レビュー

「METAL BUILD ゴッドガンダム&ゴッドガンダム弐(セカンド)」レビュー

METAL BUILDで体現される拳と武器による武闘の極致。多彩なアクションにレディ・ゴー!!

【METAL BUILD ゴッドガンダム&ゴッドガンダム弐(セカンド)】
開発・発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2025年8月25日
価格:44,000円
ジャンル:アクションフィギュア
サイズ:全高約180mm

 BANDAI SPIRITSは、合金完成品トイブランド「METAL BUILD」シリーズに、「ゴッドガンダム」が立体化。しかも、30周年記念外伝に登場した「ゴッドガンダム弐(セカンド)」に換装可能な豪華なアイテムととなっている。

 本体アイテムは「機動武闘伝Gガンダム」の主人公、ドモン・カッシュが駆るモビルファイター「ゴッドガンダム」を「METAL BUILD」シリーズで立体化したもの。これまでのプラモデル、アクションフィギュアで立体化されてきた「ゴッドガンダム」がついにハイエンドブランドの「METAL BUILD」で登場した。

 そして、「機動武闘伝Gガンダム」30周年記念外伝作品「機動武闘伝Gガンダウ外伝 The East is Burnig Red 三侠新傳~東方の珠~」に登場した「ゴッドガンダム」の新たな姿「ゴッドガンダム弐(セカンド)」が初立体化された。

ゴッドガンダム
ゴッドガンダム弐(セカンド)

 劇中ではドモンの格闘主体の戦闘スタイルで相手を翻弄、「爆熱ゴッドフィンガー」や流派東方不敗最終奥義「石破天驚拳」などインパクト抜群の技を繰り出すモビルファイターならではのアクションが魅力となっている。

 また、前期主役機「シャイニングガンダム」から「ゴッドガンダム」への乗り換えや「デビルガンダム」との戦い、そしてドモンの師匠である東方不敗マスター・アジアとの決戦など熱いドラマが展開された。

 「METAL BUILD」シリーズのダイキャストを使用した重厚感と安定した可動と保持力に加え、同シリーズオリジナルアレンジによるエッジの利いたシャープなスタイルの「ゴッドガンダム」となっている。

 劇中で登場したスーパーモードへの展開ギミック、籠手を展開した「爆熱ゴッドフィンガー」なども再現できる。そして、「ゴッドガンダム弐(セカンド)」はウィング部分に納めれた偃月刀、棍、三節棍、双節棍(ヌンチャク)、釵を巧みに操る。アニメでは格闘主体だった「ゴッドガンダム」とドモンの新たなバトルスタイルが再現できる。

 本稿では「METAL BUILD ゴッドガンダム&ゴッドガンダム弐(セカンド)」の魅力について語っていきたい。

内容物は少なくとも存在感抜群のエフェクトとコアランダー

 「METAL BUILD ゴッドガンダム&ゴッドガンダム弐(セカンド)」のパッケージから見ていこう。表紙には本アイテムが掲載され、「ゴッドガンダム」、「ゴッドガンダム弐(セカンド)」が描かれている。

 それぞれ印象的な「爆熱ゴッドフィンガー」を放つ「ゴッドガンダム」とビジュアルイラストを彷彿とさせる「ゴッドガンダム弐(セカンド)」が表現されている。

 背面には「ゴッドガンダム弐(セカンド)」の各種武装とポージング例が記載され、アクション表現の広さが感じられるものとなっている。

【パッケージ】

 内容物は大きなブリスター1つに小さいブリスター2つのコンパクトな印象となっている。

 しかし、コアランダーやゴッドガンダム弐換装用ウィング一式、そして日輪エフェクトと大型のパーツが収録され存在感抜群となっている。交換用手首パーツ左右各5種も収録され、「爆熱ゴッドフィンガー」を再現したものや外伝作品で披露された「シャイニングフィンガー」再現手首も収録されている。

 そして、ゴッドスラッシュの柄、刃や偃月刀のエフェクトパーツも入っている。また、交換用アンテナパーツも収録されている。

フィギュア本体
コアランダー、ゴッドガンダム弐換装用ウィング一式
日輪エフェクト、交換用手首パーツ左右各5種、連節ワイヤー、ゴッドスラッシュ柄、ゴッドスラッシュ刃、エフェクトパーツ、交換用アンテナパーツ
専用台座、ディスプレイジョイント
取扱説明書

 内容物を確認したところで、まずはコアランダーから紹介していこう。

 コアランダーは「ゴッドガンダム」のバックパック部分を構成する部分にもなっており、コックピットブロックにウィングを備えた未来の小型飛行機のようなデザインとなっている。

 直線的なラインでシャープなデザインで、ウィングなどに差し色のゴールドやマーキングが施され、高級感ある仕上がりとなっている。また、コックピットのキャノピーはパールの入った彩色でノズルも外側はガンメタリック、内部はゴールドで色分けされている。

【コアランダー】
コアランダー
背面
裏面
コックピットのキャノピーにはパール塗装が施されている
ノズルも外側内側で色分けされている

 フィギュア本体への接続も、劇中同様コックピットブロックを90度変形させて胴体と合体する仕組みとなっている。コックピット部分を倒すと、キャノピー部分が連動して引っ込む可動を備えており、背面ノズルが付き出されるような形となり「ゴッドガンダム」のプロポーションに合わせた配置となる。

 なお、コアランダー向けのディスプレイパーツは付属していないので、コアランダーだけで飾るのは難しい。

ドッキング状態のコアランダー
ウィングも劇中同様に展開

 そして、本アイテムではウィングパーツを差し替えることで「ゴッドガンダム弐(セカンド)」の新型コアランダーにすることができる。

 こちらのウィングは各節に武装を備えたもので、赤い翼のようなデザインとなっている。各節に収納されている武装を取り外し、展開することで多彩な武器となる。

 中でも棍用のパーツは連節パーツを使用することで三節棍、双節棍と多彩なバリエーションとなる。

コラランダーの左右ウィングパーツを外す
ゴッドガンダム弐換装用ウィングに差し替えることで新型コアランダーにすることができる
ウィング比較
展開状態
新型コアランダー
背面
ウィング展開状態
ウィングに各種武装が備わっている
偃月刀
棍、双節棍
三節棍

 コアランダーを確認したところで、次は「ゴッドガンダム」を見ていこう。