なのである! ペットボトルを持ち歩けるように工夫すれば、弾倉交換だってできるかも!

アダプターを使ってペットボトルを装着! さらに長い時間戦える!

 これだけ戦闘能力に特化した水鉄砲だと、一方的に人を濡らすのは不公平だ。「エレクトリックホワイトショット」はぜひ他にも強力な水鉄砲を持ち寄った「水鉄砲サバゲー」などガチな戦いに使って欲しい。追加弾倉(複数のペットボトル)を身につけて、弾倉交換まですれば、"水鉄砲戦士"の完成だ。

 「エレクトリックホワイトショット」はバッテリーフル充電でおよそ45分の連続動作が可能。現在の水鉄砲において最高峰と言える戦闘能力を持っている。これから暑くなる季節、この銃を相棒に激しい戦いをぜひ体験して欲しい。

 そして「エレクトリックホワイトショット」は性能だけでなく、水鉄砲として、実銃のデザインや、SFガンとしての要素も採り入れた、デザイン自体もカッコイイのだ。次章ではデザインのディテールに迫っていこう。

未来的、水鉄砲らしさを強調したカッコイイデザイン

 「エレクトリックホワイトショット」の最大の魅力はその未来的なデザインにあると言えるだろう。全体的なデザインはサブマシンガン風だが、巨大な水タンクが中心にあり独特のフォルムを形成している。大容量タンクのシルエットは「エレクトリックホワイトショット」が強力な水鉄砲であるのが直感的にわかる。

 本商品のデザインは「水鉄砲を近代的な銃の要素を入れたデザインはどういうものか?」というベクトルを強く感じる。SF映画などでは様々なデザインの銃器が存在するが、「エレクトリックホワイトショット」はそれらの武器とならんでも違和感を感じさせないかっこよさがある。そして手に持ってみるとわかるが、デザインだけでなく、握りやすく、取り回しもしやすいのだ。

大きなタンクが直感的に水鉄砲であることを理解させる。優れたデザインだ

 まず、マシンガンそのもののマズル(銃口)。銃の上にはフロントサイトがあり、本格的な銃の雰囲気を盛り上げる。

 タンクの前、灰色のパーツはハンドガードだ。銃身の下に手をそえるだけでなく、タンク部分も握れるのが非常に掴みやすく、持ちやすい。また真っ赤なタンクも色彩のデザインも含め非常に印象的だ。このハンドガードのデザインは非常に印象的で、握ってみるとそのデザインの優秀さを実感できる。

実銃のようなカッコイイ銃口とフロントサイト。ミリタリーテイストが楽しい
両手保持がしやすいしっかりしたハンドガード

 白いボディもスマートだ。タンクの上部や、電気コードが伸びる、実銃とは異なるSF的デザインの飾りが楽しい。そして水鉄砲であることを強力に主張する蓋のデザインもいい。実銃テイストがありながら、SF的で、しっかり水鉄砲だとわかる。

 グリップは握りやすく、水を入れた本体はかなり重くなるが、片手でもしっかり保持できる。しかも撃っているうちにみるみる軽くなり、ハンドガンように片手で取り回しができるのだ。

 一方ストックは短めのため両手で構えると物足りない。元々ストックは実弾を撃つときの衝撃を体で吸収するためのもので、水鉄砲においては雰囲気のための形状でしかない。しかも戦いに興奮してきて、銃も軽くなったら、片手でブンブン振り回すようになるので、逆にこのくらい短い方が良いのかもしれない。

1リットルの水が入る大容量タンク。白いボディに赤いタンクのデザインが楽しい
未来感を感じさせるケレン味たっぷりな飾り
グリップは片手でもしっかり銃を保持できる

 ストック後部はバッテリーホルダーとなっている。蓋はネジ留め式なので、しっかり締めれば乱暴に取り回しても外れることはない。バッテリーは3時間充電すると、45分の連続使用が可能だ。

 取水口は専用のアダプターを噛ますことでペットボトルを直接接続できる。取り回しから考えれば500mlの容量が現実的だ。ペットボトルが追加タンクにできるというのは遊びの幅をさらに拡げてくれる。

 「エレクトリックホワイトショット」は最先端の、戦闘力に秀でた水鉄砲で、「性能の良い水鉄砲が欲しい」、「カッコイイ水鉄砲が欲しい」というユーザーの夢を叶えてくれる。もちろん水辺遊びでも楽しい銃だが、この高性能を満喫するにはスポーツ的な「水鉄砲サバゲー」がベストマッチだろう。

 そしてやはりデザインに注目して欲しい。実銃の雰囲気を採り入れつつ、水鉄砲としての要素を詰め込んだデザイン。握りやすいハンドガードや、大型ながら取り回しやすい大きさ、印象的なカラーリングなど、「カッコイイ水鉄砲とはどういうものか」を考えたデザインは、「エレクトリックホワイトショット」を構えたときに実感できる。「なんかスゴイアイテムを持ってるぞ」という実感がこみ上げてくるだろう。

大きな取水口
ストックはかなり小ぶりだが、だからこそ取り回ししやすい
ストックの中にバッテリーを収納
アダプターを付けて、ペットボトルを接続

 カヨ通商は「電動ウォーターガン」として、「エレクトリックホワイトショット」に加え、P90にそっくりな「エレクトリックアクアショット」、より使いやすく手軽な電池式ウォーターガン「エレクトリックスカイショット」の3種を発売している。これらもぜひチェックして欲しい。

 バッテリーとモーターにより、水鉄砲は劇的に能力が向上した。本商品の生産は中国の工場だが、カヨ通商は開発に関わり、商品のブランディング、検品での性能チェック、日本語化されたしっかりしたパッケージなど、他の商品以上に品質管理を行っている。魅力的な商品を日本で展開するメーカー活動にも注目したいところだ。今後も色々な魅力的な玩具が発売される。しっかりと紹介していきたい。

【2つの電動ウォーターガン】
「エレクトリックアクアショット」はFN社が開発したサブマシンガンとアサルトライフルの中間を目指したカテゴリーの武器に属する「FN P90」そっくりのデザインが売り。価格は3,580円
「エレクトリックスカイショット」はミリタリーテイストの強いデザイン。電池式なため連射能力ではちょっとだけパワーが落ちるが、1,990円というより入手しやすい価格が魅力だ